セルゲイ・ヴォルコフとは、アニメ「遊☆戯☆王アーク・ファイブ」の登場人物である。
CVは希望皇ホープ(遠藤大智)
シンクロ次元に登場するデュエリスト。ムキムキの上半身と釣り合わない細い下半身、顔に刻まれた数々のマーカーが特徴的な大男。
嘗てはシンクロ次元で「デュエリストクラッシャー」の異名をとっていたデュエリストであり、対戦相手を再起不能にするまで甚振るという筋金入りの大犯罪者。セキュリティも彼を逮捕するのに20名も動員する必要があったほどで、逮捕された後も収容所で囚人30人以上、更にそこから送られた地下強制労働施設でも50人をも単機で潰し続けた。
その実力をギャラガーに目を付けられ、彼を介して治安維持局長官ジャン・ミシェル・ロジェの元へと送り込まれた。だがこの時に何らかの処置を施されてしまったらしく、片方の目が妖しく光る、極悪犯罪者とは思えぬ無口ぶり、体の様子をロジェに測定されているなどの描写が存在する。
初登場はフレンドシップカップ編からではあるがその当初はロジェの背後で佇んでいるのみで、初デュエルとなるデイモンとのデュエルでも劣勢かと思いきやいつの間にか逆転勝利を収めるなどはっきりとした描写は少なかった。
だが、奴は……弾けた。
そして来るアークファイブ第77話、フレンドシップカップ2回戦の先陣を切ることになり柊柚子と対戦する。
そこで後述するデッキや戦略を用い、何と自らにダメージやライフコストを課してライフを極限まで削る、その際に茨を自らに絡みつかせて喘ぎだす、更に自らに受けた傷やダメージを見て美しいと発言するなど遊戯王史上前代未聞のドM発言を連発。今までの無口振りが嘘のように饒舌を超えて狂いだすように大暴れし、これには実況のメリッサや視聴者もドン引きした。(でもいつもの遊戯王だったりする)
最終的にライフを極限まで削った戦略とエースモンスターを駆使して柚子のライフを一撃で削りとり、勝利をもぎ取った。更にはこの際、アクションカードを取ろうとした柚子に向かって自らD-ホイールをぶつけて妨害、彼女を機体ごと派手に吹き飛ばすなどリアリストぶりも披露している。
デュエルに関しては独自の美学があり、自らにダメージを課して極限まで耐え抜き、最後には圧倒的な暴威を持って相手を叩き潰すことに拘っている。更には対戦相手が健気であればあるほど、必死であればあるほどより美しく感じるなどどこぞのファンサービスをも上回る残忍ぶりである。
そして自らダメージを受けることに喜びを感じている節がある。うん、やっぱりいつもの遊戯王。
使用するのは茨(ソーン)と名のついた「茨の囚人(ソーン・プリズマー)」を始めとした悪魔族デッキ。どのモンスターも茨に絡みつかれているというドM仕様のデザイン。更にはモンスターが登場した際の声も呻いているなど不気味さ全開である。
メインデッキに存在する「茨の囚人」モンスターは現在のところ全てレベル1、攻守0で統一されている。またライフコスト400を支払い攻撃や戦闘ダメージを無効にする効果を多く搭載している。
セルゲイはこのモンスターを攻撃表示で召喚して相手に攻撃を誘わせて自らのライフを削りつつ、攻撃を凌いだ上で効果によりチューナーモンスターを展開。
シンクロ次元の住人らしくシンクロ召喚も行い、「茨の戒人(ソーン・オブザーバー)-ズーマ」を使用。この効果で相手のモンスターの行動を文字通り縛り、更に自らも含めダメージを発生させると言う嫌らしさ満載かつドM仕様全開のモンスター。
しかしこれすらもただのお膳立てに過ぎず、何と「融合」までもを使用しエースモンスターである融合モンスター「茨の超越戒人(ソーン・オーバーザーバー)-ヴァン・ダーリ・ズーマ」を融合召喚。
その効果で自ら削ったライフを利用して大幅な攻撃力増加と相手モンスターの弱体化を持って一撃で葬り去るという、セルゲイの美学と残忍性そのものというべきデュエルを展開する。
サポートカードとして永続罠「茨の増殖」も使用しており、これまた自分にもダメージを与えるというドM仕様のカード。
セルゲイはこれらを駆使して自らライフを調整し、「ヴァン・ダーリ・ズーマ」のための状況を作り出している。
因みにこの「ヴァン・ダーリ・ズーマ」という名前は、美しい芸術作品や尊い文化財を破壊・汚染する運動であるヴァンダリズム(vandalism)という言葉から来ていると思われる。
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最終更新:2025/12/13(土) 19:00
最終更新:2025/12/13(土) 19:00
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