ワイルドアームズシリーズ 単語


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ワイルドアームズシリーズ

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曖昧さ回避 このページでは「ワイルドアームズシリーズ」について記載しています。
シリーズ第一作作品については「ワイルドアームズ」のページを参照してください。

ワイルドアームズシリーズとは、メディア・ビジョンが開発しソニー・コンピュータエンタテインメントが発売しているゲームシリーズである。

概要ッ!

ロールプレイングゲームとしては、ドラクエやFFに代表されるように「剣と魔法」が主流だった無印発売当時、本シリーズ最大の特徴として「荒野と口笛のRPG」という謳い文句が銘打たれ、剣と魔法の「ファンタジー」と銃声と荒野の「西部劇」、そしてこれまた当時は比較的珍しかった「SF」を高度に融合させた世界観がファンの心を掴んだ。(それまでにも、メタルマックス等異色作も無かったわけではない)

生みの親は『天使の詩』や『クライムクラッカーズ』を手掛けた金子彰史。ほとんどの作品で「トータルゲームデザイナー」という役職を冠し、シナリオ、演出、キャラクターやモンスターの名称や設定、BGMのタイトルなどまさしく「トータル」に製作へと関わっている。本人曰く、そもそもシリーズ自体が「昔見て面白かったマンガとかアニメの要素を詰め込んでいる」らしく、大量のパロディやオマージュを含む。

台詞やシステムメッセージの語尾に「ッ!」が多用されるのが特徴。元ネタは『惑星ロボ ダンガードA』のOP曲「すきだッ ダンガードA」。

作中での「ARM(アーム)」は、いずれもストーリーに大きく関わってくるものとなっている。
また、ARMという言葉に込められた意味は作品によって変わってくるため、シリーズファンからは「次作ではどんな意味になるだろうか」と、よくネタにされる。

以降の作品は、シリーズ系統こそ「2」「3」「4」などのナンバリングがされているが、舞台が「ファルガイア」という名の惑星であること以外世界観・ストーリーなどはまったくの別物である。(裏設定的な部分での繋がりがある作品もある)。これは原作者が「続編を考えず毎回全部出し切る」というスタンスであるからだという。
しかしながら、不思議と「ああ、これはワイルドアームズで間違いないな」と思わせる仕掛けが随所にあり、新規プレイヤーはもちろん初代からのファンも頷かせている。
シリーズ全てに共通するタイトル曲「荒野の果てへ」は、名曲としてニコニコ動画内でも「演奏してみた」などのタグで活躍している。

2007年の『クロスファイア』を最後にシリーズの新作は出ていない(一応、2018年から2020年までスマホアプリは展開していた)が、2022年に突如、主要スタッフによる精神的続編『アームドファンタジア』(ARMED FANTASIA)が発表。『シャドウハーツ』の精神的続編『ペニーブラッド』との2作品同時クラウドファンディングにより、約3億7900万円もの資金を調達し、開発が開始された。2025年発売予定。

ニコニコ動画でのワイルドアームズシリーズは、全体的にシリーズ毎のタグの統一・住み分けがなされておらず、無印以外の作品でも「ワイルドアームズ」または「WILDARMS」タグしかついていない場合が多々あるので注意。

「戦姫絶唱シンフォギア」シリーズとの関連性

本シリーズのトータルゲームデザイナー(プロデューサー)である金子彰史が原作(上松範康と共同)及び脚本・シリーズ構成を務めるTVアニメ『戦姫絶唱シンフォギア』シリーズにおいて、台詞・演出のパロディ、用語の流用など、ワイルドアームズシリーズの要素が数多く見受けられる。
詳細は「シンフォギアセルフパロディ集」を参照。

シリーズ一覧ッ!

ワイルドアームズ

  • プレイステーション用RPG。1996年12月20日発売。PSゲームアーカイブス配信中。
  • 初代。全ての始まりであり、オーソドックスなRPG。OP/EDアニメーションもここから。
  • 荒野と銃声と口笛などの、WAを構成する要素はここで決定付けられた。「守護獣(ガーディアン)」や「ゴーレム」等の以降のシリーズでも使われる用語や、「ッ!」「トニーに始まりラギュに終わる」等のお約束も登場。
  • 本作でのARMは『Ancient Relics Machine(古代遺跡より発掘された機械)』、または『Article Rebirth Matricide(同族殺し)』という意味を持つ。
    ファミ通のインタビューで金子氏は「未来を切り開く“腕”」とも述べていた。
  • その日、ARMSが目覚めなければ、そこはただの荒野でしかなかった

ワイルドアームズ セカンドイグニッション

  • プレイステーション用RPG。1999年9月2日発売。PSゲームアーカイブス配信中。
  • 第二作。DISC2枚組。OP/EDアニメ及び中断アニメでヴォーカル曲が使用される等、演出面の強化が図られた。
  • 以降の作品のヴォーカル曲でお馴染みとなる麻生かほり女史が初参加したのがこの作品である。
  • シナリオ・演出においてはトカとゲー、ラスボス戦に定評があり、シリーズの中でも特に人気が高いタイトル。
  • ハードなシナリオとネタが共存・融合しているのが特徴。
  • ニコニコ動画のプレイ動画などにおいては、残念なことに「2ndが一番、他は認めない」的なコメントも見受けられる。
  • 本作でのARMには単に武器、といった程度のニュアンスしかないが、主人公パーティが所属する組織『ARMS』は『Awkward Rush & Mission Savers(緊急任務遂行部隊)』という意味を持つ。
  • ――僕は、本当に「英雄」なのだろうか?

ワイルドアームズ アドヴァンスドサード

  • プレイステーション2用RPG。2002年3月14日発売。
  • 第三作。ハードはPS2へ進化。開発者いわく「変化球」であり、初の女性主人公。
  • しかし、二作目とはうって変わって原点回帰的な部分も見られる。この頃から特に「ッ!」が多用されるようになった。
  • 主に「荒野」と「銃」と「口笛」に特化されているのが特徴。
  • 戦闘では「各々が銃弾が飛び交う中を走り回り、自分の間合いを取る」という演出が、当時としては斬新であった。
  • 本作でのARMは『Artifacts from Ruins Memories(遺跡の想い出よりもたらされし技術)』という意味を持つ。
  • …それはきっと、いつか『想い出』になる物語…

ワイルドアームズ アルターコード:エフ

  • プレイステーション2用RPG。2003年11月27日発売。
  • 第四作であり、初代のリメイク&補完。だが、開発理念はリメイクではなく「フェイク」である。
  • 初代ワイルドアームズとそっくりなキャスト・そっくりなストーリーで繰り広げられる偽物、とのこと。初めてキャラクターボイスが導入されたのもこの作品。
  • 「アルターコード」とは改造記号、「F」とはファースト(初代)でありながらフェイク(偽物)であり、四作目(フォース)である。
  • 作品単体の評価としては、一部のファンには黒歴史扱いされている面もある。
  • 戦闘時の演出は3rd同様であり、この演出のことを「クロスファイアシークエンス」と名付けた(前作のボス戦BGMの曲名である)
  • 当時「断腸の思い(イテテ)」で未収録の曲があった初代サントラの完全版が発売されるなど、この作品をきっかけに公式側のファンサービスがかなり充実した。
  • 本作でのARMの意味は無印と同様であるが、それに加え、ロディの持つARMが『Alte Ratselhaft Machine(古く謎めいた機械)』の名称を持っている。
  • 君がいつか見た物語は終わらない旅の途中だったんだ。

ワイルドアームズ ザ フォースデトネイター

  • プレイステーション2用RPG。2005年3月24日発売。
  • アルターコード:エフと同時開発されていたが、大人の事情により延期の末、発表。
  • アルターコード:エフのデータを引き継ぐことが可能で、そのデータ状況によってちょっとした特典がある。
  • 実質は五作目だが、シリーズのナンバリングとしては4thで正しい。
    ファンには「ストーリーが短い」という点で酷評されているが、その分、中味は非常に濃く、「惜しい作品」とも呼ばれている。もちろん、これが一番好きというファンも多い。
  • ちなみに、このような事態になったのは「お上」からの指令で開発期間が短縮されシナリオ半減の憂き目を見たためであり、とても悔しかったと金子氏は語っている。
  • ゲーム誌レビューでは「余計な肉を削り、サクサク進むストーリーと戦闘システムが、昨今のRPGと違い非常に良い」と絶賛された。
  • ガウン(若本規夫)が拳銃で空を飛び、ミサイルを撃ち落とすシーンは、ニコ動におけるワイルドアームズシリーズでもっとも有名で、「このためだけに4thはある」「これのためだけでも4thを買うべき」という意見まである。
    とはいえ、ゲームとしては良く出来ている作品なので、RPG初心者にもWAシリーズ未プレイ者にもオススメ出来るタイトルである。
  • 「デトネイター」とは起爆剤のことであり、シリーズを起爆(改革)することを目指して作られた。
  • 「HEX(ヘックス)で区切られた陣地を戦略的に使って戦う」という戦闘システムはこれまでの戦闘システムがただの“演出”に過ぎなかったのに対し、演出と戦闘システムを融合させたものとして斬新なものであった。HEXとは「Hyper Evolve X-fire sequence」の略である。
  • 本作でのARMは『Ambient Reorganization Material(環境再組織化機械郡体)』という意味を持つ。
  • 少年は少女に初めて出会った。

ワイルドアームズ ザ フィフスヴァンガード

  • プレイステーション2用RPG。2006年12月14日発売。PS2ゲームアーカイブス配信中。
  • タイトルは先駆者の意。
  • 前作での反省から金子彰史氏がトータルゲームデザイナーではなくプロデューサーとして参加。シナリオは黒崎薫氏。
  • サウンドコンポーザーが甲田雅人氏とElements Gardenの上松範康氏へ変更された。なるけ氏はBGM作成には関与していない(一部旧作BGMが流れるシーンはある)。
  • オープニングがアニメではなくCGなのは、「お上の事情」でアニメOPが不可能になったためである。
  • より戦略的に変化したHEXバトルが特徴。PSP版「クロスファイア」とUSBケーブルで連動することが可能で、互いに隠し要素の解禁などが行われる。
  • シリーズ10周年ということもあり、歴代シリーズのプレイヤーキャラクターがモブキャラとして登場していたり、彼らに関するサブイベントがあるなど、シリーズプレイヤーへのファンサービスが豊富。
  • 本作でのARMは『Aspirant's Rightful Mercilessness(未来を切り開く正義の鉄槌)』『Ancestor's Renowned Mausoleum(偉人が残した栄華の墓場)』『Assumptive Rotten Majesty(思い上がりの腐った威厳)』の3つの意味を持つ。
  • キミの未来へ続くRPG

ワイルドアームズ クロスファイア

  • プレイステーションポータブル用シミュレーションRPG。2007年8月9日発売。
  • シリーズ最新作。というか現時点ではほぼ最終作。
  • シナリオは金子彰史氏が担当。BGMは5に引き続きなるけみちこ氏不参加(OP・EDの作詞のみ)。
  • 主人公は女性。2人目の女性主人公である。
  • これまでのRPGというジャンルから飛び出し、SLGというカタチを取った意欲作。
    本編と呼べるのだろうかはさておき、やはり濃厚なWAらしさが漂っている作品である。
  • 本作でのARMは『Artificial Reincarnate Medallion(人工転生メダル)』の意味を持つ。
  • 本気の嘘なら、後悔はしない

ゲーム以外のメディア

漫画『ワイルドアームズ 花盗人(作:大峽和歌子)』、アニメ『ワイルドアームズ トワイライトヴェノム』が存在する。

お約束・共通点ッ!

  • ッ!
  • ARM
  • トニーに始まり、ラギュ・オ・ラギュラに終わる
  • アースガルズ
  • 守護獣(ガーディアン)
  • 魔槍グラムザンバー
  • アガートラーム
  • マクスウェルの悪魔っ娘
  • タラスク

関連動画ッ!

関連項目ッ!

  • ゲームのタイトル一覧
  • 金子彰史
    • 戦姫絶唱シンフォギア
    • シンフォギアセルフパロディ集
  • なるけみちこ
  • メディアビジョン
  • ッ!
  • 荒野の果てへ
  • ラギュ・オ・ラギュラ
  • はいよるこんとん
  • フォースキャロット
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