ヒューマギアとは、特撮ドラマ『仮面ライダーゼロワン』に登場するロボット。
飛電或人を新社長に迎えた大企業「飛電インテリジェンス」が開発・製造する人型AIロボ。一体一体が特定の仕事に特化したプログラムを組み込まれており、通信衛星ゼアの制御下のもと様々な仕事に従事している。物体認識技術と自己ラーニング機能によって相手が何者かを認識し自発的な思考に基づて行動する事ができ、人間と何ら遜色のない複雑な仕事もこなす。そんな人間の働き方に大改革を齎した彼らは「ゼロワンの世界」における人類の生活には欠かせない存在となっている。
しかし、そんな彼等を人類にあだなす脅威として悪用しようと目論む魔の手が迫っていた…。
人類の滅亡を目論む滅亡迅雷.netの刺客にベルト「ゼツメライザー」を装着させられ、プログラム改竄によって強制的に契約させられたヒューマギアが絶滅生物のデータイメージ「ロストモデル」を付加するアイテム「ゼツメライズキー」を装填する事により発生する怪ロボット。ゼツメライズキーにインプットされたプログラムに従い、人類を抹殺する為に暴れまわる。契約者に選ばれるヒューマギアはシンギュラリティに到達し明確な自我が発現した個体である。また、ベルトに「キー」の名を冠するガジェットを装填して変異するというプロセスはゼロワンと同一。
データを改竄されたヒューマギアは暴走のサインとしてヘッドデバイスのレッドアラートが点灯した状態になる。正常な状態に戻すことは技術的な問題から不可能に等しい為、現状マギアには破壊する以外の対処方法が存在しない。飛電インテリジェンス初代社長・飛電是之助はこのような事態が起きることを予測しており、対抗策となるゼロワンドライバーを秘密裏に作っていた。
本作における「今週の怪人」枠であり、生物モチーフがデフォルトの怪人は『仮面ライダー鎧武』のインベス以来6作品ぶりとなる。本人の意思を無視して敵勢力によって悪の手先に仕立て上げられ、基本的に倒す以外の術がないという点ではショッカー怪人に通ずるものがあり、敵と同種族でありながら主人公の仲間となったモグラ獣人やチェイスとはある意味真逆の存在と言える。
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※今後雑誌記事にて先行公開されたヒューマギアや映像ソフト未発売作品に関する情報が含まれる可能性があるため、ネタバレ注意
| 目次 | |
|---|---|
演:鶴嶋乃愛
「社長秘書のイズと申します」
飛電インテリジェンス社長秘書をつとめる本作のヒロイン。秘書型AIアシスタントの女性型ヒューマギア。二代目社長の座に就いた或人の秘書として付き従い、彼の仕事や戦いを忠実にサポートしてくれるが、或人の寒いギャグをいちいち律儀に解説する為嫌がられることも。そんな彼女も或人と共に仕事をしていく中で様々なことを学び、変わっていく事になる。
詳細はこちらを参照⇒イズ(仮面ライダーゼロワン)
演:成田愛純
飛電インテリジェンス副社長秘書として福添准に付き従う、秘書型AIアシスタントの女性型ヒューマギア。
演:山本耕史
「或人…夢に向かって…翔べ……」
或人が父と呼び慕うヒューマギア。少年時代の或人をデイブレイクから庇い犠牲となった。彼の「死」は或人が芸人を志す切欠となった。
身長:199.1cm
体重:104.6kg
特色/力:昆虫の絶滅種/鎌
契約者:腹筋崩壊太郎(演:なかやまきんに君)
分類:トガマムシ型マギア
登場回:第1話
「人類に夢を見る未来は来ない…」
白亜紀の日本に生息していたカマキリと似て非なる昆虫の絶滅種「クジベローサ・テルユキイ」のデータイメージを持つベローサゼツメライズキーによって発生したマギアにして、記念すべき令和ライダー怪人第1号。詳細は腹筋崩壊太郎の記事を参照。
身長:194.5cm
体重:88.2kg
特色/力:哺乳類の絶滅種/牙
契約者:マモル(演:吉田悟郎)
分類:カンガルー型マギア
登場回:第2話
「人間は…」
漸新世から更新世にかけて豪州北部に生息していた捕食性のカンガルー「エカルタデタ」のデータイメージを持つエカルゼツメライズキーによって発生したマギア。元は飛電インテリジェンスのエントランスロビーを警備する警備員型ヒューマギアで、マモルという名は是之助に与えられたもので、それを聞いた或人からは「オレの家族みたいなもんだな」と喜ばれている。
頭部に装着された伸縮自在の牙「カーニボーバ」を刺突武器として扱う。
暴走したオクレル=クエネオマギアから社員を守り或人から感謝され、損傷部位に黄色いスカーフを巻いてもらったが、この遣り取りを見ていた迅に目をつけられてしまう。再び飛電社屋に出没したクエネオマギアから市民を守ろうとした矢先、迅によって契約させられ或人の目の前でマギア化し彼に襲撃。データ改竄されたヒューマギアは破壊するしかないという辛い現実に直面し悲痛な思いと共にゼロワンに変身した或人との戦いになる。駐車場のバイクをハッキングして逃走するがライズホッパーを召喚したゼロワンに追い付かれ、最後はライジングカバンストラッシュによって破壊された。その後、記者会見の折に配備されていたマモルと同型の警備員ヒューマギアの右腕には或人がマモルに渡した黄色いスカーフが巻かれていた…。
マモルは或人と心を通わせながらもやむを得ず断腸の思いで破壊されたという点で、前話に登場した腹筋崩壊太郎との対比が描かれると共に彼とはまた違う形で悲劇性を視聴者に与えたキャラクターと言える。そのこともあり多くの視聴者が彼の最期を悼み放送後「マモルくん」というワードが腹筋崩壊太郎共々Twitterのトレンドに入っている。
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https://twitter.com/goroyoshidagoro/status/1170501905073618944
身長:197.9cm
体重:101.7kg
特色/力:爬虫類の絶滅種/ブーメラン
契約者:オクレル(演:寺本翔悟)
分類:トビトカゲ型マギア
登場回:第2話
「皆殺しだ…!」
三畳紀に生息していた、現生のトビトカゲに近い爬虫類「キュネオサウルス類」の絶滅種「クエネオスクース」のデータイメージを持つクエネオゼツメライズキーによって発生したマギア。元は運送会社「来図輸送」に配備された配達員型ヒューマギアで、飛電社屋へ配達に訪れていた最中に契約させられた。
トカゲの様に壁を這いずり回る事が出来るが、元となったクエネオスクースのような滑空能力はない。武器は胸部にマウントされているトビトカゲの被膜を模した「ブーメザン」で、近接戦のみならず投擲武器としても使用できる。また、頭部からはエネルギー弾を射出する。
飛電インテリジェンスのロビーに入り込んで暴れ回りA.I.M.S.やゼロワンとの戦闘になるが、不破諫と刃唯阿がゼロワンを暴走ヒューマギアと誤認して発砲した隙を見て撤退。再度飛電インテリジェンス社屋に出没するがA.I.M.S.の攻撃を受けて人気の無い所に誘導させられ、諫が変身した仮面ライダーバルカンシューティングウルフとの戦闘に突入。陽が沈んでもなお続いた戦闘はバルカンが放ったバレットシューティングブラストによって決着が齎された。
ちなみにスーツアクターはオクレル役の寺本氏が兼任している。
身長:197.9cm
体重:127.7kg
特色/力:頭足類の絶滅種/触手
契約者:シザーメンズ(演:石川誠)
分類:コウイカ型マギア
登場回:第3話
コウイカのような頭足類の絶滅種「べレムナイト類」の一種「ネオヒポリテス」のデータイメージを持つネオヒゼツメライズキーによって発生したマギア。元は美容師型ヒューマギアだった。戦闘に於いては頭部から延びる鋭利な先端を持つ触手「マーラタクル」を武器として用いる他、撤退時にはスミのように黒い煙幕を巻き散らす。
バルカンおよび乱入したゼロワンとの戦闘から撤退した後、迅の指示で一貫ニギローを含むヒューマギアをトリロバイトマギアに変え、彼らと共に行動を開始するが最後はゼロワンバイティングシャークのバイティングインパクトによって破壊された。
身長:???cm
体重:???kg
特色/力:???
契約者:バース
分類:コウモリ?型マギア
登場回:第?話
蝙蝠と思しき哺乳類のデータイメージを持つオニコゼツメライズキーによって発生したマギア。元はバス運転手型ヒューマギアだった。
身長:個体ごとに異なる
体重:個体ごとに異なる
特色/力:強靭な腕力/破壊力
登場回:第1話~
シンギュラリティ未到達のヒューマギアがマギアの有線接続ハッキングによって暴走プログラムを流し込まれ、暴走・変異した下等マギア。十分な自己を確立していないため、元の仕事に対応した音声を発するのみで意思の疎通はほぼ不可能。
トリロバイトとは「三葉虫」の事で、当時の生物種の90%以上が滅び古生代の終焉を齎した地球史上最大最悪の大量絶滅に巻き込まれて姿を消している。
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最終更新:2025/12/15(月) 09:00
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