フライング・ソーサー(ヨーヨー)

ヨーヨー ＞ ヨーヨーのトリック一覧 ＞ フライング・ソーサー(ヨーヨー)

フライング・ソーサー(Flying Saucer)またはユー・エフ・オー(U.F.O.)とは、ヨーヨーのトリックの一つである。

概要

古典トリックの一つ。ハイパーヨーヨーでの名前は「ユーフォー」。
基本的に「空飛ぶ円盤」を意味する名称がつけられるが、コカコーラヨーヨーのトリックブックでは、はためくストリングをコカコーラの瓶に見立てて「コカ・コーラ・ボトル」と呼んでいた。

ヨーヨーを水平に投げ、ストリングの先端10センチほどをつまむことで、ストリングがはためきながらヨーヨーは水平に回転する。しばらく回転させたら、引き戻してキャッチ。

水平にスリープしている間、ストリングがはためき続けるが、この間はストリングのヨリが変わる。
緩むか締まるかはヨーヨーの投げ出し方向によって決まる。通常ヨリのストリングの場合、右に投げると締まり、左に投げると緩む。

公式戦では得点にならない、いわゆる「0A」トリックである。
また、バインド仕様のヨーヨーでは最後に引き戻すことができないため、当初フリースタイルで使われることはほとんどなかった。

しかし、本トリックは最古典クラスのホリゾンタルトリックといえ、ホリゾンタルトリックが隆盛を極めてくると、この系統のトリックも見直しが進められるようになった。

まず、ホリゾンタル状態でのバインド方法が開発され、UFOをバインドで戻すことができるようになった。
また、ヨーヨーの傾きにくさが劇的に向上したため、UFOの時間が延びたことや、ハブスタックやトップオンを駆使してUFOをより効果的に見せることが可能となった。
それでもやはり得点にはならないのだが、フィニッシュをかっこよく見せる技として、そしてヨーヨーを水平にしたままぶら下げておくための技として重宝されている。

2A部門での用途も同様だが、はっきり「UFO」であることを見せないと、「ビラ」と見なされて減点対象になることがある。

バリエーション

ラリアート

ストリングの先端をつまむことをせず、下部で水平に回転させ続ける。

この際、はためくストリングをズボンなどにぶつけて音を立てると「ラトルスネイク」というトリックになる。

トップオン・スネイク

ハブスタックを使用する場合は「ハブスタック・スネイク」。

ヨーヨーを水平に投げた上で指の上に載せ、「トップオン」の状態にする。
そのままスローハンドをヨーヨーの上に持って行き、「ラリアート」と同様にストリングをはためかせる。

サイドワインダー

縦方向のUFO。ストリングのヨリ調整用トリックである。

→サイドワインダー(ヨーヨー)

認定トリック

ハイパーヨーヨー

JYYFトリック認定

関連動画

関連商品

関連項目

• ヨーヨー
• ヨーヨーのトリック一覧
• UFO