プリキュアオールスターズDX2 希望の光☆レインボージュエルを守れ!とは (プリキュアオールスターズデラックスツーキボウノヒカリレインボージュエルヲマモレとは) [単語記事]

『プリキュアオールスターズDX2 希望の光☆レインボージュエルを守れ!』とは、プリキュアオールスターズ2作目の長編劇場アニメーション作品である。2010年3月20日公開。映画プリキュアの第8作でもある。

概要

前作の『プリキュアオールスターズDX みんなともだちっ☆奇跡の全員大集合!』の好評を受けて制作された続編であり、DX3部作の中編に当たる。前作のプリキュア戦士達に加え上映当時未登場のプリキュア戦士キュアパッション、『ハートキャッチプリキュア！』からキュアブロッサムとキュアマリンが加わり、プリキュアシリーズ全7作品（2010年当時）のプリキュア総勢17人が一堂に会している。

前回はオリジナルのボスに○○○ナー軍団だったが、今回はシリーズの敵幹部軍団が立ちはだかることになった。
MHからはドツクゾーンのウラガノス、S☆Sからはダークフォールのカレハーン、モエルンバ、ミズ・シタターレ、キントレスキー、プリキュア5からはナイトメア(株)のアラクネアとハデーニャ、5gogo！からはエターナル(財)のネバタコスとムカーディア、そしてフレッシュのラビリンスからはノーザが参戦している。カレハーンとアラクネアはS☆S本編でもやったあのギャグを披露しており、懐かしさを覚える人は少なくない。
また、TV本編で改心して味方になったS☆Sの満薫、5シリーズのブンビー、フレッシュの西南（ウエスター、サウラー）も登場しているが戦闘には参加しない（西南コンビ以外は台詞有り）。ただし、終盤に彼らがミラクルライトで応援しているシーンがあり（ブンビーはライト二刀流）、応援の先導は日向咲(キュアブルーム)の妹である日向みのりが担当している。その他にもDX同様、各シリーズのサブキャラ達が参加しており一部は台詞がある。

また、本編ではDX恒例の「OP曲に合わせた必殺技メドレー」は無く、その代わりとして本編のオリジナル合体技「プリキュアレインボージュエルソリューション」が登場する。尚、この合体技の発動時に流れてるBGMは『ふたりはプリキュアSplashStar　チクタク危機一髪!』のラストで流れた「時をこの手に」が使用されている。

プリキュアオールスターズでは、まだ経験の浅いその年のプリキュアを先輩方が後押しする作品の流れとなっており、ニコニコではプリキュアオールスターズをプリキュア新人研修などとも呼んだりするのだが、本作はとりわけその傾向が強い。

この作品も前作同様、小さなお友達から大きなお友達の心をしっかりハートキャッチし、興行収入・観客動員を共に前作を大きく上回った。

スタッフ

監督：大塚隆史
脚本：村山功
音楽：佐藤直紀・高梨康治
美術監督：平間由香
作画監督：青山充

主題歌・挿入歌

オープニングテーマ「キラキラkawaii! プリキュア大集合♪〜キボウの光〜」
- 作詞：青木久美子、作曲：小杉保夫、編曲：大石憲一郎
- 歌：池田彩/コーラス：ヤング・フレッシュ
エンディングテーマ「17jewels 〜プリキュアメドレー2010〜」
- メドレー編曲：大石憲一郎
- 歌：池田彩&工藤真由/コーラス：ヤング・フレッシュ

キャスト（ゲストキャラクターのみ）

ボトム：梁田清之

小ネタ・トリビア

ローズが俗にオープンゲットと呼ばれるローズ→ミルク変身→ローズに戻るという芸当を見せている。
これは有名な5のアクアチャンバラ回でアクアがハデーニャによって苦しめられた時のお返しという意味がある。
ハデーニャもミルクに変身したローズを見て「お前か」とローズの正体に気づくという5ファン胸熱の台詞を残している。
DXの時は続編を作るつもりはなかったが、もし続くなら三部作にしようという構想はあったらしい。
アフレコは、DX同様全員揃いはしたが、勢揃いでのアフレコシーンはとてもわずかだとか。
舞台挨拶の時に代表者としてあがったのはブラック家族＋キュアマリンだった。
が、過去の出演者の中にはわざわざお客（関係者席？）として駆けつけてきてくれた人もいた。
ちなみに本名陽子はこの後になのか、相棒のゆかなと喫茶店でお茶をしたらしい。
夢原のぞみ(キュアドリーム)役の三瓶由布子は記者が（特典収録される方の）見に来ている舞台挨拶の時、感慨のあまり泣いてしまった。
が、その後、記者のいない舞台で美墨なぎさ(キュアブラック)役の本名陽子が泣いてしまったことなども重なって周囲から「三瓶由布子は女優だ」と言われてしまったらしい。なお、三瓶由布子はプリキュア関係のことでよく泣いているのは有名な話である。
ちなみに特典映像では泣き腫らしてるシーンはカットされているが、明らかにその間で泣いているのがわかる。
カレハーン役の千葉一伸と、ムカーディア役の置鮎龍太郎が、本作の宣伝ポスターの前で二人してハートマークを作っている写真がある。これを見たブロッサム役の水樹奈々に「気持ち悪い（笑）」と言われてしまったとか。
この頃から以前よりも各シリーズの出演者同士がライブとパーティーを開催する機会が多くなった。
Blu-ray版は2010年7月21日に発売され、オールスターズの長編作品のBlu-ray販売は本作が最初となった。