三重県とは (ミエケンとは) [単語記事]

三重県
面積	約5,777km²
県庁所在地	津市
県の花	花菖蒲
県の木	神宮杉
県の鳥	白千鳥
県の魚	伊勢海老
県の獣	カモシカ
隣接都道府県	岐阜県愛知県滋賀県京都府奈良県和歌山県

三重県（みえけん）とは、日本の都道府県のうちの一つである。
→「日本の都道府県の一覧」

南北に長く県を縦断するのに鉄道で4時間以上かかる。

所属する地方

三重県は所属する地方についてしばしば論争になっている。

社会の教科書の区分では近畿地方に分類されている事が多い。が、公的機関等は、中部各県と同じであることがある。一般的には近畿民からは「中部だ」、中部民からは「近畿だ」と思われているらしい。

テレビは県内の場所によって東海広域局（THK,CBC,CTV,NBN）と関西広域局（KTV,MBS,ytv,ABC）、あるいは両方が映る（他にも県域U局のMTV、一部地域で映るTVAなどもある）

関西弁最東端に位置する。名古屋に近い割には、木曽三川(揖斐・長良・木曽川）によって名古屋弁の侵略は行われていない。

三重県としての公式見解は次のようになっている。

結論からいえば、三重県は中部地方にも近畿地方にも属していると考えています。^[1]

地域別特記事項

北部

北勢：四日市市・いなべ市・桑名市・三重郡・員弁郡・桑名郡

四日市の石油化学コンビナート群に代表される工業エリア。自動車部品工場も多い。

名古屋のベッドタウン化している部分も多い。（桑名市・四日市市の近鉄沿線等）

木曽川・長良川(つまり愛知三重県境)で関西方言と名古屋方言とにはっきりと別れている。

中二病御用達刀鍛冶として高名な村正は桑名市において製作を行っていた。しかし、村正に関する史蹟などはほとんど残されていない。

鈴亀：鈴鹿市・亀山市

いわゆる「鈴鹿ナンバーエリア」

鈴鹿市は鈴鹿サーキットで有名であり、ホンダのお膝元。

亀山はローソク、最近は液晶テレビが有名になっている。（世界の亀山モデル）

中部

中勢：多気郡・津市・松阪市

県庁所在地の津、松阪牛の松阪ではあるが北部に比べるとやや寂れている感が否めない。

伊賀：伊賀市・名張市

伊賀地方は大阪・奈良方面に鉄道が走っているためそちらへの通勤も多く、関西色が一番強い。

南部

伊勢志摩（南勢）：伊勢市・志摩市・鳥羽市・度会郡

伊勢・志摩・鳥羽の観光地エリアである。

伊勢神宮・「志摩スペイン村」（パルケエスパーニャ）、真珠・牡蠣の養殖などが有名。

紀勢・東紀州：尾鷲市・熊野市・北牟婁郡・南牟婁郡

紀伊山地内にあり林業が主要産業である。また熊野灘での漁業も行われている。

雨が多く、ときどき道路が寸断され、陸の孤島化する。

熊野古道が世界遺産に指定されている。

新宮（和歌山県）に買い物に行くことが多い。

県内交通

鉄道

北中部はJRと近鉄が主だが、近鉄が圧倒的に強い。
最近はJRも盛り返しているが、近鉄優位は変わらない状況である。
一方、南部はJRしか走っていない。

JR東海・JR西日本

関西本線（島ヶ原駅～長島駅間）・紀勢本線（亀山駅～鵜殿駅間）・参宮線・名松線

近鉄（近畿日本鉄道）

名古屋線・大阪線（赤目口駅～伊勢中川駅間）・山田線・鳥羽線・志摩線・湯の山線・内部線・八王子線・鈴鹿線

養老鉄道

養老線（旧近鉄養老線・桑名駅～多度駅間）

伊賀鉄道

伊賀線（旧近鉄伊賀線）

三岐鉄道

三岐線・北勢線

伊勢鉄道

伊勢線

※東海道新幹線は三重県内を走らない。東海道は三重県を通っているのに。

道路

高速道路は、東名阪自動車道、伊勢自動車道、紀勢自動車道が南北に、伊勢湾岸自動車道、新名神高速道路が東西に走っている。

国道は北中部にに国道1号線、国道23号線（通称：名四道路）、国道25号線（自動車専用部は名阪国道）が、南部に国道42号線が幹線として存在している。

県境部の峠、山地などに酷道と呼ばれる国道も存在する。

空路

県内に空港はない。

最寄りは中部国際空港（愛知県）か関西国際空港（大阪府）。

脚注

*三重県の広域連携/三重県は中部地方？近畿地方?

三重県単語

所属する地方

地域別特記事項