全親が泣いた

全親が泣いたとは、人生の苦労が一瞬で消える瞬間または感動的瞬間である。

概要

今日、親は自分の見てはいけない物を見てしまったようだ・・・父親は崩れ落ち、母親は泣いていた。親にとっては、自分が生まれたときから愛情を込めて育て、幼稚園ではしゃぎ回ったあの夏の日々、小学校の授業参観では照れながら発表する作文、中学校の受験勉強に後ろから励まして進学して、立派に高校へ行く姿を見た思い出がすべてその一瞬で消えてしまったのである。確かに、親は二人とも社会人でありすべては我が子のため・・・立派な社会人になるように、嫌な上司の小言を聞いて左遷にもめげず残業して会社に尽くして貯めた養育費を今、自分が一瞬で無駄にしたのである。自分の部屋の扉が閉まる前に見た最後の映像は、二人の親が慰め合って父親が母を励ましていた母の一言は「どうしてこんな子に育ってしまったの・・・・」

その時、全親(祖父・祖母含む)が泣いた・・・

数日後、親を泣かしてしまった自分は家を出て行くことを決意した。流石に親を泣かせた衝撃は大きく自分でも変わる決意を持った。部屋を綺麗にしてありとあらゆる物を捨て、まっとうな社会人を目指そうと必死に努力した。しばらくして中小企業の会社に内定し上司とけんかをしながらも会社に貢献し社長から手渡しで給料と賞与をもらった今時銀行に振り込まないのはこの会社ぐらいだろう。自分の給料袋を眺めふと親を泣かせた事を思い出す。親に恩返しがしたいそう思って近所にある旅行会社に行き温泉旅行のチケットを購入した。数ヶ月ぶりに実家へ帰り親に反省の気持ちを込めてそのチケットを手渡した。

そして、全親(祖父・祖母含む)が泣いた・・・

関連動画

関連項目

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• シンクロ率801%
• 今年のコミケは二度とない
• ヘブン状態
• 親不孝
• 待ってろよ俺の夢
• 古き良き時代