伊予の早曲がりとは、自動車の運転において、右折車が対向の直進車よりも先に右折することである。
信号機のある交差点で、対面にも赤信号で停車している直進車がいるのに、青信号になった瞬間を見計らって急発進し、右折をやり遂げる車。
右折待機中、直進車が来ているにもかかわらず、「待ちきれねえ!」とばかりにその前を右折していく車。
こういった危険な運転がとくに愛媛県で多く見受けられるため伊予の早曲がりという不名誉な通称がつけられることとなった。最初にこの語を用いた者がだれであるかは判然としていない。
青信号と同時に急発進して右折するタイプは、基本的に大きな交差点ほど発生率が高くなるようだ。これは大きな交差点はそれだけ直進車が発進しはじめてから交差点中央に到達するまでの時間が長く、右折車からすれば早曲がりを成功させやすいからであると思われる。
なお、青信号に切り替わるよりも早く、すなわちその交差点すべての信号機が赤信号の段階からフライングスタートして早曲がりする車もある。伊予の早曲がり自体が交通違反だが、この場合はもちろん信号無視でもある。
対向車からすれば、信号待ちしている段階から「あ、この右折車、伊予の早曲がりする気だな」というのはなんとはなしにわかるもので、阻止すべく青信号になった瞬間または赤信号から青信号に切り替わる直前に急発進して直進する……というドライバーもいないではない。もちろん事故のもとになるので伊予の早曲がり車にはかかわらないほうが吉である。
ちなみに、自動車が公道を走行する際、右折車というものは最も優先順位が低く、他車に譲らなければならない立場にあるとされる。道路交通法第37条にはこうある。
車両等は、交差点で右折する場合において、当該交差点において直進し、又は左折しようとする車両等があるときは、当該車両等の進行妨害をしてはならない。
つまり、直進車>左折車>右折車というわけだ。直進車があるにもかかわらず先に右折してしまうなど言語道断である。
ただし、優先順位が高いからといって、直進車が右折車と接触事故を起こしてしまった場合、日本の法律では時速0km、すなわち完全停止していないかぎりはある程度は有責であると見なされてしまうことが多い(もちろん例外もある)。事故を起こすよりは伊予の早曲がりをするような面倒くさい車はさっさと先に行かせてやったほうがマシである。本日も安全運転でお願いいたします。
余談だが、愛媛県のドライバーは他県にくらべ運転マナーが悪いらしい。愛媛県警察には以下のような意見が寄せられ、交通指導課の回答と併せて公開されている。ごらんになりたい方はこちら(外部リンク)
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最終更新:2025/12/13(土) 02:00
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