ロザリー・ド・エムリコート・ド・グリュンネ

ロザリー・ド・エムリコート・ド・グリュンネ（Rosalie de Hemricourt de Grunne）とは、「ストライクウィッチーズ」シリーズの登場人物である。CV.野水伊織。

プロフィール

• 姓名：ロザリー・ド・エムリコート・ド・グリュンネ
  • 身長：159cm
  • 年齢：19歳（劇場版）
  • 生年月日：1925年11月18日
• 出身： ベルギカ^[1]
  • 階級：少佐
  • 原隊：ブリタニア空軍・所属原隊不明
  • 所属：連合軍連合軍第506統合戦闘航空団＜ノーブルウィッチーズ＞A部隊
  • 職掌：A部隊司令（名誉隊長）
• 使い魔：ビション・フリーゼ
  • 搭乗機：ウルトラマリン スピットファイアMk.22
  • 使用武器：ブレンMk.Ⅳほか
  • 固有魔法：不明

概要

モデル

ベルギー空軍のエースパイロット、ロドルフ・ジスラン・シャルル・ド・エムリクール・ド・グリュヌ（Rodolphe Ghislain Charles de Hemricourt de Grunne）がモデル。姓は読みが違うだけで綴りは同じ。

ベルギーの伯爵家とフランスの伯爵家の間に生まれた貴族。
スペイン内戦でフランコ側（国粋派）の義勇パイロットとして10機を撃墜しエースに。この時アンヘル・サラス・ララサーバル（504JFWアンジェラ・サラス・ララサーバルのモデル）と知り合っている。ベルギー帰国後、第二次大戦勃発を受けベルギー空軍に入隊。本国陥落後はイギリスに亡命し活躍したが1941年5月29日被撃墜、戦死。撃墜数13。

容姿・人柄

金髪を後ろで纏め、黒いカチューシャを付けている。ダージリンさんではない。というかこっちが先です。

温和で落ち着いた性格で「会って好印象を抱かずにいられる者はいない」と言われるほど。
部下の癖の強さや二つに分かれた複雑な部隊配置状況もあり506JFWを纏めきれていない節があるが、その豊富な経験や貴重な人脈は第506戦闘航空団の編成と運用に大きな助けとなっている。

経歴

両親はガリアの伯爵家とベルギカの伯爵家の出身。
ベルギカ貴族で、遠い血縁ながらブリタニアの王位継承権も有する。

1936年7月にヒスパニアで発生した対怪異戦役に参加。ウィッチ士官としての正規教育を受ける。
第二次ネウロイ大戦勃発後はブリタニア空軍に所属し、大尉まで昇進するが負傷。後方で療養生活に入った。

その後1944年末、ガリアに第506統合戦闘航空団が結成されることになったが、ガリア政府は政治的思惑から貴族ウィッチのみでの506JFW編成を主張。しかし当初大尉昇進の上での隊長就任が有力視されていたペリーヌ・クロステルマン中尉が固辞。他に候補として上がったフランソワーズ・ド・ジョッフル・ド・シャブリニャック中尉はオラーシャで戦闘中な上に爵位が低く、侯爵家の跡継ぎジャクリーヌ・ド・ビュイビュスキュエ中尉は負傷で前線を退いている上に正規士官の教育を受けていないということでガリアには隊長のなり手がおらず、結局ガリアの伯爵家の跡継ぎで正規教育を受けた歴戦のウィッチであるロザリーが隊長に推されることになった。
彼女は当時すでに退役の近い19歳でかつ病気療養中ということで就任を渋ったが、結局彼女を名誉隊長として少佐に昇進させ、戦闘指揮は戦闘隊長ハインリーケ・プリンツェシン・ツー・ザイン・ウィトゲンシュタイン少佐に任せることで決着した。

1945年3月24日、第506統合戦闘航空団＜ノーブルウィッチーズ＞はディジョン基地で結成式典を開催。当初の予定と違い、A部隊となった貴族4名（後に黒田那佳が加入）とは別にリベリオン出身のB部隊4名がディジョン基地に分かれて配置されるスタートとなり、式典中にいくらかハプニングもあったものの無事結成を迎えた。

『劇場版』ではネウロイの侵攻にあたりアニメ初登場。セダンのB部隊と連絡が取れない危機の中、基地は自分に任せハインリーケにも出撃するよう指示した。

対人関係

前述のとおり、ハインリーケやアドリアーナ・ヴィスコンティといった癖のある部下の統率に苦労している。
離れたB部隊との連携の問題もあり、部隊運営に苦労しているようだ。 

全員リベリオンウィッチのB部隊とは普段から親交がなく、時にリベリオン人特有のノリに振り回されることも。ただしB部隊を指揮するジーナ・プレディとは、部隊の円滑な運営のためしばしば会見している。B部隊からコーラを空輸で貰った時（島田フミカネ氏TwitterSS）は空けた途端思いっきり吹き出したコーラを見てB部隊のウィッチに嫌われているのではないかと心配するような一幕も。

余談

彼女はウィッチとはいえ負傷と年齢から戦闘に出ない名誉隊長だが、設定されている8個統合戦闘航空団のうち現在隊長が絵付きで判明しているのは501、502、504、505、506の5個。そのうち502（グンドュラ・ラル）、504（フェデリカ・N・ドッリオ）、506（ロザリー）の三人までが負傷ないし年齢により戦闘指揮に耐えられない隊長である。いくら書類仕事が多いとはいえ、大丈夫だろうか。なお統合戦闘飛行隊を含めると31JFS隊長加東圭子（劇場版時27歳、重傷経験あり）が追加される。大丈夫だろうか。

ちなみに、現在判明している中で一番メンタル弱そうな隊長もロザリーであるため、「もし全JFW隊長による会合があったら」いろいろと大丈夫かどうか心配である。 

登場

以前から姓名は公開されていたものの、黒田那佳ほかの506JFW所属ウィッチとは違い長くに渡りグラフィックが公開されないままであった。しかし2012年、「ストライクウィッチーズ劇場版」の506JFW登場シーンにおいて台詞・名前テロップ付きのサプライズ登場を飾る。

その後劇場版コンプリートファイルにおいて立ち絵が公開され、ワールドウィッチーズにも掲載された。
また、島田フミカネ氏の落書きにも度々登場し、姫様の巻き添えになったりしている。 

小説「ノーブルウィッチーズ」ではむろん主要人物であり、苦労人ぶりを遺憾なく発揮。O.V.A. Vol.3「アルンヘムの橋」秘め歌コレクション所収のボイスドラマにも登場している。

関連動画

501st JFW.OAへの登場が待たれる。

関連商品

関連コミュニティ

関連項目

• ストライクウィッチーズ
• ストライクウィッチーズ劇場版
• ノーブルウィッチーズ
• ストライクウィッチーズの関連項目一覧
• ブリタニア連邦王国
• ベルギカ
• 第506統合戦闘航空団＜ノーブルウィッチーズ＞
  • ハインリーケ・プリンツェシン・ツー・ザイン・ウィトゲンシュタイン - 戦闘隊長
  • アドリアーナ・ヴィスコンティ
  • イサベル・デュ・モンソオ・ド・バーガンデール
  • 黒田那佳
  • カルラ・G・E・フォン・ローゼン（非正規メンバー）

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  • ジーナ・プレディ
  • マリアン・E・カール
  • ジェニファー・J・デ・ブランク
  • カーラ・J・ルクシック

脚注

1. *小説「ノーブルウィッチーズ」巻頭キャラクター紹介では「ガリア共和国」。ここでは「ワールドウィッチーズ」に基づく。