乾紗寿叶とは (イヌイサジュナとは) [単語記事]

乾紗寿叶（いぬいさじゅな）とは、漫画『その着せ替え人形は恋をする』の登場人物である。

CV:種﨑敦美

概要

「ジュジュ」というコスネームで活動する美少女コスプレイヤー。17歳。高校2年生。エスカレーター式の女子高である桜ノ宮女子高に通っている。

見た目は小学生や中学生に見間違えるほどの童顔で小柄で華奢な体格だが、五条新菜や喜多川海夢よりも1つ年上のれっきとしたJK（といっても合法ロリではないが）。SNSのフォロワー数が20万人を超えるほどの超人気コスプレイヤーだが、本人は自己満足でやっているだけで他人に見て欲しいという願望がさほどないためイベントに参加はしない。そのため、謎の人物として認識され、「ジュジュって実在したんだ」と言われがちである。写真の撮影やSNSの管理は妹の乾心寿に任せており、コスネームも心寿が付けたものである。喜多川海夢の憧れのレイヤーでもあり、「ジュジュサマ」と呼ばれている。

妹の心寿にとっての憧れの存在であり、可愛くて、強くて、かっこよくて、困ったときはすぐに助けてくれる頼れる姉として敬愛されている。そんな妹からの溺愛ぶりに対し、照れつつもまんざらでもない様子。逆にスタイルが良く、自分にできないコスができる心寿を羨ましく思っている。

SNSにあがった黒江雫のコスプレをした喜多川海夢の写真を偶然見つけ、五条新菜が作った衣装に一目惚れ。イベントに参加した二人をストーキングして「五条人形」を発見し、「フラワープリンセス烈!!」のブラックリリィの衣装を製作するよう五条新菜に依頼。喜多川海夢から合わせの提案を受けたときは誰ともつるむ気はないという方針から一度は断ったが、撮影スタジオの費用を割り勘してくれるという条件に釣られて渋々承諾している。

性格は、強気で堂々としておりツンデレ気味。一方、廃墟などの薄暗い場所を怖がるなど怖がりな一面もあり、泣くと小さな子供のようになる。仲の良い中学生の妹がいる影響もあり面倒見が良く、合わせコスをした際は五条新菜と喜多川海夢にメイクについての知識を伝授している。人や物を褒めるときは「素敵」と言うのが口癖。エスカレーター式の女子高に通っているため同年代の男子との接触機会が少なく、五条新菜に手を握られただけで衝撃のあまり気絶している。ちなみに、五条新菜との初対面の際は、全裸を見られたのに加え、転んでM字状態の大股開きになったことでつるつるを目視されている。

コスプレに対する知識は豊富で、「キャラのイメージを壊すコスは絶対にしたくない」という強い信念とこだわりを持っている。幼い頃から魔法少女に憧れており、特に「フラワープリンセス烈!!」の二階堂シオンを推している。自分も魔法少女になりたいと夢見ていたが、成長して全てが作り物の世界だと理解し諦めていた。だが、中学生のときにプリンセス・リリィのコスプレ衣装と出会ったことがきっかけとなり、夢を叶えるために魔法少女専門のコスプレイヤーとなった。

合わせコスの撮影では、心寿のコスプレ参戦というサプライズもあり、「楽しいからキャラを無視して笑い、撮影に影響が出る」という本来であれば一番嫌いな行動に出た喜多川海夢を微笑ましく見る心境の変化が見られている。さらに、自分の大切にしてきたものを大事に扱ってくれた五条新菜を見て、一目惚れしたのは五条新菜の作った衣装だけではなかったことを自覚する。