勇者王ガオガイガー 単語


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ユウシャオウガオガイガー

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勇者王ガオガイガーとは、サンライズが産み出した、熱き勇者達の物語である。 

「凱」要

「勇者エクスカイザー」から始まる、勇者シリーズ最後の作品となるアニメである(正確には「勇者聖戦バーンガーン」がサンライズ公認の最後の勇者であるが、ここではTVシリーズとして、つまりアニメとしての最後を意味する)。
前作「勇者指令ダグオン」までが小さなお子様向け、いやむしろ大きなお姉さん向けだったのに対し、本作は趣向を変えて、70年代のロボット物のオマージュとして作られた筈だった。しかし、あまりに熱い物語だったため、テレビで放映された本編は、過去の非リアル系ロボット物とは異質の傑作となっている。

こうなってしまったのは大体、檜山修之と田中公平のせい。
でも、北極ライオンの到来から、生機融合体の誕生まで、途切れなく熱い筋立てが続くのは、間違いなく米たにヨシトモ監督のせい。

本作は声優が2役以上引き受ける事が極めて多く、登場人物がかち合う場面は別の意味で熱い。

OPは「勇者王誕生!」で、EDは「いつか星の海で」。
TV版とOVA版で多数の劇中歌があり、またBGMに対する評価も高い(これが↑の理由でもある)。

主な台詞集

ナレーション:「これは人類存亡をかけて戦う、熱き勇者たちの物語である!!」

大河:「博士っ!!」
麗雄:「しかし、ファイナルの成功率は限りなくゼロに近いんじゃがのぅ・・・・・・」
大河:「成功率なんてのは単なる目安だ!!後は勇気で補えばいい!!」

大河:「ファイナルフュージョン、承認!!」
命:「了解!!ファイナルフュージョン!!プログラム・・・ドライブ!!」

凱:「よっしゃあ!!」

大河:「ゴルディオンハンマー、発動・・・承認!!」
命:「ゴルディオンハンマー!!セーフティ・・・デバイス・・・リリーヴ!!」
凱:「ハンマー、コネクト!!ハンマー、ヘル!!ハンマー、ヘヴン!!光になれえぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」

護:「うわっはぁ~!!」

護:「クーラティオー!!テネリタース、セクティオー、サルース・・・コクトゥゥゥゥゥゥゥゥラ!!」

戒道「テンペルム・・・。ムンドゥース、インフィニ、トゥーム・・・レディィィィレ!!」

大河:「ディバイディングドライバー射出準備!」
全員:「えっ!?」
スワン:「Oh No!」
猿頭寺:「もし失敗したら!」
牛山:「街は壊滅です!」
大河:「このままでも壊滅だ!!」

ピッツァ:「空はいい・・・空はいいぞ・・・」

プリマーダ:「美しい・・・」

ペンチノン:「ウィィィィィィィィィィィ」

華:「怖くない、怖くない・・・」

凱:「俺は信じたい・・・。人類を、この世界を・・・そして、俺自身を!!・・・だから戦う!!生き抜くために!!」

激:「後はガッツで補えぇ!!」

ナレーション:「君達に、最新情報を公開しよう」

ナレーション:「これが勝利の鍵だ!!」

登場人物とか登場メカとか

登場人物

  • 獅子王 凱 (ししおう がい) ・・・ GGG所属の、地上最強のサイボーグ。史上最年少の宇宙飛行士(当時18歳)で、初任務となるスペースシャトルの乗船中の事故で瀕死となったが、サイボーグに改造されて命を取り留めた。
    Gストーンのパワーで生命を維持するとともに超人的な力を得ている。なお、戸籍上ではシャトルの墜落事故で死亡していることになっており、墓もある。
    サイボーグの身体は確かに強いが、その反面あまりにも脆く、ガオガイガーのヘル・アンド・ヘヴンは使うごとにガイの身体を蝕んでいった(その為に開発されたのがゴルディオンハンマーである)。
    TV版最終回にて最悪の敵、機界新種との戦いを終えた後、超進化人類「エヴォリュダー」となる(凱いわく、「神様からのご褒美」)。
    戦闘時は「イークイップ」の掛け声で、黄金色のパーツを装着する(なお、これはOVAでのIDアーマー装着の事であり、サイボーグの時には頭部にパーツが追加されるだけである)。この状態で発動するハイパーモードは三分間限定でサイボーグの限界まで戦闘力を上昇させる。主な武器はウィルナイフ。
    ギャレオンやファントムガオーに搭乗し、ロボット形態ではマシンと一体化(フュージョン)して、ガイガーもしくはガオファーとなる。さらに他のガオーマシンとファイナル・フュージョンで合体し、ガオガイガーとなる。本作の熱気の8割以上を担当する勇者王にして主人公。
    なお、彼は決しておじさんではない。しかし、小学生の護からすれば二十歳も十分なおj(ry

  • 天海 護 (あまみ まもる) ・・・ 浄解という不思議な力に目覚めた少年。物語の前半ではその力を用いて多数の人を救う。本作におけるもう一人の主人公。余談だが春閣下とは全く関係ない。

  • 卯都木 命 (うつぎ みこと) ・・・ GGG隊員。凱のガールフレンド。EI-01落下事件で両親を亡くしている。
    ファイナルフュージョン時など、発動ボタンの防護プラスチックにとって最大の天敵。なお、ゲーム版ではさらに犠牲が増えることに。

  • 大河幸太郎 (たいが こうたろう) ・・・ GGG長官。ファイナルフュージョンやゴルディオンハンマーの発動は彼の承認なしではできない(それ以外では国連事務総長ができる)。
    「あとは勇気で補えばいい!」など、勇気に頼っている(ように見えるが、それは裏を返せば隊員たちのことを真に信頼していることを意味する)。FINALでは一時、長官の席から離れていたが、GGG追放時にタイダーウッド片手に復帰した。

  • 火麻 激(ひゅうま げき) ・・・GGG参謀総長。長官の大河とは親友で、従来の参謀のイメージとは異なり、現場で指揮を執ることが多いため、作戦立案の方は彼の部下が行っている。事あるごとによく通信機を破壊している。ゴルディーマーグのAIのベースにもなっている。

  • 獅子王 麗雄(ししおう れお) ・・・ GGGのエグゼクティブスーパーバイザー兼研究開発部長であり、獅子王 凱の実の父親である。70歳。数多くの発明品を開発しており、瀕死の状態だった凱をサイボーグとしたのも彼である。

  • 初野 華 (はつの はな) ・・・ 護のガールフレンド。(兼、嫁)
    かなりの頻度でゾンダーの出現に巻き込まれている。従姉がいる。
    余談だが巨乳スキーの木村貴宏にこういうキャラを書かせた米たに監督は、げに恐るべし。

  • 牛山末男 (うしやま すえお) ・・・ 兄がGGG隊員の牛山一男で、兄が喋っていたのか、GGGの秘密をすぐ周囲にバラす少年。多分、兄のせいでGGGの情報を知っている。

  • 戒道 幾巳(かいどう いくみ) ・・・ 護たちのクラスメートで、どこか不思議な雰囲気を身にまとう謎の少年。母親と共に暮らしているが実の母親ではない。EI‐01との決戦の最中に行方不明となる。
    その正体は・・・三重連太陽系のうちの赤の星で、緑の星のラティオを元に作られた生体兵器「アルマ」である。

  • ソルダートJ (そるだーと じぇい) ・・・ 原種によりGGGが壊滅、最強勇者ロボ軍団が起動できず、ガオガイガーも戦闘不能状態に追い込まれた絶体絶命の危機にジェイアークに乗って現れた謎の戦士。
    その正体は・・・機界四天王のピッツァであり、戒道によって浄解された。
    赤の星の生き残りで、ジェイジュエルの力を持って原種と戦う。主な武器は腕からエネルギーを剣状に放出するラディアントリッパーである。ジェイバードと一体化(フュージョン)することによってジェイダーへと変形し、さらにメガ・フュージョンすることによりジェイキャリアと合体し、キングジェイダーとなる。
    ガオガイガーの大きさが30m台なのに対し、キングジェイダーは100mを越す。まさに超弩級である。
    因みに玩具ではそこまで差がない。

  • ナレーション・・・本作のナレーションを担当しているのはあの小林清志氏であり、ガオガイガーの初ファイナル・フュージョンやOVAでのジェネシック・ファイナルフュージョンのシーンなど、物語の熱い場面で視聴者にあまり意味がわからない熱い最新情報を公開してくれる勇気あるお方。
    オープニングや次回予告、最終回などでの語りはよくネットで定型詩として使われることが多い。
    因みに、同氏が歌唱指導を行う「勇者王誕生! 歌唱指導付カラオケVER.」というものがあり、興味がある方や歌唱力を上げたいと思っている方は、是非一度聞いてみても良いだろう(ただし、歌唱指導になるかどうかは貴方の判断に委ねるが・・・)。

最強勇者ロボ軍団

  • 氷竜炎竜 ・・・日本製の双子のビークルロボ。氷竜が兄で、炎竜が弟である。兄は冷静沈着で弟はお調子者。なお、炎竜は着地下手であり、高所からの着地は高確率で失敗する(これは以降の兄弟、姉妹にも引き継がれており、雷龍と闇竜も同じく着地に失敗する。GGGは弟や妹に何らかの恨みでもあるのだろうか? 実際には左右合体時の胸部装甲となるシールドがあるためで、機体自体が同じ設計なためにシールドの分だけ重い弟や妹は勢い良く落ちてしまうのであった。・・・やはりGGGは弟や妹に何らかの恨みでも(ry)。

  • 風龍雷龍 ・・・中国製の双子のビークルロボ。風龍が兄で、雷龍が弟である。また、氷竜・炎竜の弟(三男・四男)でもある。上の二人をモデルに制作されているが兄は潔癖症で弟はやんちゃ者である。

    ・・・なお、この四兄弟は妹萌え属性であることがCDドラマで判明している。

  • 光竜闇竜 ・・・フランス製の双子の女性型ビークルロボ。上記2組の双子の改良型の為、上の四機とは合体出来ない。子供っぽい口調や態度で間違われやすいが光竜が姉で、闇竜が妹である。光竜はおてんば娘で、闇竜はドジっ娘。・・・やはり妹のほうは着地下手である。
    一応、女性型なのでお肌を気にしている。なので最終戦でボディがボロボロになった際には、恥じらいを感じていたりする。・・・なお、シンパレートが上昇すると胸が光る
    CDドラマでは紳士としての心が暴走した兄達を止めるべく奮闘していた。特に光竜は本体色が白で強力なレーザーを放ち、CVが同じ人なので某白い悪魔→魔王を連想する人も多いかと・・・(少し、頭冷やそうか)

  • ボルフォッグ ・・・ 犬神霧雄をモデルとした超AIを搭載するロボット。普段はパトカー塗装・装備のスーパーカー形態に変型している。ガングルーおよびガンドーベルと三身一体(つまりは合体)し、ビッグボルフォッグとなる。光学迷彩(ホログラフィックカモフラージュ)搭載。護少年のストーカー大の仲良し。
    因みに、変形・三身一体時のBGMは「伊藤家の食卓」に使われており、勇者王を知らなくてもこのBGMは知っているという人は多い。

  • ゴルディーマーグ ・・・ガオガイガーの必殺ツールゴルディオンハンマーを使用するための専用上腕部に変形する勇者ロボ。ロボ形態ではゴルディオンハンマーを背中に背負っている。性格は火麻参謀そのもの。しかし、初期の頃は事あるごとに衝突するため、麗雄博士から「まるで兄弟喧嘩だ」と言われるほどである。
    尚、ゴルディオンハンマーに変形すると誤解されがちだが、同ツール自体はゴルディマーグ制作より一週前からの登場であり、その週での使用でズタボロになったガオガイガーが、翌週ゴルディマーグと合体することで難なく使用する様は圧巻であった。 

  • マイクサウンダース13世 ・・・通称マイク。13世なのは彼の上に12人の兄がいるためである。
    2つのモード(人格も変わる)に変形し様々なディスクで勇者たちの攻撃や支援を行う。
    ニコニコ上での彼の活躍は「マイクのディスクシリーズ」で有名。断わっておくが彼は勇者である前にロックンローラーである。本編上で「ロックは不滅」とのたまっているからである。つまりロック>勇気。
    実はシスコンでモデルになった人物の妹がピンチになったとき、自力でプロテクトを破る程である。

その他の勇者王ガオガイガーの登場人物・メカをどしどし紹介してください。

止めはしませんよ? むしろ書いてください。

ハイパーツール

勇者王ガオガイガーには豊富な数のツールが劇中に登場しており、そのほとんどが文房具や工具をモチーフにしている。

  • ディバイディングドライバー・・・OPにて遠藤正明氏が叫んでいるため、おそらくほとんどの人が知っているであろうツール。空間湾曲フィールドを形成するツールで、ゾンダー編ではかなりの頻度で利用されていた。
    なお、OPで大々的に叫ばれているが、決して攻撃用のツールではない。空間湾曲の応用で『バリア』にもなる。モデルはマイナスドライバー。

  • ガトリングドライバー・・・ディバイディングドライバーの宇宙用のようなもの。重力レンズを形成することができる。
    空間湾曲に左向きの力を加え、対象を傷つけはしないが、その動きを空間ごとネジ止める。
    これもまた、本来は攻撃用ではない(スパロボでは攻撃用の武器に含まれていたが・・・)。モデルはプラスドライバーか三角ドライバー。

  • イレイザーヘッド・・・超竜神専用のメガトンツールで、物質のエネルギー消費の原理である『使えば減る』を短時間で行う。
    用途に合わせて弾頭のサイズを変更でき、サイズはノーマル、L、LL、XLがある。ただし、最大サイズの弾頭を用いても消費しきれないこともある(レプリジンの護がパスQマシンの力を解放した状態で放った、スターガオガイガーのヘル・アンド・ヘヴン・ウィータは弾頭を消費しても超竜神を真っ二つにするほどの威力を残していた)。
    モデルは敵の攻撃を「鉛筆で書いた文字」と見立てて、それを消す「消しゴム」である。消去対象は物質的エネルギー(爆発や攻撃・衝撃波)、霧、電磁波など。

  • ディメンジョンプライヤー・・・三機のプライヤーズが合体したツール。
    空間を捻じ曲げることができ、ガオガイガーが湾曲超空間に閉じ込められたときにはその空間を切り開いて取り除いている。
    また、ゴルディーマーグが完成する以前のゴルディオンハンマーを用いる際にも使われた。装着するときの掛け声は「ツールコネクト」。
    後に三機のプライヤーズは量産され、カーペンターズに加えられる。モデルは通常連結時がスパナで、ディメンジョンプライヤー使用時にはプライヤー(ペンチ)。なお、プライヤーズの三機目は他の二機に比べ、おっちょこちょいである。
    だがそれがいい。

  • ゴルディオンハンマー・・・言わずも知れた、本作品を代表するツールである。
    正式名称「グラビティ・ショックウェーブ・ジェネレイティング・ツール 

    対象を光レベルまで分解する力を持ち、その威力は使用したガオガイガーすら破壊するほどである。そのため、ガオガイガーに対する負担を軽減するためにゴルディーマーグが作られた。
    マーグハンド装着時で放つ「ハンマーヘル ・アンド・ハンマーヘヴン」はガオガイガーの「ヘル・アンド・ヘヴン」を超える威力を持ち、釘打ち・釘抜きの要領でゾンダー核や原種核を抜き取る。
    原理としては、強力な重力波を目標に照射、この重力波の中では重力が大きく変動するため、この変動に触れた物体は粉砕される(ここまではブラックホールの表面と同じ現象が起きている)。
    それと同時に衝撃波のようなほぼ垂直に立ち上がる波を作り出し叩き付ける事により、目標は湾曲した空間の中を光速で落下することになり、この超々急加速により光子のレベルまで分解、完全に破壊されてしまう。
    理論上、この衝撃に耐えうる物質はこの宇宙に存在しない。
    正に史上最強、勇者王の名に恥じない必殺技である(まあ、幾度か負けることはあったが・・・)。
    また固体のみならず、原子などで構成されていれば風やビームなどの気体・液体・エネルギーでさえも光にしてしまう。
    トドメでの「光になれぇぇぇぇ!!」は上にもあるように勇者王ガオガイガーを代表する名台詞の一つである。マーグハンド装着時の掛け声は「ハンマーコネクト」。
    モデルはもちろんハンマー(釘抜き付きの金鎚か?)だが、形状はおもちゃのピコピコハンマーそのものである。
    なお、ゲーム版ではキングジェイダーが「シルバリオンハンマー」というどっかで聞いたことがあるような勇者とそっくりな名称で使うルートがある。ただ、その際の姿は本当におもちゃのピコピコハンマーを持った大人である。 
      
  • 弾丸X・・・EI-01戦にて用いられた最後の切り札。 
     「それは、Gストーンに封印された、高エネルギー集積体を、爆発的に開放させる事で、限界以上のパワーを引き出す、最強最後のミラクルマシンなのであるナレーション台詞より)。
    Gストーン
    のエネルギーを全て開放することができるが、このツールを使用すれば、理論上Gストーンのエネルギーは空になってしまう(つまり、Gストーンを生命維持に使っている凱は実質的に死ぬことになる)。
    だが、勇者たちはそれすらも覚悟の上で弾丸Xを使用する。おそらくゴルディオンクラッシャーの次にセキュリティーレベルが高いツールだと思われる(その割には起動用の画面にガムテープを貼るという簡易的なものではあったが)
    なお、本来はハイパーツールではなく、GGGベイタワー基地のエリアの一つ。
    後にガオファイガーにも初めから改良された弾丸Xが搭載されており(ただし実際に弾丸X自体が入っているわけではなく、それを元に作られたシステムであるエヴォリアルウルテクパワーが組み込まれている)、また光竜・闇竜には内蔵式の小型化された弾丸X(内蔵弾丸X)が搭載されている。
    前者と後者の違いは、ガオファイガーのものは出力を安全に制御するための補助的な意味合いであるのに対し、内蔵弾丸XはEI-01戦で用いられた弾丸Xとほぼ同様の効果(Gストーンの全エネルギー開放)を持っていることにある。

  • ゴルディオンクラッシャ・・・FINALの最終回でのみ用いられたGGG最後にして最強のツール。
    正式名称「グラヴィティ・ショックウェーブ・ジェネレイティング・ディビジョン・ツール 
    GGGの新造ディビジョンフリードであるディビジョン艦、ヒルメ、タケハヤ、ツクヨミの三艦が合体して完成するツールであり、その大きさは度肝を抜かす・・・というか、ジェネシック・ガオガイガーが見えない位デカイ。
    コネクターはもともとガオファイガー用に開発されていたが、そこはガッツで補って使用した(本当はエヴォリュダーのハッキング能力を使ったのだが、設定をよく知らなければ気づかないだろう)。
    その威力はZマスター級の敵・・・すなわち惑星レベルの大きさの敵を迎撃するために作られたため、あまりにも強大(もともと三隻のディビジョン艦の動力源である『レプトントラベラー』の出力が無限であるのに対し、さらにそこへジェネシック・ガオガイガーの無限波動「ジェネシックオーラ」や凱自身のエヴォリュダーの力が加わり、その出力は無限を超え、もはや測定不能の域を遥かに凌駕している)。それはまさしく絶対勝利の力である。
    そのため、厳重なセキュリティーによって管理されており、GGG長官と国連事務総長が持つ『勝利の鍵』(ただし本編ではスワンが国連事務総長から鍵を預かっている)と声紋認証を通さなければ使うことはできない。装着時の掛け声は「クラッシャーコネクト」。

  •  モレキュルプラーネ・・・小説版『獅子の女王』に登場したツール。
    中間子を対消滅
    させることでその物質を完全に破壊するツール。
    しかし、ゾンダー核や原種核を摘出できない・・・つまりは核自体を破壊する恐れがあったため、あまり用いられることはなかった。モデルは鉋(カンナ)。

  • ゴルディオンモーター・・・ゲーム版『BLOCKADED NUMBERS』に登場したツール。
    その効果はグラビティバーストを発生し、エネルギーを発散させることで、ゴルディオンハンマーのグラビティ・ショックウェーブを無力化するツールである。
    だが、大河や激が核となったゾンダーに取り込まれてしまい、ガオガイガーにとって大きなピンチを招くことになる。

  • グランドプレッシャー・・・同じくゲーム版に登場したツール。
    その効果は対象物を挟み込むことで、その中でソリタリーウェーブを照射して物質を消滅させる。
    ゴルディオンハンマーが通用しなかった、ゴルディオンモーターを取り込んだゾンダーを倒すのに用いられた。こちらはちゃんと核は無事である。その姿はまさに圧力釜。
    しかし、欠点は「使用するサイズにあった対象にしか使えないこと」である。無論、こちらもイレイザーヘッド同様に様々なサイズがあるが、肝心の原種が入るだけの大きさのものがなかったためにTV版では使われることがなく(そもそも、対ゾンダー用のツールなので小惑星と融合した原種など想定外だったのだろう)、結局機界新種に取り込まれることになる。もったいないと言えばもったいない。

 主な合体の組み合わせ

本作は合体の組み合わせが意外に複雑であり、あまり小さいお子様に優しくない仕様だったと見られる。

合体後の名称 組み合わせ
ガオガイガー ガイガー + ステルスガオー + ライナーガオー + ドリルガオー
スターガオガイガー ガイガー + ステルスガオーII + ライナーガオー + ドリルガオー
ガオファイガー ガオファー + ステルスガオーIII + ライナーガオーII + ドリルガオーII
ジェネシック・ガオガイガー ジェネシック・ガイガー + ガジェット・ガオー + ブロウクン・ガオー
+ プロテクト・ガオー + スパイラル・ガオー + ストレイト・ガオー
超竜神 氷竜 + 炎竜
撃龍神 風龍 + 雷龍
幻竜神 氷竜 + 雷龍 (ザ・パワーの影響下のみ)
強龍神 風龍 + 炎竜 (ザ・パワーの影響下のみ)
天竜神 光竜 + 闇竜
ビッグボルフォッグ ボルフォッグ + ガンドーベル + ガングルー
キングジェイダー ジェイダー + ジェイキャリア
ガオガイゴー 凱号 + ステルスガオーII + ライナーガオーII + ドリルガオーII

「凱」伝

外伝として、PSゲーム「BLOCKADED NUMBERS」、OVA「勇者王ガオガイガーFINAL」や、そのOVAを再編集して地上波で放送した「勇者王ガオガイガーFINAL ‐GRAND GLORIOUS GATHERING‐」、またドラマCD4本(「サイボーグ誕生」「ロボット闇酷冒険記」「最強勇者美女軍団」「ID5は永遠に・・・」)、小説「獅子の女王〈リオン・レーヌ〉」が制作されている。また、ムック本にて「最低勇者ロボ軍団」や、コミックにて「超弩級戦艦ジェイアーク 光と闇の翼」および「サイボーグGUY」が収録されていた。

この他、限定版オリジナル・フィギュア付きオリジナルCDドラマが、ビクターエンタテインメントからCDシングル盤として出ている(Wikipediaにまだ載っていないのは内緒だ)。

  • VOL.1 「ガイ編」ガオファイガーのフィギュア付き [VIZL-43]
  • VOL.2 「命編」獅子王凱と卯都木命のフィギュア付き [VIZL-44]
  • VOL.3 「ソルJ編」ソルダートJのフィギュア付き [VIZL-45]
  • VOL.4 「光竜&闇竜編」光竜のフィギュア付き [VIZL-46]
  • VOL.5 「マモル&華編」初野華(スク水)と闇竜のフィギュア付き [VIZL-47]
  • VOL.6 「ルネ編」ルネのフィギュア付き(編集者未確認)

他作品との関わり

  • ベターマンとは世界を共有している。ベターマン・ラミア、牛山次男、パピヨン・ノワールなど、両作品に出る人物がいるほか、親戚が登場するケースもあるようだ。
  • 監督米たにヨシトモ、キャラクター木村貴宏の組み合わせで、「BRIGADOONまりんとメラン」が制作されている。

なお、直接関係ないがその熱さから多方面に渡りネタとされている。ここではその内の一例を示す。

  • 某パロディ執事漫画のアニメに主人公である獅子王凱に酷似した「サイボーグ執事」が出て来たのは有名な話。これが果たして公式なのか非公式なのかはさておき、かつて勇者王を見ていた視聴者からは賛否両論である(むしろ批判の方が多いのかもしれない・・・)。
  • 主役の獅子王凱の声優である檜山修之が他作品で演じるキャラクターは「勇者王」からあやかり、「〇〇王」と呼ばれることが多い(詳しくは「勇者王」の項目を参考にしてください)。

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関連項目

  • 勇者王誕生!
  • 勇者王
  • 勇者シリーズ
  • 光の要請
  • 腹筋が光になる
  • 破壊神ジェネシック・ガオガイガー
  • マイクのディスクシリーズ

「凱」部リンク

Wikipedia方面

あまりに熱い物語のため、ウィキペディアでは長くなりすぎて記事が分割されたり、要出典タグを巡って議論がヒートアップしたりと、熱く暴走した展開を見せている。

一方、アンサイクロペディアでは、誰も内容をクールに決めることができず、記事が歯切れの悪い状態で凍結されてしまっている。ルーデルとは異質のアンサイクロペディアン敗北となったようだ。

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