一条寺サクラとは (イチジョウジサクラとは) [単語記事]

一条寺サクラとは、アニメおよびゲーム『ひみつのアイプリ』の登場人物である。誕生日は3月25日。
CV：日比優理香

勝ち気で面倒見のいい私立パラダイス学園の中等部2年生！みんなのあこがれの生徒会長！好奇心旺盛で、やると決めたらトコトン極める！
チェスが得意。

～公式キャラクター紹介より～

勝ち気で面倒見のいい私立パラダイス学園の中等部2年生！みんなのあこがれの生徒会長！好奇心旺盛で、やると決めたらトコトン極める！
チェスが得意。タマキとRuby＝Lazuli（ルビー＝ラズリ）として活動しているスターアイプリ。

～公式キャラクター紹介（3話以降）より～

概要

『ひみつのアイプリ』の登場キャラクターで、主人公たちのいる私立パラダイス学園の生徒会長。「おもしろい」が口癖の好奇心旺盛な性格である。

私立パラダイス学園のアイプリを管理していたのだが、そんな自分たち生徒会ですら起こしていないバズリウムチェンジを起こした新人・青空ひまりを見た結果、特にライバル視とかではなくプロデュース側に回り普通に応援しだした。このような面倒見の良い人物である。

この結果生徒会全員が秘密にひまりのバックアップに回り、競い合う相手というよりはサポートしてくれる頼りになる（？）お姉さん枠に2話にして収まった。ただし、この理由はひまりが自分を高める存在になると思ったからである。

基本的にはパフォーマンスを高めることと楽しむことのどちらも大切に思う心根の持ち主だが、冷静さを失うと、この気持ちすら見失うほど前のめりになりすぎることもある。

生徒会結成のいきさつ

もともとは先代の生徒会長に能力を買われて入学早々1年生にして生徒会長になったものの、どこか近寄りがたいオーラが出ていたためか誰も近寄ってこず、本人は孤独を感じていた。自分と大体似たような経緯で副会長になった二階堂タマキにも打ち解けることができず、悶々とする日々を過ごしていた。

半面、そのストレスを発散できる場として自己を解放していたためか、小学生の頃からアイプリにのめりこみ、2年連続で頂点に君臨する栄光すら得る。が、ある日タマキに全部ばれた。タマキもまた、自分と競い合ったアイプリの上位にいた人物であることにここで気づいたサクラは、タマキと打ち解け「Ruby＝Lazuli」を結成する。

それから半年くらいした後、アイプリの秘密を探っており協力者を求めていた「AISMIRIN’」が近づいてきたことで、彼女たちを言いくるめて生徒会に加える。以後、4人でずっとアイプリの頂点に君臨しつつ、謎を探っていたというわけである（その割にはたこ焼き食ってじゃれ合ったり、かなり暇していそう印象はあるが）。

頼りになるがポンコツ…？

メインキャラクターの中では再序盤で早々と成長イベントを終えてしまったので、ひまりたちだけではなく他の生徒会に対しても導くものとしてなんらかの好影響を与えてきた存在である。が、物語が進むうちに、ポンコツ気味のおもしれ―女という印象も視聴者には付いてきている。

まず、女房役といってもいいタマキに対しては、成長回では互いの悩みをぶちまけ、大切なことを思い出せるように促し、お互いにいい影響を与えている関係である。

のだが、あまりにも意気投合しすぎているので、それ以外の回では割と一緒にボケ側に回るようなツーカーの仲でもある。特に、ギャグ回では、さながら重要回のセルフパロディめいたノリで、2人で芝居がかかったテンションで深刻にしょうもない試練を乗り越えるポジションに収まりつつあり、実は精神の成長の時以外もこの2人が今までいつもこんな感じであったことがうかがえつつある。

また、物語序盤から描写はあったが、アイプリのミツキのオタクである。部屋はミツキのグッズであふれかえっており、大量の複数サイズのみつきぱんぬいぐるみや本人の旧名義「ミー」のイニシャルに飾られた缶バッジ、タペストリーやうちわ、アクリルスタンドに至っては一般的なサイズどころか等身大まであるのを、変に整理整頓されて神棚的なものまであることから、文字通りの「オタク」。

過去シリーズ似たような枠で言うと、虹ノ咲だいあのような対個人としての激重感情でも、雨宮春希のような狂気の混じった個人崇拝でもなく、あくまでも推しとオタクの関係。

当然正体が星川みつきというのもかなり初期から知っていたことから、表でも星川みつき相手にはどこかテンションがおかしく、割と甘々だったのは序盤から描写があった。

この、ミツキのオタクということは、二階堂タマキくらいしか知らず、ハロウィンには部屋に入られまいと一人だけ身を隠していたのだが、あっけなく全員にばれる。すべてがさらけ出され、この世の終わりのようになったサクラに対してみつきが模範解答じみた優しさを見せたことで、完全にオタクのテンションでみつきに接しているサクラの姿も描かれてしまった（というかもうヤケになってるような…）。