スプリットフィンガード・ファストボールとは、野球の変化球の一つである。
呼び方は略称であるS.F.F.かスプリットの方が一般的。
フォークの亜種である。
基本的な握り方は、縫い目が人差し指と中指の内側に触れる程度に指を開く、そのためフォークよりも握りが浅い。
握りが浅いためフォークよりも変化の幅が少なく奪三振能力は落ちるが、その分速いボールを投げる事が出来る。
特にキレの良いS.F.F.は打者がスイングを判断した後で落ちるため、凡打の山を築く事が可能である。
コースにきっちり投げ込めばストレートと勘違いさせて三振を取る事も可能ではある。
2010年現在のNPBにおける主な使い手は力者こと小野寺力投手だが、最もS.F.F.を有名にしたのは元巨人、パイレーツの桑田真澄であると思われる。また元中日の落合英司投手もよく使っていた。
要出展。というかソース元を無くしており、脳みそに残っている記憶から書き込むので注意。
フォークという球種は今においても通用する強力な変化球であるが、投球時に手首を固定させる必要があり、肘に負担を強いる球種である。
日本においてもフォークを武器とした投手は少なからず肘のケガを経験している者が少なくない。
よって、教育が目的に含まれる学生野球においてフォークを教えるのは精神的負担が生じた。
(日本では元南海の杉下茂氏や元阪神の故・村山実氏がフォークで一世を風靡しており、ブームの真っ最中である)
それを憂いたアメリカのとある大学野球の指導者が「負担の軽いフォーク」として考え出されたのがS.F.F.である。
握りを浅くしたので負担は確かに軽くなったが結局は手首を固定する為、それ相応の負担はかかるというオチがあるのだが、こうした目的で生み出されたS.F.F.は全米でも広く知れ渡りブームを築き上げた時期もあった。
これだけを見ると、ちょっとしたイイハナシダナーかもしれない。
日本においては(最近では海外においても)絶滅危惧種の変化球である。
そもそもS.F.F.をメインにする投手は少ない。
S.F.F.よりも安全に効果的に落ちる変化球としてチェンジアップが台頭してきたのも要因の一つで、
フォークと比べて中途半端なイメージを持たれることも多く、近年は使い手が激減している。
あまりにもな話だが、落ちないフォークとして定着しており、使い手が豪語しない限りはフォークに分類されている。
これが現実‥!
パワプロでもサークルチェンジや縦スライダーの方が人気も実力も強いので、滅多に使われなくなってる。
夢パーツならぬ夢球種と化しておりサクセスでも実在選手作成以外は敬遠されているのが現状か。
全盛期はおそらくプロ野球キング(NINTENDO64で発売)においてであろう。
変化するのが結構遅く、慣れてないと滅多に打てないので魔球に相応しい球種であった。
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最終更新:2025/12/13(土) 15:00
最終更新:2025/12/13(土) 14:00
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