ホワイトアロー (列車) 単語

ホワイトアロー

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ホワイトアローとは、国鉄→JR北海道で運行されていた列車名である。

概要

札幌~旭川間にはほぼ同区間にエル特急ライラックが運行されていたが、その速達便として両駅をノンストップで結ぶ列車として設定されていた。列車名はJR西日本のオーシャンアローや西武鉄道のレッドアローで使われている、早さや直行便を意味する矢の英訳のアローが使用された。

道央道札幌JCT~旭川鷹栖IC開通による高速バスの時間短縮に対抗する為に新車の785系を投入した際に列車名もスーパーホワイトアローに変更された。英語表記のSuperWhiteArrowの頭文字からSWAと略される場合もある。列車名が長すぎるために切符には「スパホワイトアロ」と印刷されていたが、切符を取る際には「○○分発の指定席」のような取り方をしていたので特に問題は無かったようである。また、JR北海道にあるスーパー○○と付いた列車名の初めての列車である。

スーパーホワイトアローが785系・ライラックが781系と車両の違いにより日中は札幌~旭川間は前者両駅00分発の1時間20分運転・後者両駅30分発1時間30分で結ばれていた。781系の新車置き換えで785系と同時間の札幌~旭川間を1時間20分で結べる789系が投入される時にライラック共々スーパーカムイに改称され、ホワイトアロー・スーパーホワイトアローは名称廃止となった。

列車名の由来

雪の色のホワイトと矢の英訳アローの造語。

変遷

1986年3月 千歳空港~札幌間・千歳空港~旭川間・札幌~旭川間に特急ホワイトアローが各1往復ずつ設定される。
停車駅は千歳空港 - 札幌 - 旭川

1986年11月 運行区間変更。苫小牧~札幌~旭川間3.5往復・札幌→旭川1本・苫小牧~札幌間1往復・千歳空港~旭川間1往復の計6往復に増発、エル特急に指定される。

1988年3月 千歳空港→札幌間の1本を増発しホワイトアロー6.5往復運転となる。

1990年9月 13往復に増発され列車名もエル特急スーパーホワイトアローに変更。

1995年3月 12往復に減便。

1998年4月 785系使用列車をスーパーホワイトアローに統一した事から一部のライラックの名称変更に伴い15往復に増発。

2000年3月 1往復をライラックに変更し14往復になる。

2001年7月 15往復に増発。

2002年3月 新千歳空港~札幌~旭川間を運行していた一部の特急ライラック・快速エアポートを特急スーパーホワイトアロー・快速エアポートに変更。15往復中11往復が札幌~旭川間を特急スーパーホワイトアロー・新千歳空港~札幌間は快速エアポートとして運行され残りの4往復は従来の札幌~旭川間である。

2006年3月 夜行特急利尻・夜行オホーツクの廃止に伴いスーパーホワイトアロー17往復に増発。ただし新千歳空港~旭川間の列車は11往復のまま。

2007年10月 ライラックスーパーホワイトアローの統合で新千歳空港・札幌~旭川間の列車はスーパーカムイとした事からホワイトアロースーパーホワイトアローの名称は廃止される。

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関連項目

  • 鉄道列車名一覧
  • 函館本線・千歳線
  • 781系・785系

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最終更新:2025/12/15(月) 05:00

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