多くのTCGと同じく、プレーヤー2人が対戦する。多くのTCGとの最大の違いは、いわゆるライフポイントなどの概念が存在せず、3×4マスのフィールドに本陣とモンスター(ユニット)が進軍するための地形カードを配置し、召喚したユニットを用いて先に敵の本陣を制圧、相手領地をより多く占領したプレイヤーが勝利する、という一種の「陣取りゲーム」である点。このようなタイプのTCGは世界的に見てもあまり例がないと言える(アメリカの Guardians というTCGが数少ない類例である)。
また、本作をモチーフとした小説、コミック、アニメが製作されてきた。特に、小説はTCG自体の発売に先行してシリーズが開始され、同時展開された。さらに、本作を利用するボードゲームや、同じ世界を舞台としたTRPGも発売されている。
ユニットの移動というボードゲーム的な要素を持ち、日本でデザインされたTCGの中では変わったものであると言える(複雑でTCG初心者がプレイするには難しいという意見もある)。また、CLAMPやいのまたむつみなどの有名イラストレーターをカードのカラーイラストに起用している。
プレイヤーは50枚のカードを自由に組み合わせたカードの束=デックを作る(同名のカードは3枚まで)。二人のプレイヤーが互いにデックとさいころ(テキストではダイスまたはdと表記)を持ち寄り対戦する。
山札(デック)から一枚、カードを裏向きに自軍領土5の位置に置いて本陣とし、プレイヤーは山札から手札上限枚数(6枚)のカードを引き手札とする。
| 6 | 5 | 4 | |
| 3 | 2 | 1 | 敵軍領土 |
| 1 | 2 | 3 | 自軍領土 |
| 4 | 5 | 6 |
先攻プレイヤーのターンと後攻プレイヤーのターンを繰り返して進行する。
自軍ユニットが相手の本陣への進軍を成功させれば本陣陥落勝利である。山札が切れても敗北にはならないが、両プレイヤーの山札が尽きて膠着状態になった場合は判定になる。敵軍領土により多くのユニットが存在している方が判定勝ち、ユニットが同数なら引き分けである。
詳細なルールは公式サイトなどを参照してください。
戦闘のおおまかな流れ
4. 戦闘終了
ルール上の大きな特徴として、自分のターンの最初と最後に行う手札調整フェイズの存在が挙げられる。多くのTCGにおいて、カードのドローは原則1ターンに1枚となっているため、手札枚数のアドバンテージが強く意識され、山札からカードをドローするカードが重用される傾向にある。対してモンコレでは、ターンの最初と最後で常に手札を上限枚数まで補充するため、強く意識されることは少ない。
また、山札からカードをドローする効果や、捨て山のカードを再利用する効果を持つカードは比較的少なくなっている。
地形を支配できるモンスター(人間も含む)を表すカード。基本的にユニットカード以外はなくても遊ぶことができる。 モンスターの種族、属性、レベル、攻撃力、防御力、進軍タイプが設定されている。このほかに常備能力(アイテム枠、スペル枠、イニシアチブ補正、チャージ、ディフェンダー、耐性)、固有の特殊能力を持つものもある。進軍タイプは「歩行」「飛行」「長距離飛行」の3タイプ。移動範囲は「歩行」<「飛行」<「長距離飛行」。
強力な能力を持つ代わりに、場に1体しか存在できず(敵軍のものは含まない)、召喚時に山札からカードに記載された枚数のコストを支払う必要がある「英雄ユニット」も存在する。
ユニットの常備能力「アイテム:X」を消費して効果を発揮する魔法の道具を表すカード。 戦闘中にしか使用できない。プレイヤーの手札から出して使った後は破棄される。
ユニットの常備能力「アイテム:X」を消費して効果を発揮する魔法の道具を表すカード。 使い捨てではなく、破棄されない限りユニットに装備されたまま効果を発揮し続ける。戦闘に関わらない効果を持つものもある。
ユニットの常備能力「スペル:X」を消費して効果を発揮する魔法を表すカード。使用条件のスペル枠が複数ある場合、それを2体以上のユニットで分担することができる。 戦闘中にしか使用できない。プレイヤーの手札から出して使った後は破棄される。
特定の条件を満たして使う強力な魔法を表すカード。「デックに一枚制限」のものも多い。 使った後は破棄されるものと、その場に示して効果を発揮し続けるものがある。
MC2以降、場に示して効果を発揮し続けるカードは「スロット継続」の表記がされ、使ってから次ターン以降好きなときに効果を発揮できる「スロット待機」のカードも新たに追加された。 それぞれのプレイヤーのスロットは3枚。
現在公式大会で採用されているGレギュレーションには、儀式スペルカードは存在していない。
ユニットが存在することのできる地形を表すカード。一つの地形上に存在するユニットのレベルの合計はそれぞれのプレイヤーがその地形に設定されているリミット以下でなければならない。 地形上いるすべてのユニットが効果を受けるもの、地形を支配しているユニット、プレイヤーに特殊な効果を発揮できるもの等がある。
デックやゲームルールに影響を与えるカードで、デック枚数には含まない。デック枚数、デック構築の制限や解除、追加・変更ルール等が設定されている。使用は任意だが、デック枚数が青地に表記されているもの以外は、召喚術師カードを用いたデック同士でのみ対戦できる。
現在公式大会で採用されているGレギュレーションには、召喚術師カードは存在していない。
左下にある出現頻度マークは入手しやすさを表しており、丸(基本またはプロモーションカード)、三角(頻繁)、ダイヤ(並)、星(稀)、クラブ(極稀)となっている。このほか、召喚術師カードの六芒星、プロモーションカードのスペード、ハート、月マークがある。
「英雄王の星誕」以降の一部のカードに存在する、カードの「枠」の部分がなくなり、全面にイラストが描かれた仕様となっているカードのこと。
カードとしての扱いは同じだが、封入率が通常版よりも低く、通常はカットされているイラストの全体を見ることができる。
TCGのプロモーションカードといえば、それ用のカードが新規にデザインされることも多いが、「神霊獣の咆哮」以降のプロモーションカードは全て既存カードの絵違い、もしくはビジュアルフレーム版となっている。
これは、モンスターコレクション2末期の大会環境を特定のプロモーションカードが支配してしまったことを反省しての措置と考えられる。
括弧内は略称。
モンスターコレクション(Aレギュレーション)
戦闘スペル、儀式スペルが多数追加。複数のスペル枠を消費する強力な戦闘スペルが登場した。ユニットカードにもスペル枠を持つものが多い。 凶悪なワンキルデックが成立してしまい、後に大量のエラッタが出ることに。
地形が多数追加され、「タイプ:罠」を持つ地形と「タイプ:罠」の地形上で強化されるユニットが登場した。攻撃用の地形や戦場の外に配置する地形など、変わったカードが多い。 「魔導士の黙示録」発売後に行われたカードアイディアコンテストの優秀作品が収録されている。
属性ごとの特色を強く持ったユニットカードがバランス良く追加された。テキストの形式が統一され、MC2への橋渡し的な役割をしている。よって、発売時期はAレギュレーションに該当するが、Sレギュレーションに属している。フレーバーテキストは「ホーリィの手記」から「シルクの手記」「ミルクの手記」へと受け継がる形となった。(※シルクとミルクはホーリィの双子の娘)
モンスターコレクション2(Sレギュレーション)
ルールやカード表記の見直しが行われ、儀式スペルが1ターンに1度のみにルール変更された。新しいスターターが発売され、以降、最初に発売されたセットは旧基本と呼ばれるようになる。基本セットらしく、スタンダードで癖のないカードが多い。旧セットの一部のカードが読み替えたテキストと新しいイラストで登場した(これらのカードは再録カードと呼ばれる)。
再録ユニットカードのみのセット。1パック当たりの封入枚数の変更によりカード1枚当たりの価格が若干高めになっている。
地形に「タイプ:砲台」、儀式スペルに「タイプ:弾」が登場し、条件付きで1ターンに複数の儀式スペルが使用可能になった。ゲームの時代背景など設定が明らかにされ始める。六門世界の比較的新しい時代を扱っており、技術の進化をうかがわせるカードが多い。
召喚術師カードが新たな形式で登場。召喚術師の所属勢力を利用して三対三の団体戦が行える。
「タイプ:疫病」「タイプ:星座」「タイプ:遺跡」が登場。フレーバーテキスト「シルクの手記」「ミルクの手記」はこのセットまでである。
ブロック制導入。巷ではモンコレ3とも言われる。「使用条件:X」のユニット・カードが登場した。
このセットから1パック10枚入りに変更された。タイプ:オルクス・ガリュウ・ベルウッド・ティタニア・ウィンフィーナ・シオライの6種類の召喚術師が登場。
「種族:ハイランダー」ユニットと、それらのために作られた戦闘スペルが本格投入されたカードセット。ブロック制のルールが六王国の戦火で導入されたこともあり、タイプ:Xのユニットも多数収録されている。
ブースターの名前どおり、「種族:時間獣」のユニットが登場。召喚するためには、一定の自軍支配地形ないし敵軍支配地形が必要となる。六王国の戦火で登場した6種類の召喚術師のタイプを持つユニットが1枚も登場しない。カードテキストにフレーバーテキストが存在しない唯一のセット。
2属性ユニットが多く収録され、「タイプ:聖域」「タイプ:聖歌」などのカードが登場。スターター版とブースター版が別時期に発売され、それぞれ収録カードが異なるという異色のカードセット。
モンスター・コレクション・トレーディング・カード・ゲーム(Gレギュレーション)
モンコレ10周年記念に製作された新カードセット。実に5年ぶりとなる。高レベルの大型ユニットがテーマとなる。カードデザインが変更される、極稀はホログラム仕様になる、再録カード130種と新規カード26種で構成されるなどこれまでのセットとは大幅に異なる。「ディメンション・ゼロ」とのコラボレーション企画として、両方の作品のキャラクターが相互参戦する。
神霊獣の咆哮に次ぐ、10周年記念のカードセット。新規カードが神霊獣の咆哮の2倍(48種類)になり、低レアリティのものも登場する。再録カードは「髑髏の騎士」など人気投票で上位だったものを中心に収録される。[対抗]を受け付けないカードが初登場。
「英雄」・「チェイン」の概念が新しく加わる。ディメンション・ゼロとのコラボも再び行われる。天野喜孝、美樹本晴彦らが新規イラストレーターとして登場。
カードセットの発売は、1年を「1ステージ」と区切って行われる。1ステージの基本は、年に二つのカードセットとなっている。
健全なゲーム環境を維持するため、発売から3ステージが経過したカードは「レギュレーションアウト」となり大会での使用ができなくなる。例外として、以降のステージで再録されたカードは継続して使用が可能になる。
相沢美良、青木邦夫、天野喜孝、雨宮慶太、いのまたむつみ、桜瀬琥姫、開田裕治、加藤龍勇(加藤洋之)&後藤啓介、金澤尚子、CLAMP、弘司、斉藤コーキ、佐々木亮、佐藤正浩、四季童子、C-SHOW、士郎正宗、末弥純、鈴木理華、田口順子、竹本泉、田中としひさ、立川虫麻呂、槻城ゆう子、中村亮、七瀬葵、七水号多、pako、ぴぃたぁそると、幻超二、村枝賢一、米田仁士、るりあ046、かんくろう、若菜等+Ki ほか
モンスターコレクション・トレーディング・カード・ゲームに関するニコニコ市場の商品を紹介してください。
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ルール、カードセットの一部等をWikipediaより引用。
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最終更新:2025/12/11(木) 14:00
最終更新:2025/12/11(木) 13:00
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