レイジングハートとは、『魔法少女リリカルなのは』シリーズに登場するインテリジェントデバイスである。
CVはドナ・バーク(Donna Burke)。『A's』以降の正式名称は「レイジングハート・エクセリオン」。
一部主要キャラより人気があるという説もある魔法の杖固定砲台の砲身。≪いいんじゃないでしょうか≫。
インテリジェントデバイスとは、AIを有し自ら思考するタイプのデバイスのこと。
初出は原作版『魔法少女リリカルなのは』から。この時点では名前こそ一緒だが、いかにもな「魔法のステッキ」というデザインであり、また喋りもしなかった。
アニメ無印第1話でユーノから高町なのはに引き渡され、なのはを魔法の世界へと誘う。ユーノが所有していた段階ではシンプルな赤い宝石であり、杖としてのデザインはなのはが「魔法の杖」と言われて咄嗟にイメージしたものが元になっている。なお、それ以前の出自およびユーノがレイジングハートを持っていた理由については明かされていない。
そのためしばしば「実はロストロギアなのでは?」と言われたりしていた(レイジングハート以外のデバイスの話になるが、バルディッシュやS2U、デュランダルなどのデバイスはコア部分や性能、変形機構などをあらかじめ設定した上で造られているが、レイジングハートによる初の変身シーンではなのはのイメージを基にレイジングハート自身が一から構築しており、ロストロギアである可能性は少なからず存在する)
類い希な魔力資質を持ちながら、魔導師としての経験の少ないなのはを、遠距離砲撃に特化した砲撃型魔導師として鍛えるために自らを微調整していた。無印の事件の中でなのはとは強固な信頼関係を築き、一心同体とも言えるパートナーとなっていく。フェイトのデバイスであるバルディッシュとともに「杖萌え」というジャンルを一部の層の間に広めた。
続く『A's』においては、電子音声(英語)での台詞に日本語字幕がつくようになったことで独立したキャラクターとしての性格を一層強める。ヴィータとの戦闘で大破した際、自ら強化を願い出たり、最終決戦において破損の危険性が高い未完成な最終形態を発現させねば勝てぬと悟り、心配するなのはに「Call Me [Excellion Mode]」「Call Me(×2) My Master!」と願い出るなど、『A's』の燃え展開の陰の立て役者といえる大活躍を見せる。
その一方で、第7話で逃走しようとしたヴィータに背後から超長距離砲撃を放ち、「ちょっとやりすぎた?」と呟いたなのはに対して『Don't worry(いいんじゃないでしょうか)』と返すなど、お茶目(?)な一面も見せた。第1話で大破させられたことへの意趣返しであると思われる。
『StrikerS』においては、なのはとの信頼関係がもはや不動のものとなり、デバイスとマスターの絆の物語の要素がスバルとマッハキャリバーに移行したこともあって、あまり目立った活躍の場面は無かった。
名前の意味は明言されていないが、起動パスワード内に含まれる「不屈の心」であるとするのが一般的。
ファンの間での愛称は「RH」「レイハさん」。前述のような本編での活躍から、ある意味「燃えアニメ」としてのなのはを象徴する存在として、バルディッシュら他のデバイス勢とともに高い人気を誇る。二次創作界隈では擬人化ネタもちらほら見られ、サークル「遊歩計」や「まじっく・すくえあ」のものが割と有名。
中の人であるドナ・バークは東海道新幹線の車内アナウンスを務めている。
余談であるが、クイズマジックアカデミーシリーズの登場キャラクター・クララ(CV:田村ゆかり)はゲーム中で、箒の代わりにレイジングハートに良く似た杖に乗っている。また並べ替えクイズで「レイジングハート」が出題されたことがあるが、その際「グレートハイジン(グレート廃人)」という誤答が一部で話題になった。
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最終更新:2025/12/13(土) 20:00
最終更新:2025/12/13(土) 19:00
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