『ファイアーエムブレム echoes もうひとりの英雄王』とは3DSで発売された任天堂のシミュレーションRPGである。開発はインテリジェントシステムズ。
| ファイアーエムブレム echoes もうひとりの英雄王 | |
|---|---|
| ジャンル | シミュレーションRPG |
| 対応機種 | ニンテンドー3DS |
| 発売元 | 任天堂 |
| 開発元 | インテリジェントシステムズ |
| 発売日 | 2017年4月20日 |
| 希望小売価格 | ■ソフト単品 4,980円(税別) ■LIMITED EDTION 6,980円(税別) |
| CERO | B |
| セーブデータ数 | - |
| その他 | ローカルプレイ対応 インターネット通信対応 |
2017年1月19日に行われた『ファイアーエムブレムダイレクト』で発表。1992年にファミコン用ソフトとして発売されたファイアーエムブレム外伝のリメイクである。
元々外伝自体が独特のシステムを多く持ちRPG的な要素が強い作品だったが、それらの独特なシステムの骨子はほぼそのまま維持しつつ調整を施し、ストーリーの肉付けやビジュアル面は大きな刷新を施したというこれまた独特な形式のリメイク作品となっている。
キャラクターデザインも現代に合わせて新規に描き起こされ、当時のデザインを上手いこと活かしつつ時代に合わせて書き起こされている。キャラクターデザインを担当したのは左氏。
キャラクター自体もに関しても元々キャラづけがSFC以降のFEと比較して薄めだったため、個性的なキャラづけがされ支援会話なども追加された。
また、ストーリーの追加にあわせ、敵味方それぞれに新キャラクターが追加されたり、当時ただの章ボスだったキャラクターにストーリー上の役割が付与されるなどしている。
歴代で初めてフルボイスとなっている(覚醒やifでも一部にのみ声がついていた)。また、スタジオカラー制作のアニメーションが挿入されるシーンもある。
アルムとセリカ、それぞれの軍を指揮しながら動かすシステムとなっている。
難易度はノーマル・ハードの2種類、モードもカジュアル・クラシックの2種類から選ぶことが可能。
シリーズ全体から見てもかなり特殊であった外伝のシステムが、調整されつつもほぼそのまま搭載されている。
今作でも外伝同様「ぶき」は回数制限が存在せず持っていなくても戦える。
また、「ぶき」「たて」「ゆびわ」「どうぐ」などの「もちもの」はキャラクターごとに1つしか持てず、「ぶき」に関しては職によって持てるアイテムも決まっている。
食べ物などの消耗品や簡単な武器なら探索や敵からのドロップアイテムとして結構な数を拾うことができるが、レアなもちものも存在する。
道具にはさまざまな効果が設定されており、単純な攻撃力・守備力のアップから、射程の増加・HP自動回復など、色々な効果を持つ。武器や盾に関しては、使い込むことで「戦技」が使用可能になるものも存在する。
さらに「錬成」で強化したりで別の種類の武器に変身させたりできる。
外伝の特徴の一つとして「弓は射程1-3、ボウナイトや弓装備時は射程5マス」というものがあったが、今作でもスキルとしてほぼそのまま採用されている。ただし、弓は命中率が高くはなく重量もあるので注意。
探索や敵から手に入る金貨や銀貨を消費することで、武器を強化・変化できる。
単純な強化は武器毎に強化可能な上限が異なり、武器の変化は文字通り別な武器に変化させることができる。
今作の魔法は「レベルアップで習得し、キャラによって覚える魔法が異なる」「使用の際にHPを消費する」という特徴がある。
さらに、「地形効果の影響を受けない」ため、厄介な地形に乗った相手にも有効となる。
ワープの射程が「ATK/2まで」に弱体化されるなどいくらかの調整が施されている。
一部の武器や盾を装備して使い込むと「戦技」を習得することができる。
魔法のようにHPを消費して使用できる特殊な技で、色々な効果がある。
その「もちもの」を持っている時にしか使用できないが、状況に応じて使い分けたい。
戦技には無規律に色々なネーミングがあり、若干のサガ臭。
「暗黒竜」「紋章」がクラスチェンジアイテムを使用し、キャラクターごとに1回のみ転職出来たのに対して、「外伝」では必要レベルに達して「ミラのしもべ」に話しかければ転職できる。
必要なレベルはクラス毎に異なり、初代暗黒竜や紋章の謎の仕様と同様「クラスの下限値に満たない数値を下限まで引き上げる」というものであるため、多くの場合すぐにクラスチェンジしても問題はない。
その一方で、レベル上限は20ありクラスチェンジするとLvは1になるため、ユニットを強くしたければダンジョン(後述)などでコツコツ育てれば、強力なユニットになる。
最上級になると特殊な能力を持つ職もある。
また、職によってクラスチェンジできる回数が変わる。少ないと
シスター → せいじょ
と1回だけだが、多い職になると
むらびと → ようへい → けんし → ませんし → むらびと
のように、なんと3回もクラスチェンジが可能である。
FEの敵と言えば、大体「人間か竜」だが、今作ではゾンビやガーゴイルといった、モンスターが多数登場する。主にダンジョンにいるが、敵の司祭が召喚したりもする。
大陸を見渡すだけでなく、大陸地図上の味方軍シンボルを実際に動かすことが出来る。FE他シリーズの「章を1つクリアするごとに、強制的に次の舞台へと移動する」システムとは対照的。このシステムは後に加賀氏が監修した「ティアリングサーガ」、FEでは「聖魔の光石」「覚醒」に受け継がれた。
味方軍のシンボルを進めた先に敵軍のシンボルがあると、戦闘に突入する。味方軍が動くのと同じく、敵軍も大陸を移動していく。敵の増援を利用して自軍を鍛えられるため、やりすぎると難易度が下がってしまうデメリットが存在するものの、大陸全図を眺めてストーリーの大まかな流れを捉えられる秀逸な演出とも言える。
フィールドを移動すると一応日数が経過するが、それで月がかわることはない。
世界地図上にはダンジョンが存在する。
今回はRPGのように徒歩で内部を探索できるシステムになっており、敵シンボルにぶつかると通常と同じSRPG形式での戦闘となる。
ダンジョン内では戦闘回数などに応じて「疲労度」が溜まっていき、最大HPの一時的な低下などが起こる、食べ物を食べるなどすれば回復できる。
クリアに直接関係ないところが殆どではあるが、基本的に何度でも入れLvアップなどに使える。
壺や木箱などの壊せるものの中にはアイテムが入っており、中には宝箱や、能力の上がる泉などもある。
また主人公(アルム、セリカ)を除き、クラスチェンジはダンジョン内の像に話すことで可能。
ミラの力を封じ込めた機械式時計のような宝具。アルムとセリカがそれぞれ入手できる。
「能動的に使用することはできない」とされてはいるが、時々過去や未来を見る力を発揮する時があり、特定の場所で使用するとその場所の過去を覗いたり、これから起こってしまいかねない未来を見せてくる時がある。
戦闘時は部分的に時間を巻き戻しできる能力を持ち、1戦闘に何回か時間を巻き戻すことができる。
不慮の事故等の時に有効で、能動的に運ゲーを仕掛けることもできる。
尚、所謂成長吟味に関してはレベルアップ時の成長は戦闘マップ突入の時点で決まってしまうため直接的な成長吟味はできないが、成長が悪いキャラをそのマップでレベルアップをしないことで悪い成長を避けることはできる。
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最終更新:2025/12/08(月) 16:00
最終更新:2025/12/08(月) 16:00
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