世界の問題解決方法 単語

セカイノモンダイカイケツホウホウ

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世界の問題解決方法とは、インターネットミームの一つである。

概要

世界各国における問題の解決方法をジョークも交えながら一目でわかるよう図式に起こしたもの。英語圏では「International guidelines for problem solving」という名前で通っている。いわゆるエスニックジョークの一種といえる。

英国はティータイムで、フランスはデモで、スペインはシェスタして、北朝鮮はとりあえず黒電話金正恩を持ち上げてなど、その国を端的に現したイラストで表現しており、評価は高い。

もともとは2012年頃にフランスのデザイナー、ジェローム・ヴァドン氏が2012年にフェイスブック上に投稿したシンプルなジョークが発端で、同じ国際問題に直面した米・独・英・仏の異なる解決策を揶揄したスケッチがネット上に拡散され、自分の国をオチのように付け加えていくという形でミームに育っていったという。

ヴァドン氏は本業もあってなかなか時間が取れないでいたが、2013年12月に自身が新たに国を追加してバージョン3を作成し、これが今拡散されているミームのもととなった。

インタビュー記事ではバージョン4やバージョン5の作成も予定されていたが、なかなか本人の納得するものが仕上がらなかったのか、現在の所本人がそれにあたるものをあげた形跡はなく、3が最終版となっている。この通り、もともとのバージョンに日本は存在していない。

日本人にとってはあまり馴染みのない事物も含まれており、アイスランドは「Þetta reddast!」とかかれているが、これはなんとかなるさという意味合いの言葉で、問題に蓋をしたうえで避けていってしまう性質を現している。また、ギリシャについては、当時問題に成っていた2012年のユーロ危機においてとりあえず政府機関を閉鎖しまくったことが揶揄されている。ジャマイカ(右列一番下)についてはジョイント[1]を吸って「問題なんてないよメーン」というヤク漬けの楽天的な思考を示している。

また、当人は記事のなかでステレオタイプは自国への見られ方について回顧し、国々の間の緊張を和らげて、欠点をユーモアに昇華するツールとして有用とする一方で、南アフリカやセルビアの例を引きながらそれが誤解を招くコミュニケーションの基でもあることを認識している。要は、それをどのような人が扱うかというのが大事でかつ、悪意なくユーモアがあるかどうかが大事だという点を主張している。

我が国においては翌週よりポータルサイトに取り上げられており、Twitter(現X)においても記事冒頭に示したように、現在にいたるまで時折触れられるミームの一つになっている。

関連項目

  • インターネットミーム
  • ジョーク
  • X

脚注

  1. *紙巻き煙草状の大麻

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最終更新:2025/12/15(月) 04:00

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