プリキュアオールスターズとは、テレビアニメ『プリキュアシリーズ』の歴代主要キャラクター(プリキュア)の総称、およびそのキャラクターが登場するクロスオーバー作品群である。
プリキュアシリーズは2023年現在で20作目、代数にして18代目ともなっている。それまでの歴代プリキュアをプリキュアオールスターズと呼び、それと同時にプリキュア達が総登場する各媒体作品の事も指している。
代表的な物として、
等が上げられる。
なお、基本的にプリキュアと呼ばれるキャラクターは「キュア~」となっている主要キャラクターが基本であり、これに当てはめた場合、シャイニールミナスとミルキィローズは対象外となる。しかし、プリキュアオールスターズというカテゴリーの中ではこの2名も含まれるため、一般的にプリキュアと見なされるようになっている。詳しい一覧については「プリキュアの一覧」を参照されたい。
本記事では主に中核をなしている劇場用アニメ映画作品のうち3D作品を中心に記述する。以下の当該シリーズ作品についてはそれぞれの記事を参照されたい。
一時は終了となるはずだったオールスターズだが、2011年の夏のプリキュア関連のイベントにて上映されたミニシアター向け作品として復活した。
12分の短編作品でキュアビートまでの歴代22人のプリキュアがフルCGで登場し、モーションキャプチャーによるダンスを披露するというもので、完全3D作品として制作されている(3D作品はSSの『マジッ★ドキッ♥ 3Dシアター』以来)。
ダンス本編も見物であるが、編者としては冒頭と終わりのキュアドールを元にしたデフォルメチックのキュアメロディ・リズム・ビートのかわいさに注目したいところである。
なお、『プリキュアオールスターズDX the DANCE LIVE♡ 〜ミラクルダンスステージようこそ〜』として映像ソフト化されているが、Blu-ray版はBlu-ray 3Dではない(=3D映像として収録されていない)ので、その辺は注意のこと。
2016年12月23日から2017年1月29日にかけて、横浜市の3D専用シアター「DMM VR THEATER」で上映された3Dライブ作品。キュアフェリーチェまでの全プリキュア44人(『奇跡の魔法』からエコーとフェリーチェを入れ替えた形となる)が登場し、3Dホログラフィック映像として上演される。
3D形式かつイベント形式での上映は上述の『3Dシアター』以来となるが、ホログラフィック映像のため、『3Dシアター』など既存の3D映画と異なり眼鏡や機材を使うことなく上映見ることが可能となっている。
キャラクター的にはまほプリがメインとなり、プリキュア3人だけでなく、モフルンや校長先生も登場し(あと冒頭の注意でリズ先生もちょっとだけ出てくる)、他のオールスターズの面々はごくわずかという構成(ドキプリ以降はEDダンスもあったけど)。とはいえ、上映時間によっては校長先生やモフルンの台詞が変わっていたりするというお楽しみ要素もあった。また、CGのプリキュア達が立体的に登場するというその光景、新時代のプリキュアショーという印象を持った人も多かったようである。
オールスターズ映画は当初、DX3で終了する予定だった。これに関しては現実的な問題があり、
などの理由が監督から明かされている。
この内後者は、プリキュアシリーズそのものを長く続けていくためのプレミア感を維持するのに必要な処置と考えられるが、前者は物理的な制作量と上映時間の問題が関わってくる。
オールスターズ映画ではプリキュア全員に見せ場を用意し、同時に妖精も必ず登場させる必要がある。故に、これ以上続けた場合、制作陣にとってはかなり頭の痛い状況になりかねない(実際DX3の声優人数はある意味記録的なものになっている)。
また、これ以上長時間にすると、メインのお客様である女児には厳しいといった普遍の問題もある。
最終的にオールスターズDXシリーズは予定通り終了したが、オールスターズ映画自体は翌2012年もNewStageとして継続した。しかし、さすがに声優全員を揃えるのは難しかったのか尺の問題か(梅澤Pの談話では後者とのこと)、Yes!プリキュア5GoGo!以前の作品(所謂鷲尾P作品)のキャラクターは台詞無しとなり、以降の作品でも台詞有り無しのキャラクターが別れるという制限が付くようになる。
時を同じくして、毎年ゴールデンウィークにグランドプリンスホテル新高輪で開催されている、戦隊・ライダーとの合同イベント「ヒーローライブスペシャル」も、2010年・2011年はプリキュアオールスターズ全員集合を売りにしていたが、2012年はフレッシュプリキュア!以降のみの登場となった。
また、2013年1月27日に行われたNS2のアフレコではスマイル組とブロッサム・マリン・ハート・ソードはいたが、他の出演声優がおらず(最終的にこれらの面々とこのあとの2人、MH組とパッション・ビートで確定)、そもそも同日はダイヤモンドはリスアニ!ライブに、ロゼッタはガルパンのイベントに出演しており、出演する声優のスケジュールが上手くあわないという事態も起きている。
NS3も同様ではあったものの、シリーズの現場から離れ企画協力としてクレジットされた梅澤PのTwitterでのつぶやきでは「ようやく3部作通して歴代全員出す事ができた」と、真情を吐露すると共にキャスティングでの苦しい胸の内を明かす形となった。
当初はスーパー戦隊VSシリーズや、仮面ライダーのMOVIE大戦等と同様に、「現行の作品と前年度の作品のクロスオーバー」などの案も挙げられていた模様。その名残としてNewStageシリーズ以降では直近2作品を中心とした構成になっている。
「春のカーニバル♪」では直近2作品を中心にブラック家族(ピンクチーム)+α、「奇跡の魔法!」ではそれを拡張して柴田P以降の作品(=高木洋劇伴作品)のプリキュアは全員声が付く、NS1に近い形となった。
しかし、やはりこのオールスターズという形式には限界を感じているようで、シリーズ産みの親である鷲尾氏もプリキュア新聞2016年春号において、メインの観客である子供達の反応を見つつも、場合によっては方針転換を考える必要がある、という含みを持たせた発言をしていた。
そしてその鷲尾氏の発言が現実となった。『映画 魔法つかいプリキュア! 奇跡の変身!キュアモフルン!』上映後の特報で、2017年3月に公開される新作映画『映画 プリキュアドリームスターズ!』が発表、同時に公式ティザーサイトも開設された。これまでのオールスターズ路線から転換し、発表された特報映像とティザービジュアルにはプリンセスの4人と魔法つかいの3人のプリキュア、そして謎の和装の少女と青いキツネ。2017年1月に正式に発表され、この2作と同年の新作『キラキラ☆プリキュアアラモード』の計3作12人のプリキュアが謎の少女・サクラと共演するという、キャラクターを絞ったスタイルの映画になる。鷲尾氏が語る所によれば、やはり現在テレビを見ている子供たちがより楽しんでもらえる方向に向けたとしている。この路線は翌年の『映画 プリキュアスーパースターズ!』以降でも継承されている。その一方で『映画 キラキラ☆プリキュアアラモード パリッと!想い出のミルフィーユ!』では魔法つかいの面々がゲスト出演、併映短編もドリームスターズの妖精が登場する『Petit☆ドリームスターズ! レッツ・ラ・クッキン?ショータイム!』として制作された。
……と思っていたら、2018年10月公開のシリーズ15周年記念作品『映画 HUGっと!プリキュア♡ふたりはプリキュア オールスターズメモリーズ』で2年半ぶりにオールスターズが復活、さらに登場する55人のレギュラープリキュア全員が声つき出演という大盤振る舞いとなった。
それでもやはり増える一方のプリキュア。直近3作品クロスオーバーは『映画 プリキュアミラクルリープ みんなとの不思議な1日』で終了。『映画 ヒーリングっど♥プリキュア ゆめのまちでキュン!っとGoGo!大変身!!』でヒープリとプリキュア5、『映画 トロピカル〜ジュ!プリキュア 雪のプリンセスと奇跡の指輪!』でトロプリとハトプリの新旧2作品コラボ、『映画 デリシャスパーティ♡プリキュア 夢みる♡お子さまランチ!』の併映短編『わたしだけのお子さまランチ』では直近4作品クロスオーバーとなった。方針変更で春映画も取りやめになり、2023年9月公開の久々のオールスターズ作品『映画 プリキュアオールスターズF』ではレギュラー77人が登場することは予告されている物の、メインメンバーは『ひろがるスカイ!プリキュア』を中心に姫プリ以降の作品から選抜される形となっている。
一方『魔法つかいプリキュア!』では当初最後の1月はテレビ版オールスターズをやろうという構想はあった物の、諸般の事情で断念、その延長線で最終回本編に次作の主人公が先行出演するという新たなパターンを作り上げることになった。その後『HUGっと!プリキュア』において、まず先行する形で第21・22話にブラックとホワイトがゲスト出演、そして第36・37話ではついにテレビ版オールスターズを実現させた。しかもレギュラーの55人のみならず、キュアフラワー・キュアエコー・キュアテンダー・アロ~ハプリキュア・キュアモフルン・キュアペコリンといった非レギュラーのプリキュア、満薫・ロイヤルキャンディ・キュアワッフル状態のリオとプリキュアに準ずる力を持つ者たち、改心後のウエスターとサウラー、レジーナやゆいなど主だった仲間たちまでも登場する豪華さとなった。
ゲームに関しては、スイートプリキュア♪のゲーム版ではハートキャッチプリキュア!がゲスト参加している。一方で2013年にはWii用にオールスターズが登場するダンスゲームが発売され、2014年に発売されたハピネスチャージプリキュア!のゲームではオールスターズがゲスト出演している。2017年3月16日からはスマートフォンゲームとして「プリキュア つながるぱずるん」がサービスインしている。
プリキュアショーにおいては、前述の通り登場するキャラクターに制限が出るようになっており、近年ではその当時のクロスオーバー映画のメインとなるキャラクターを中心に、ブラック家族(ピンクプリキュア)が勢揃いする形態が主流となっている。ただし、2015年10月3日・4日には愛知県体育館で『Go!プリンセス』までの歴代レギュラー41人のプリキュアが勢揃いしたショーを開催、2018年10月21日には『オールスターズメモリーズ』公開記念で55人のプリキュアが横浜みなとみらいをパレードしたことがある。
また、『Go!プリンセス』からのミュージカルショーでは直近2作品のピンクプリキュアがゲストとして助太刀にやってくる場面も盛り込まれ、『アラモード』からはミュージカル本編とは別に直近3作品のプリキュアが登場するライブステージも設けられている。
◎=台詞あり、TVシリーズが映画公開時に放送中
〇=台詞あり
●=台詞あり、敵として登場(サブキャラクターのみ)
△=台詞なし
▲=台詞なし、変身・参戦していない
―=未登場
フルボイスで登場するプリキュアの数は、短編・DXは全員参加のため、勢揃いした人数と同じく、短編が11人、DX1が14人、DX2が17人、DX3が21人。NS以降は先述の通り、諸事情あって全員フルボイスこそ無くなってしまったが、それでもNS1が17人(エコー込みで18人、以下括弧内同)、NS2が16人、NS3が24人(25人)、春のカーニバルが19人、奇跡の魔法が25人(26人)と、決して少ないわけではない。
但し、「春のカーニバル♪」と「奇跡の魔法」の公式では劇中で台詞を発していないキャラクターも含めて担当声優の名前が掲載されているので本編をチェックしなければならない。
短編を除く声付きの最多出演者は計5名(いずれも7作品)。そのうち、7作品連続で出演したのはハートキャッチプリキュア!のキュアブロッサム(つぼみ)とキュアマリン(えりか)の2人で、いずれもDX2で初参戦し初登場以来声つきでは皆勤のプリキュアである。またNS3部作皆勤賞はこの2人とスマイルプリキュア!のキュアハッピー(みゆき)、キュアピース(やよい)、キュアマーチ(なお)の計5人となる。
一方、キュアサンシャイン(いつき)とキュアムーンライト(ゆり)はDX2公開時点では仲間入りしておらず、初登場作品ではサブキャラクター扱いであった珍しいパターンである(いつきはプリキュアになる前、ゆりはこの当時パートナー妖精のコロンを失い、プリキュアに変身できなくなっていた)。この2人はハトプリ終了後のDX3で初めてオールスターズの仲間入りを果たすこととなる。
キュアハニー(ゆうこ)はNewStage3上映当時テレビ本編に登場しておらず、 オールスターズ映画で先行登場する形となったが、本編ネタバレ防止のため、当時のレギュラープリキュアでありながら変身前の登場はなく、声も当てられなかった。キュアフォーチュン(いおな)は第1話から登場しているが、やはりこれも本編ネタバレ防止に加え、同時点でキュアラブリー(めぐみ)とキュアプリンセス(ひめ)とは別行動を取っていたため、パートナーの妖精ぐらさん共々登場しなかった。なお、後にこの2人+1匹は次作の「春のカーニバル♪」で正式に初登場することになる。
特殊な例ではキュアマジカル(リコ)で、後に人間界で過ごす際に「十六夜リコ」と名乗るが、「奇跡の魔法!」の時点では本編進行時点で名字がないままなので、この作品でもそれに準拠している。
キュアエコー(あゆみ)はNS2と「春のカーニバル♪」ではモブとして登場しているが、NS1とNS3ではメインとして登場し、「奇跡の魔法!」では公式の数に組み込まれているのでここに記載する。
短編 | DX1 | DX2 | DX3 | NS1 | NS2 | NS3 | 春 | 魔法 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
美墨なぎさ / キュアブラック | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | △ | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
雪城ほのか / キュアホワイト | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | △ | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
九条ひかり / シャイニールミナス | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | △ | 〇 | △ | △ | △ |
日向咲 / キュアブルーム | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | △ | △ | 〇 | 〇 | 〇 |
美翔舞 / キュアイーグレット | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | △ | △ | 〇 | △ | △ |
夢原のぞみ / キュアドリーム | ◎ | 〇 | 〇 | 〇 | △ | △ | 〇 | 〇 | 〇 |
夏木りん / キュアルージュ | ◎ | 〇 | 〇 | 〇 | △ | △ | 〇 | △ | △ |
春日野うらら / キュアレモネード | ◎ | 〇 | 〇 | 〇 | △ | △ | 〇 | △ | △ |
秋元こまち / キュアミント | ◎ | 〇 | 〇 | 〇 | △ | △ | 〇 | △ | △ |
水無月かれん / キュアアクア | ◎ | 〇 | 〇 | 〇 | △ | △ | 〇 | △ | △ |
美々野くるみ(ミルク) / ミルキィローズ | ◎ | 〇 | 〇 | 〇 | △ | △ | 〇 | △ | △ |
桃園ラブ / キュアピーチ | ― | ◎ | 〇 | 〇 | 〇 | △ | 〇 | 〇 | 〇 |
蒼乃美希 / キュアベリー | ― | ◎ | 〇 | 〇 | 〇 | △ | △ | △ | △ |
山吹祈里 / キュアパイン | ― | ◎ | 〇 | 〇 | 〇 | △ | △ | △ | △ |
東せつな(イース) / キュアパッション | ― | ― | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | △ | △ | △ |
花咲つぼみ / キュアブロッサム | ― | ― | ◎ | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
来海えりか / キュアマリン | ― | ― | ◎ | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
明堂院いつき / キュアサンシャイン | ― | ― | ▲ | 〇 | 〇 | △ | △ | △ | △ |
月影ゆり / キュアムーンライト | ― | ― | ▲ | 〇 | 〇 | △ | △ | △ | △ |
北条響 / キュアメロディ | ― | ― | ― | ◎ | 〇 | △ | 〇 | 〇 | 〇 |
南野奏 / キュアリズム | ― | ― | ― | ◎ | 〇 | △ | △ | △ | △ |
黒川エレン(セイレーン) / キュアビート | ― | ― | ― | ― | 〇 | 〇 | △ | △ | △ |
調辺アコ / キュアミューズ | ― | ― | ― | ― | 〇 | △ | △ | △ | △ |
星空みゆき / キュアハッピー | ― | ― | ― | ― | ◎ | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
日野あかね / キュアサニー | ― | ― | ― | ― | ◎ | 〇 | △ | 〇 | 〇 |
黄瀬やよい / キュアピース | ― | ― | ― | ― | ◎ | 〇 | 〇 | △ | △ |
緑川なお / キュアマーチ | ― | ― | ― | ― | ◎ | 〇 | 〇 | △ | △ |
青木れいか / キュアビューティ | ― | ― | ― | ― | ◎ | 〇 | △ | △ | △ |
坂上あゆみ / キュアエコー | ― | ― | ― | ― | 〇 | ▲ | 〇 | ▲ | 〇 |
相田マナ / キュアハート | ― | ― | ― | ― | ― | ◎ | 〇 | 〇 | 〇 |
菱川六花 / キュアダイヤモンド | ― | ― | ― | ― | ― | ◎ | 〇 | 〇 | 〇 |
四葉ありす / キュアロゼッタ | ― | ― | ― | ― | ― | ◎ | 〇 | △ | 〇 |
剣崎真琴 / キュアソード | ― | ― | ― | ― | ― | ◎ | 〇 | △ | 〇 |
円亜久里 / キュアエース | ― | ― | ― | ― | ― | ― | 〇 | △ | 〇 |
愛乃めぐみ / キュアラブリー | ― | ― | ― | ― | ― | ― | ◎ | 〇 | 〇 |
白雪ひめ / キュアプリンセス | ― | ― | ― | ― | ― | ― | ◎ | 〇 | 〇 |
大森ゆうこ / キュアハニー | ― | ― | ― | ― | ― | ― | △ | 〇 | 〇 |
氷川いおな / キュアフォーチュン | ― | ― | ― | ― | ― | ― | ― | 〇 | 〇 |
春野はるか / キュアフローラ | ― | ― | ― | ― | ― | ― | ― | ◎ | 〇 |
海藤みなみ / キュアマーメイド | ― | ― | ― | ― | ― | ― | ― | ◎ | 〇 |
天ノ川きらら / キュアトゥインクル | ― | ― | ― | ― | ― | ― | ― | ◎ | 〇 |
紅城トワ(トワイライト) / キュアスカーレット | ― | ― | ― | ― | ― | ― | ― | ― | 〇 |
朝日奈みらい / キュアミラクル | ― | ― | ― | ― | ― | ― | ― | ― | ◎ |
リコ / キュアマジカル | ― | ― | ― | ― | ― | ― | ― | ― | ◎ |
プリキュアの激しいバトルシーンの影に隠れがちだが、彼女たちを助ける妖精もプリキュアオールスターズには欠かせない存在。時にはミラクルライトで敵を倒してしまうこともあるなど、サポートだけでなく時には戦力としても大活躍を見せている。
声付きで登場したのは、DX1が13匹、DX2が15匹、DX3が17匹、NS1が7匹、NS2が9匹、NS3で3匹、春のカーニバルで5匹、奇跡の魔法で4匹と、DXではプリキュアに匹敵する数を誇る(プリキュアに変身するミルク、NS2から登場のグレルとエンエンを除く。また、フェアリートーンは8匹全員で1匹扱いとする)。なお、短編でも初代~プリキュア5GoGo!の妖精がEDに登場するが、全員台詞は無い。
「春のカーニバル♪」と「奇跡の魔法」の公式サイトではプリキュアサイドと同様に、劇中で台詞を発していない妖精にも担当声優の名前が掲載されているのでこれも要注意である。
この中で目を引くのは、フレッシュプリキュア!のタルトである。妖精ではDXからNS2まで5作品連続で声つきで登場しているのは彼ただ一人である(残念ながらNS3では声がなく皆勤賞は途切れてしまい、タルト役の松野太紀のプリキュアオールスターズ全作品出演も無くなってしまった)。これは、タルトが他の妖精と比べて精神年齢が高く大人びており、説明役として使いやすいのが大きな要因と考えられる(プリキュア5のココとナッツも人間の姿では成人男性だが、妖精になると少し子供っぽくなる)。
一方で、SSのチョッピ役を務めていた松来未祐がDX3での出演を最後にチョッピの台詞出演の機会がないまま2015年10月27日に急逝、これにより、遠い将来訪れると思われていた、今後新規録音という形でレギュラーの妖精役全員が揃って声を出すことが不可能になるという事態が、あまりにも早い段階で訪れることとなってしまった(因みに松来の死後に公開された「奇跡の魔法」では台詞こそないものの、公式サイトではチョッピの担当声優に松来の名前が掲載されている)。
なお、スマイルプリキュア!のポップはTV本編ではサブキャラだが、オールスターズではメインキャラとして登場しており(ただし、プリキュアまんがえほんには未登場)、グレルとエンエンは「春のカーニバル♪」ではモブとして登場しているが、NS2とNS3はメインとして登場している(ただし、奇跡の魔法ではパンフレットに記述はあったものの本編では未登場)のでここに記載する。
DX1 | DX2 | DX3 | NS1 | NS2 | NS3 | 春 | 魔法 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
メップル | 〇 | 〇 | 〇 | ― | 〇 | △ | 〇 | △ |
ミップル | 〇 | 〇 | 〇 | ― | 〇 | △ | △ | △ |
ポルン | 〇 | 〇 | 〇 | ― | △ | △ | △ | △ |
ルルン | 〇 | 〇 | 〇 | △ | △ | △ | △ | 〇 |
フラッピ、チョッピ | 〇 | 〇 | 〇 | ― | △ | △ | △ | △ |
ムープ、フープ | 〇 | 〇 | 〇 | △ | △ | △ | △ | △ |
ココ(小々田コージ)、ナッツ(夏)、シロップ(甘井シロー) | 〇 | 〇 | 〇 | △ | △ | △ | △ | △ |
シフォン | ◎ | 〇 | 〇 | 〇 | △ | △ | △ | △ |
タルト | ◎ | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | △ | △ | △ |
シプレ、コフレ | ― | ◎ | 〇 | 〇 | △ | △ | △ | △ |
ポプリ | ― | ― | 〇 | 〇 | △ | △ | △ | △ |
ハミィ | ― | ― | ◎ | 〇 | △ | △ | △ | △ |
フェアリートーン | ― | ― | ― | 〇 | △ | △ | △ | △ |
キャンディ | ― | ― | ― | ◎ | 〇 | △ | △ | △ |
ポップ | ― | ― | ― | ― | 〇 | △ | △ | △ |
シャルル | ― | ― | ― | ― | ◎ | 〇 | △ | △ |
ラケル、ランス、ダビィ(DB) | ― | ― | ― | ― | ◎ | △ | △ | △ |
グレル、エンエン | ― | ― | ― | ― | 〇 | 〇 | ▲ | ― |
アイちゃん | ― | ― | ― | ― | ― | 〇 | △ | △ |
リボン | ― | ― | ― | ― | ― | ◎ | 〇 | △ |
ぐらさん | ― | ― | ― | ― | ― | ― | 〇 | △ |
パフ | ― | ― | ― | ― | ― | ― | ◎ | 〇 |
アロマ | ― | ― | ― | ― | ― | ― | ◎ | 〇 |
モフルン | ― | ― | ― | ― | ― | ― | ― | ◎ |
オールスターズ総出演なのは、プリキュアや妖精達だけではない。TVシリーズ本編で活躍したプリキュアの協力者・家族や学校の関係者・逝去しているキャラ(「ハートキャッチ」のコロン、「映画 ドキドキ!」の五十鈴(ベベル)など)、そしてかつてはプリキュアと戦い、後に改心して味方になった元敵幹部と元敵ボス・映画のゲストキャラなどがバラエティに富んだ面々が数多く登場する。
なお、フレッシュとドキドキ!以外のサブキャラクター達(協力者・改心した敵キャラ・映画キャラは除く)はTV最終回後もなぎさ達らがプリキュアである事とパートナー妖精達の存在は知らないままである。
元々のキャストが桁外れに多いため、台詞のあるサブキャラは少ないが、後の作品でプリキュアの声を務めたキャラクターは兼役できるために、台詞が与えられる可能性が高く、その分優遇されている。特にDX3の場合、台詞があるサブキャラ・敵キャラ・映画キャラは全員、中の人がこの後のシリーズでプリキュアか妖精を演じたキャラである。
DX2・DX3のクライマックスでは、作品の枠を超えてミラクルライトで応援する姿は、実に壮観である。
一方、台詞の無いプリキュアや妖精もいるNS以降になると、残念ながら台詞付きのサブキャラクターは登場しない。そんな中で、フレッシュのカオルちゃんは一度も喋っていないものの、DX1からみんなで歌う♪奇跡の魔法まで全ての作品に顔を出している。密かにドーナツ店の全国展開を目論んでいるのだろうか?(正確にはミユキさんも全作品に登場しているが、DX1は電車の広告に顔が映っているだけで直接姿を見せているわけではない)。但し、カオルちゃんの担当声優の前田健は2016年4月26日に急逝してしまっているため、仮に台詞付き出演する機会があるとすれば代役を立てざるを得なくなる。
作品によっては現実の世界には登場せず、歴代プリキュア達の夢の中や回想シーンのみ登場する事がある。
なお、オールスターズ映画のみ登場するキャラクターもここに記載する。
なお、DX3に登場した敵キャラたちはいずれも本人ではなく、ラスボスのブラックホールが彼らの邪心だけを抽出して復活した存在である。また、NS1に登場した砂漠の使徒の幹部たちも、正確には彼らの素体となっていた一般人である。一方、「春のカーニバル♪」に登場したドール王国の住人たちは『映画 ハピネス』の終盤で消滅または元の人形に戻ったはずだが、詳細は不明。
スーパー戦隊シリーズの最終回などでよく見られる引き継ぎ式。プリキュアシリーズではあまり見られず、スイートプリキュア♪終盤のエンドカードでのスイプリ・スマプリ共演や、ハピネスチャージプリキュア!からは最終回での主人公によるバトンタッチメッセージが行われてきているが、実質的にはオールスターズシリーズが基本このバトンタッチを担ってきた。
一方中の人はと言えば、DX3のアフレコ当日、公私ともに親交の深いドリーム役の三瓶由布子、マリン役の水沢史絵、メロディ役の小清水亜美が揃って出演したことで、たまたまおいてあった非常灯をバトンに見立て、三瓶立ち会いの下、水沢から小清水へ、バトンの引き継ぎが行われた。
これが翌年のNewStageでは、タイアップしているチキータが差し入れで持ってきたバナナをバトンに見立て(どうやらこれを思いついたのは水沢の模様)、小清水がハッピー役の福圓美里をトイレの前に呼び出して水沢立ち会いの下バナナを渡したことにより、この引き継ぎ式が慣例化することとなった。しかもその翌年からはきちんと作品ポスターの前で行うようになっている。また主人公(ピンクプリキュア)役以外でもバトンを渡される事がある。
プリキュアシリーズ10周年記念作品となる「ハピネスチャージプリキュア!」において、初代からドキドキ!プリキュアまでの歴代プリキュア33人からの「10周年記念メッセージ映像」が放送されることになった。
映像はすべて新規書き下ろしとなり、33週にわたって1人ずつ、番組冒頭に登場し、それぞれ個性あふれるメッセージを届ける。なお、各メッセージは「ハピネスチャージプリキュア!」のDVDとBDに収録されているほか、東映アニメーション「ハピネスチャージプリキュア!」公式サイト(外部リンク)から見ることができる。
※第14話は、プリキュアシリーズ放送500回を記念して、ハピネスチャージプリキュア!のメンバーによるメッセージが放送された。
話数 | 登場プリキュア | 話数 | 登場プリキュア | 話数 | 登場プリキュア |
第1話 | キュアブラック | 第12話 | キュアハート | 第24話 | キュアレモネード |
第2話 | キュアドリーム | 第13話 | キュアミント | 第25話 | キュアダイヤモンド |
第3話 | キュアパッション | 第15話 | キュアメロディ | 第26話 | キュアビート |
第4話 | キュアムーンライト | 第16話 | キュアベリー | 第27話 | キュアロゼッタ |
第5話 | キュアハッピー | 第17話 | キュアルージュ | 第28話 | キュアマリン |
第6話 | キュアイーグレット | 第18話 | キュアピーチ | 第29話 | キュアピース |
第7話 | キュアアクア | 第19話 | キュアエース | 第30話 | ミルキィローズ |
第8話 | キュアパイン | 第20話 | キュアサンシャイン | 第31話 | キュアサニー |
第9話 | キュアリズム | 第21話 | シャイニールミナス | 第32話 | キュアソード |
第10話 | キュアブロッサム | 第22話 | キュアビューティ | 第33話 | キュアミューズ |
第11話 | キュアマーチ | 第23話 | キュアブルーム | 第34話 | キュアホワイト |
MADを含めた内容に関しては→プリキュア10周年記念メッセージリンク
掲示板
1455 ななしのよっしん
2023/11/04(土) 12:37:47 ID: zQqs8r3epJ
スタッフも敢えてそうしているのかもしれないけど
プリキュアのオールスターズも共演モノのお約束で他シリーズと浮かないように本編終了後でもキャラが違う子もいるから
あくまで本編は本編、オールスターズはオールスターズと分けて考えるべき
共演モノは本編より一面が誇張されるキャラも、キャラ自体が変わるキャラも珍しくない
プリキュアの初代最強説は少なからずオールスターズの影響もあると思う
1456 ななしのよっしん
2023/11/21(火) 19:20:53 ID: nHG12UksZZ
凄い今更だけど、キュアブラックがいわゆるダーク系プリキュアだと誤認されてしまう
なんて事は無かったんだろうか? 正規のプリキュアで黒をイメージしてるのって
キュアブラックだけだし、それ以外は基本的にダーク系プリキュアだかんな。
1457 ななしのよっしん
2024/04/18(木) 03:17:33 ID: CQ6RCpWUmF
NS2で技使う時の
キュアサニーが明らかにプリキュワ!って言ってて
笑っちゃうんすよね
急上昇ワード改
最終更新:2024/09/18(水) 06:00
最終更新:2024/09/18(水) 06:00
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