ニコニコRPGの派生作品 単語


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ニコニコアールピージーノハセイサクヒン

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ニコニコRPGの派生作品とは「ニコニコRPG」の非公式続編・外伝・リメイク作品等の総称である。たいていはRPGツクールの作品を指し、SSなどは含まない。

概要

SD2氏製作のRPGツクール作品「ニコニコRPG」は史上初のニコニコツクールゲーであり、完成度も比較的高く、当時の視聴者・プレイヤーに多大な影響を及ぼした作品である。

しかし劇中には消化しきれていない謎があったり(例えば、アナゴさんに敗れたFooさん達が、何故最終決戦の地に来られたのか等)、エンディングは物語の続編を意識させるような内容だった(魔王が魂だけになりながらも生き延びている等)。 また作品内で使われた最新のキャラクター・ネタも、本作品の完結から時間が経つにつれて次第に古くなった。

そのためSD2氏に対して続編の製作を望む声もあったが、氏は製作をしない方針をとり「続編などを作りたい人がいれば作ってよい」旨のコメントを残すに留まった。

そこで別作者によってニコニコRPGの非公式な続編・外伝を名乗る作品や、物語は変えずに追加要素で新たなネタを保管していくリメイク作品が作られ動画投稿されていった。それらがニコニコRPGの派生作品である。

その結果がこれだよ!

だが現実は非情である。派生作品のほとんどは見るも無残な結果に終わっていった。 というのもほとんどは様々な事情からエターなることになったり、その出来栄えから大して評価されなかったりするからである。

ではどうしてそんなことになるのか? 以下の項目にその原因をまとめておくので、ニコニコツクールゲーの関係者の方は参考にしてもらいたい。人間は過去の失敗から学ばなければならない。

敗因

  • ツクール技術・経験の不足
    • 実は派生作品の製作者のほとんどがツクールの素人なのである。常識的に考えて、普通の作品ひとつ完成させられない人間が名作の続編など完成させられるはずがない。まして素人が作品の知名度を上げるためだけに本家のネームバリューを利用するなどは論外であろう。
  • シナリオ作成技術の不足
    • ツクールの技術と似通っているが、こちらはきちんとした物語を作る技術のこと。ネタを詰め込むだけ詰め込んで物語の整合性が取れておらず、内容が意味不明で話についていけないようなRPGは、少なくとも「ニコニコRPG」としては良くないということである。
  • キャラクター・ネタ選びの問題
    • オールスターものの性質上、必要となる知識が膨大である上に、それをどのように使うか(敵キャラにするか、重要なボスキャラにするか、技にするか、アイテムにするか等々)も作者のセンスの問われるところである。
  • 本編との関連性の問題
  • 視聴者との交流面での問題 
    • いわば煽り態勢や人生経験の不足ともいえる。 一応アンチについてもここで記述しておくと、 他人の廻しで相撲をとる行為が気に入らない者・派生作品のせいで本編が汚されたと感じる派生作品自体のアンチ、作品の内容に対するアンチ、製作者個人へのアンチなどに分類できる。その他、作品に対する期待感の裏返しから批評に繋がる場合もある。
  • 完璧主義・過度なこだわり
  • モチベーションの不足、リアルでの製作環境の問題
    • 某動画でエミネムさんも言っているが、ゲーム製作にはよくある話である。

派生作品の一覧

特に表記のないものは既にエターなった作品である。個別の記事が作られてないものはここで説明する。

※動画が削除されているものは、ストーリーなどを覚えている方がいれば加筆修正を行ってください。ただしあくまで中立的な立場から行い、作者個人への誹謗中傷は避けるようお願いします。

ニコニコRPGver.リメイク

  

作者:Kinaka氏

RPGツクール2000によるリメイク。おそらくツクール技術向上のための模倣だと思われる。

ニコニコRPG外(道)伝

  

作者:パタッパー氏

主人公は「まな」というオリジナルキャラで、本編のFooさんサイドの活躍を描いた作品。本家wiki等で活躍した絵師達の分身キャラクターが登場する、内輪ゲーとオールスターゲーを混ぜたような内容である。作品のクオリティは派生作品の中でも高めだが、反面更新が非常に遅かった(3カ月~1年に一度)。

作者は長らくこの作品を放置してきたが、2012年9月に生活面や精神面の不安定を理由に「無期限休止」を宣言し、2014年12月に正式にエターなったことを宣言した。

詳しくは「ニコニコRPG外(道)伝」のページを参照。

ニコニコRPG-RE-

   

作者:tappy(ペルオキソ一セレン酸)氏

RPGツクールVXによるリメイク。本編と同じストーリーだが単なる移植ではなく、様々な追加要素を加えた意欲作。…だったが次第に追加要素が多くなり過ぎて、もはや別物といえるほどカオスなシナリオになり、視聴者からの不評の声がきっかけで製作を一時中断・動画を削除した事で、事実上のエターナルとなった。おそらく派生作品の中で最も完成度・知名度が高い作品だろう(黒歴史扱いだが)。

内容を一部説明すると、5人制パーティ・合体技を備えた新戦闘システムを搭載。プレイヤーキャラにレリィ=フェルプス(in those days!)とブロントさんを追加。ゲーム内に登場したキャラが自動登録される元ネタ辞典を実装。敵も中ボスを含めて大幅に追加されているが、世界観とは無関係なものが多かった(幻想郷にFFのギルガメッシュがいるなど)。また、第1話の時点でパーティに坊主Cがいたり、第4話と第5話の間にオリジナルマップとボスが追加されていたり、第9話の地球防衛軍イベントで別の侵略者が襲来するなどストーリーの改変も多々あり、前述の通り最終的には別作品として評価できる内容である。

動画説明文にて2012年6月を目処に製作を再開するとの告知があったが、結局現在も凍結中である。

ニコニコRPG2~混沌の左上~

  

作者:ニコニコRPG2製作委員会(代表:Kinaka氏、HUMI-O氏)

主人公はロックマン。ストーリーは製作途中で一度作り直されたためシナリオが2つある。

ストーリーその1

本編終了から数ヵ月後、ロボットの町をDr.ワイリーのロボット達が襲撃、駆けつけたロックマンは、謎の存在「左上」の力で強化された襲撃隊のボス・メタルマンと交戦、一度は敗れるも、そこへ駆けつけたミクの兄・KAITOと共にこれを倒す。その後ミクがやってきて一件落着かと思いきや、魔王が登場、「新生魔王軍」の復活を宣言する。そしてロックとKAITOを蹴散らし、グランドソードを使ってミクを異次元に連れ去ってしまう。ロックとKAITOはまだ開いていた次元の穴に飛び込み、ミクを取り戻すべく異世界へと向かった。 着いた先は雲に覆われた場所(星のカービィの世界のスカイハイ)で、とりあえず先へ進んだロックとKAITOは倒れているカービィと出会う(このカービィは「()」ごしに会話が可能)。どうやらカービィは魔王に鉢合わせして襲撃されたらしく、魔王を倒すために二人の仲間に加わる。 魔王を追いかけて奥地へ向かった三人は、魔王とミク、そして魔王の協力者であるメタナイトと出会う。ここでカービィが魔王の呪いによって持ち前のコピー能力が使えなくなっていたことが明らかになり、それを知ったメタナイトは魔王を異次元に逃がし、三人を足止するために戦いを仕掛けてくる。バトル後半、一度遠くへ吹っ飛ばされたカービィがコピーの元「ビーム」を手に入れてパーティに再加入するというどこかで見たような演出があり、三人は戦いに勝利。メタナイトが逃走した後謎の爆発が起こり、三人は再び異次元に飛ばされる(終了)。

ストーリーその2

最初のミクがさらわれる所までは同じだがロックは重傷で動けず、KAITOのみが魔王にしがみつく形で異次元に飛んでいく。その後ロボットの町に駆けつけたピコ麻呂と坊主達はロックを見つけ、一緒にDr.ライトの研究所に自動転送された。シーンが変わり、魔王とDr.ワイリーとの会話。ここで魔王とワイリーは協力関係にあり、壊れたグランドソードを修理する換わりに、ロックの弱点を知るミクの身柄を引き渡す約束をしていたことが明らかになる。所変わってDr.ライトの研究所。無事に修理されたロックだったが、ミクを助けられなかったことに一人落ち込み不貞腐れていた。そこでピコ麻呂は友人の松岡修造を紹介し、彼の指導でロックは立ち直る。その後外を散歩していたロックと修造は、あたりが妙に寒くなっていることに気づき、寒さの原因になっていた氷の妖精チルノをやっつけて味方につける。その後世界の異変が起こったため一行は次元を渡れる能力を持った僧侶達に協力を求めるために会いに行くが、そこには彼らの抹殺に来ていた魔王の部下ケノンデーモンが待ち伏せており、そのパワーアップした力の前に一行は苦戦を強いられるが、復帰したKAITOとともに何とかこれを倒し僧侶達を救出する。その後は僧侶の力で異世界を転々とし、童実野町で城之内克也、相楽左之助(キワミ)、スカイハイで言葉の話せるカービィを仲間に加え、彼らの旅は続く(終了)。

ニコニコRPG2~涼宮ハルヒの不安~

  

作者:ふらつき氏

主人公は涼宮ハルヒとキョンで、本編の数ヶ月後の設定。本家の素材や演出を多数流用して作られているのが特徴。パーティに加入するキャラも半数は本家のキャラである。

詳しくは「ニコニコRPG2」のページを参照。 

新ニコニコRPG

   

作者:Prof.DON氏

主人公はニコニコの運営局に所属する「バン」というオリジナルキャラ。公表はないが作者は2013年中旬頃から動画を非表示にしており、おそらく製作から手を引いたものと思われる(2014年12月に復活した)。以下が動画一回分のあらすじ。

ストーリー

前作のカオスの崩壊から数年後、異世界ニコニコは復旧しつつあった。しかしニコニコ運営局に勤める城ヶ崎バンは、馬鹿な人間の遊び場と化した現在のニコニコの姿に呆れていた。するとそこに同じく運営のFooさんが現れ、「まあまあ、彼らのおかげで我々は儲けられるのですよ、いいじゃありませんか」と黒い笑いを浮かべる。続いて、「コラー!ほんわかレス推奨です!」とニコニコ大百科担当の本和ゆるりが登場。そうこうあって平和なニコニコだったが、突然、空飛ぶniceboat.が空襲をしかけてくる。

派生作品には当たらないもの

本来なら本編との関わりが低いかほとんどない作品については、タイトルが同じだけの別モノとして処分すべきであり、微妙なものは審議すべきではあるが、何分マイナーなジャンルで人手が足りないためにそのような審議を行えないのが現状である。

明らかに別作品なのは以下のものである。


派生作品かどうか疑わしいもの

要審議である。

ニコニコRPG1.5~さよなら陰陽師~

  

作者:R・MA(マヨ)氏

主人公は涼宮ハルヒとSOS団の面々で、本編の3ヶ月後の設定。ストーリーは琴姫が何者かに襲われた事件の謎を追うところから始まり、異世界を冒険していくというもの。カオスなシナリオと、当時小学生の作者が真面目に作っていたことから視聴者間で「グランドソードの再来」と呼ばれた。

本家との関連性:乏しい

後に「ニコニコレジェンド」とタイトルを変更している。

ニコニコRPG(改)~そして反省へ~

  

作者:SUWA氏

なぜか玄人向け のウディタによる製作。本家の素材を流用した二次創作的な作品だが、本家とは全く関連性のないことを作者は公言している。これを派生作品と呼べるかどうかは疑問だが、現時点では唯一完結した作品である。主人公はキーボードクラッシャーで、彼が突然何者かの仕業で学校にワープしてしまい、黒神めだかや出会った仲間達と共に元の世界へ帰る方法を探すべく旅立つ。

本家との関連性:公式に否定されている

ニコニコRPG/NEXT

作者:Rozen江南氏

本編終了から31年後の設定で、主人公は作者自身である(グラフィックも自撮りの写真を使用している)。RPGツクールではなく紙芝居クリエーターによる作品。作者の知識量の関係で登場するキャラやネタにかなり偏りがあるが、そのネタのファンには支持されているようである。

詳しくは「ニコニコRPG/NEXT」のページを参照。 

本家との関連性:軽薄

ニコニコRPG~Future~

作者:水撃ち200(aquashooting200)氏

本編から数年後の設定としているが、冒頭ナレーションで語られた程度であり、ニコニコで人気のあるキャラやネタは一部を除けば一切登場しない。主人公は「隼(はやぶさ)」というオリジナルキャラ。しかしこれも作者の自己投影キャラである可能性が高い。

本家との関連性:無いに等しい

後に「隼氏の大いなる妄想(輪廻)」とタイトルを変更している。


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関連項目

  • ニコニコRPG
  • ニコニコツクールゲー
  • RPGツクール

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