九州産交バス

九州産交バスとは、熊本県熊本市西区上代4丁目に本社を構えるバス事業者である。
略称は「産交」「産交バス」。

概要

熊本県のほぼ全域で路線バスを運行している在熊最大手のバス事業者。路線バスは白地にスカイブルーのラインが入るのが特徴である。現在、九州産交バス直営路線は熊本市とその周辺にのみあるが、産交バスが運行するローカル路線を含めると、菊池地域（熊本電鉄バスの縄張り）と上益城・宇城地域（熊本バスの縄張り）を除く県内全域にバス路線網を展開している（その他、熊本市内には熊本都市バスの路線もある）。2003年に産業再生機構の支援を受け、その後2012年からはHISの連結子会社となっている。

もとは戦時中に県内にたくさんあったバス会社・トラック会社を一気に統合してできた会社である。長らく社名を「九州産業交通」としていたが、2006年に持株会社「九州産業交通ホールディングス」へ移行したことに伴い、バス事業が「九州産交バス」、旅行業などが「九州産交ツーリズム」、不動産業などが「九州産交ランドマーク」へそれぞれ移管された（その後「九州産交リテール」が設立され、飲食事業などを担っている）。

かつて演歌歌手の八代亜紀がバスガイドとして在籍していた。

グループ会社

昔はもっといっぱい仲間がいたが経営合理化でだいぶスリムになった。

• 九州産業交通ホールディングス（持株会社）
• 九州産交バス（バス事業 主に熊本都市圏と都市間バスを担当）
• 産交バス（バス事業 主に熊本都市圏以外と都市間バス以外を担当）
• 九州産交整備（自動車整備事業）
• 熊本フェリー（船舶事業 熊本-島原に「オーシャンアロー」を運航中）
• 九州産交ツーリズム（旅行事業 阿蘇山ロープウェーの運営はここ）
• 九州産交ランドマーク（不動産事業・広告代理事業 熊本交通センターの運営はここ）
• 九州産交リテール（飲食事業・テナント事業）

営業所・車庫

※は分社の「産交バス」管轄。その他は九州産交バス直轄。全てが熊本県内に位置する。基本的には「○○産交」と呼ばれることが多いが、本社併設の熊本営業所は「西部車庫」と呼ばれる。

• 本社・熊本営業部(熊本市西区上代4丁目)
  • 熊本路線バス営業所(同敷地内に併設)
  • 熊本高速バス営業所(同敷地内に併設)
• 貸切バス事業本部(熊本市西区小島8丁目)
• 松橋営業所(宇城市松橋町松橋)
• 山鹿営業所(山鹿市中央通)
• 光の森営業所(菊池郡菊陽町津久礼下沖野)
• 木山営業所(上益城郡益城町寺迫)
• ※八代営業所(八代市新地町)
• ※玉名営業所(玉名市岱明町西照寺)
• ※阿蘇営業部
  • ※阿蘇営業所(阿蘇市黒川)
  • ※高森営業所(阿蘇郡高森町高森西原)
  • ※小国営業所(阿蘇郡小国町宮原影ノ木)
• ※大津営業所(菊池郡大津町吹田)
• ※人吉営業所(人吉市下青井町)
• ※水俣営業所(水俣市月浦)
• ※天草営業部
  • ※天草営業所(天草市北浜町)
  • ※牛深営業所(天草市久玉町新久玉)
  • ※三角営業所(宇城市三角町三角浦)

都市間バス・高速バス

2019年4月現在。※は特に決まった愛称がない。

• 快速あまくさ号 熊本-天草(本渡)
• 快速たかもり号 熊本-高森
• 快速小国郷ライナー 肥後大津駅-小国
• 快速南郷ライナー 肥後大津駅-高森
• ひとよし号 熊本-人吉
• ひのくに号 福岡(福岡天神・博多駅)/福岡空港-熊本(西鉄バスと共同運行)
• ASOエクスプレス 福岡(福岡天神・博多駅・福岡空港)-阿蘇(西鉄バスと共同運行)
• さいかい号 熊本-佐世保・ハウステンボス(西肥バスと共同運行) 2019/04/01運行再開。
• りんどう号 熊本-長崎(長崎県営バスと共同運行)
• やまびこ号 熊本-大分(大分バスと共同運行)
• たかちほ号 熊本-高千穂・延岡(宮崎交通と共同運行)
• なんぷう号 熊本-宮崎(宮崎交通と共同運行)
• きりしま号 熊本-鹿児島(鹿児島交通・南国交通3社共同運行)
• サンライズ号 京都・大阪・神戸-熊本(近鉄バスと共同運行)
• あそ☆くま号 京都・大阪-熊本(近鉄バスと共同運行)
• 不知火号 名古屋-熊本(名鉄バスと共同運行)
• B&Sみやざき号 新八代駅-宮崎(JR九州バス・宮崎交通3社共同運行)
• フェニックス号 福岡(福岡天神・博多駅)-宮崎(西鉄バス・JR九州バス・宮崎交通4社共同運行)
• ※福岡(福岡天神・博多駅・福岡空港)-黒川温泉(日田バスと共同運行)
• 空港リムジンバス 熊本-阿蘇くまもと空港
• ※熊本-阿蘇
• 九州横断バス 熊本-阿蘇-黒川温泉-湯布院-別府(厳密には定期観光バスだが便宜上記載)
• オーシャン観光バス 熊本-島原-雲仙-長崎(厳密には定期観光バスだが便宜上記載) 2017/12/1から運行休止中。

くまモンのIC CARD

2015年4月に新しく運用開始となった熊本地域振興ICカード（Felica系）。磁気式プリペイドカード「TO熊カード」の後継として導入された。産交バスグループをはじめ在熊他社でも使用することができる。詳細は「くまモンのIC CARD」へ。

なお、熊本にはこれとは別に熊本市交通局が発行している「でんでんnimoca」(Suica系)があり、相互利用対象となっている。

産太くん

九州産交バスのマスコットキャラクター。「産交バス」の「たぬき」なので産太(さんた)くんと名付けられた。よくネズミと勘違いされる。くまモンを意識してなのか、特徴的な口癖「～ヌンッ」をよく出す。詳細は「産太くんの部屋」へ。

関連動画

関連項目

• バス事業者の一覧
• その他の在熊バス事業者
  • 熊本電気鉄道
  • 熊本バス
  • 熊本都市バス
• 熊本交通センター
• 熊本県民ホイホイ

外部リンク

• 九州産交グループポータルサイト
• 産交バスポータルサイト
• くまモンのIC CARD
• 産交バス宣伝キャラクター「産太くん」
• 産交バスサービスセンター Facebookアカウント