勘違いして降りてしまう人が出る駅名の一覧とは、名前が原因となって、ごく稀に勘違いして降りる人が出現する(または、しそうな)駅の一覧である。
概要
かつては市販の地図や時刻表などを使ったり、駅員に尋ねたりして駅を目指していたが、パソコンやスマートフォンが普及したことで、全国の駅を調べることができる地図アプリ・乗り換えアプリが登場した。これにより、駅名や施設名を入れるだけで簡単に目的地までの行き方がわかるようになった。
しかし、その結果、その場所の地理に詳しくない人が行き先を入力すると、本来行きたかった場所とは違う場所が表示される例もある。例えば
- 「青海(あおみ)駅」に行きたいが、正しい読みを知らないので、とりあえず「あおうみ」と入力しようとする
- アプリ側が「青梅(おうめ)」の読み方が分からないために「あおうめ」と入力しようとしていると予測し、青梅駅を出してくる
-
大阪府の「京セラドーム」に行こうとして、「京セラ」を入力
等が挙げられる。そのまま気づかずに向かってしまう人も中にはいる。
また、もともと駅名が紛らわしく、聞き間違えたり、頭の中で既に勘違いを起こしている場合もある。例えば、厚木に向かおうとして、本厚木駅があることを知らずに厚木駅に行ってしまう場合が挙げられる。
ここでは、そのような間違いが起こる駅を一覧にする。
なお、この記事は鉄道会社に駅名の改称を要求したり、勘違いした人をからかったりするものではない。「気を付けよう」ぐらいの軽い気持ちで見てほしい。
大まかな掲載基準
- 途中で間違えていると気づきそうなものは掲載しない(近距離を移動する際、乗り換えアプリで新幹線や特急を挟むルートが表示されるなど)
- 掲載しない例:東京都の赤坂に行こうとして山梨県の赤坂駅に行く
- 相互に乗換駅として利用可能なぐらい距離が近い場合は掲載しない
- 掲載しない例:川越駅と本川越駅を間違える(徒歩10分程度の距離)
- 勘違いしていてもしていなくても結局そこで降りる(改札を出る)必要がある場合は掲載しない
- 掲載しない例:名古屋城が名古屋駅前にあると思い、新幹線に乗って名古屋駅でJRの改札を出る
- 名古屋城に行くには地下鉄等に乗り換える必要があり、どっちにしろJRの改札を出る必要がある
-
掲載する例 :山口県の宇部市中心部に行くため、宇部駅で改札を出る
- 宇部市の中心部へは、JR宇部線に乗り換える必要があるため改札を出なくてよい
- ただし、現地に「ここは○○駅ではありません」等の注意書きがあったり、誤って下車して困っている人が出た例が何度もニュースやTwitter等で報告されていれば上記のルールを無視して掲載する
- 掲載する例:草津温泉があると思って滋賀県の草津駅に行く
北海道
- 西18丁目駅・西28丁目駅
- 札幌市営地下鉄東西線の駅。「にしじゅうはっちょうめ」「にしにじゅうはっちょうめ」という微妙な違いに気を付ける必要がある。ただ、東西線は日中8~9本程度の本数があるので、まだ間違えてもなんとかなる。ちなみに札幌には「西11丁目駅」「西15丁目停留場」「西8丁目停留場」「西4丁目停留場」などもあるが、札幌の中心部に近いほど数字が小さくなる。また、「北1条西28丁目」「北2条西28丁目」…という形で東西南北を使って座標軸的に地名が決まっているので、「条」の部分も把握しなければならない場合もある。
- 登別駅
- 登別市にあるJR室蘭本線の駅。登別温泉やのぼりべつクマ牧場に行く場合は登別駅で降りて問題ない。しかし、市役所など登別の中心部に向かう場合は幌別駅が最寄りとなるので、登別駅で降りてはいけない。
東北
- 湯沢駅
- 秋田県湯沢市にあるJR奥羽本線の駅。上越新幹線の停車駅である、新潟県湯沢町の越後湯沢駅と勘違いする乗客が稀におり、年に数回程度の報告例がある(参考)。
- 蔵王駅
- 山形県山形市にあるJR奥羽本線の駅。蔵王温泉へのアクセス駅ではない(山形駅からバスが出ている)。さらに、蔵王キツネ村は宮城県であり、公共交通機関だけで行くのは少し難しく、宮城県の白石蔵王駅などの途中駅からレンタカーやタクシーなどを利用することが多い。これらはすべて山形県と宮城県にまたがる「蔵王山」が名前の由来であり、山の周辺には「蔵王」を冠する施設名が点在する。
- 伊達駅
- 福島県伊達市の駅。甲子園出場校として有名な聖光学院高校の最寄り駅だが、伊達市役所の最寄りは阿武隈急行の保原駅になり、徒歩1時間ほどの距離がある。旧伊達町にあったためこの駅名になった。なお、さすがに勘違いして降りる例はないと思われるが北海道伊達市の伊達紋別駅ではない。
関東
- 小金井駅
- 栃木県下野市にあるJR宇都宮線の駅。東京都小金井市にある武蔵小金井駅・東小金井駅・新小金井駅、小平市の花小金井駅などとの区別がつきにくく、しかも小金井駅を行き先として掲示する列車が多いため、誤って向かう人がいる。
- 赤城駅
- 群馬県みどり市にある東武桐生線などの駅。赤城山へのアクセス駅ではない。かつては東武鉄道が赤城山の観光開発のため、この駅を「新大間々駅」から「赤城駅」に改称させて路線バス・ケーブルカーでアクセスルートを作ったという経緯があるが、現在は赤城山へのルートは前橋駅からの利用が主になっている。
- 富士山下駅
- 群馬県桐生市にある上毛電気鉄道の駅。「ふじやました」と読み、桐生市の標高160mの山「富士山」の下にあることからこの駅名になった。外国人、特に中国人観光客が「富士山(ふじさん)」と誤って向かってしまうことが多い。上毛電気鉄道側が注意喚起をしているが、逆手にとって160mの富士山登頂記念認定証を発行するイベントを行ったりしている。また、Googleの検索アプリのCMの題材にもなった。
- 小川町駅
- 埼玉県小川町(東武東上線)と東京都千代田区(都営地下鉄新宿線)に同名の駅がある。「小川町」はそこまでメジャーな地名ではないためイメージが湧きにくく、車窓が田園風景であっても気づかずに埼玉まで向かってしまう人がいる(参考)。東武では小川町を行き先として掲示する列車が多く、地域によっては埼玉の小川町の方がメジャーだったりする。
- ふじみ野駅
- 埼玉県富士見市にある東武東上線の駅。ふじみ野市には無いが、市境が近い。「ふじみの市役所に行きたい」と声に出して言われると、どの駅に行けばいいのかよくわからなくなる。富士見の市役所の最寄りは隣の鶴瀬駅だが、当駅からもバスが出ている。ふじみ野市役所への最寄りは隣の上福岡駅。
- 浦和駅・中浦和駅・武蔵浦和駅
- さいたま市内の駅。「浦和」と名前の付く駅はとても多く、上記にないものでは「東浦和」「西浦和」「北浦和」「浦和美園」がある。
- 幕張駅・京成幕張駅・幕張本郷駅・京成幕張本郷駅
- 千葉市の駅。幕張メッセへの最寄り駅ではない(最寄りは海浜幕張駅)。ただし幕張駅・幕張本郷駅のどちらとも、幕張メッセ方面へのバスがかなりの本数出ているので、勘違いしてもなんとかなりやすい。また、イベント開催時のJR京葉線の混雑回避のために意図してこれらの駅を使う人もいる。また、幕張駅と幕張本郷駅の方も間違えやすい。
- 浅草橋駅
- 東京都台東区にあるJR総武線などの駅。浅草駅ではない。都営地下鉄浅草線で2駅隣に向かえばなんとかなる。
- 青海駅・青梅駅
- どちらも東京都内の駅。両方とも字が似ており、誤記や見間違いが多いため、勘違いが起こりやすい。詳しくは「青海青梅問題」を参照。
- 霞ヶ関駅
- 東京都千代田区の駅。財務省や外務省などがある官庁街。有名な場所であるため、霞ケ関駅(埼玉県・東武東上線)といきなり勘違いされるケースはさほど無いが、「東京国際大学の最寄り駅」と聞くと勘違いする人も出てくる可能性がある。
- 五反田駅・五反野駅
- どちらも東京都にある駅。五反田駅は品川区、五反野駅は足立区とほぼ真逆の場所に位置する。特に五反野駅の最寄にはコスプレスタジオがあり、スタジオを利用するコスプレイヤーが五反野駅と間違えて五反田駅で降りてしまった例が見受けられる。
- 学芸大学駅・都立大学駅
- 東京都目黒区にある東急東横線の駅。昔は東京学芸大学・東京都立大学が近くにあったのだが、今はない。大学入試会場として向かう際に注意を要する。
- 目黒駅・中目黒駅
- 東京都の駅。目黒駅は品川区にあり、両駅は徒歩20分ほど離れている。都営バスか、恵比寿駅を使った鉄道乗り継ぎで相互にアクセスが可能。
- 東大前駅・駒場東大前駅
- 東京都内の駅。どちらにも東京大学があるものの、キャンパスが違うので注意を要する。有名な赤門がある本郷キャンパスは東京メトロ南北線の東大前駅で、1年生・2年生が多い駒場キャンパスは京王井の頭線の駒場東大前駅。なお、本郷キャンパスの場合、場所によっては本郷三丁目駅や根津駅の方が近いことも多い。
- 板橋駅・中板橋駅・板橋区役所前駅・板橋本町駅
- 東京都板橋区の駅。板橋駅はJR埼京線の駅で、この中では最も有名。板橋駅から中板橋駅に向かうには歩いて下板橋駅まで向かい、東武東上線に乗って2駅隣の駅で降りる。板橋区役所前や板橋本町方面へは、新板橋駅まで歩いて都営地下鉄三田線に乗る。他にも「上板橋駅」がある。さすがに箱根板橋駅と間違える人はいないと思われる。
- 千川駅・仙川駅
- どちらも東京都内の駅。千川(せんかわ)駅は豊島区にある東京メトロの駅で、仙川(せんがわ)駅は調布市にある京王線の駅。鉄道で乗り換えても40分ほどかかるので注意が必要。
- 調布駅・田園調布駅
- どちらも東京都にある駅。高級住宅街の方は大田区にある東急東横線の田園調布で、都市として人が多く行き来している方は調布市にある京王線の調布。
- 下丸子駅・新丸子駅
- 多摩川の北側である東京都大田区に下丸子駅、南側である神奈川県川崎市に新丸子駅がある。かつて多摩川は頻繁に流路を変えていたが、現在は直線的な流れになり、「丸子」も分断されている。多摩川駅で乗り換えればなんとかなるが、下記のように多摩川駅にも罠があるので注意。
- 多摩川駅・和泉多摩川駅・京王多摩川駅
- それぞれ東京都内の東急・小田急・京王の駅。共通点は「多摩川沿い」であることだけで、それぞれ大田区・狛江市・調布市にある。また、字は違うが二子玉川駅も別の場所である。
- 多磨駅
- 東京都府中市にある西武多摩川線の駅。多摩市には無く、同市の中心部は多摩センター駅になる。よく見ると「磨」と「摩」で字が違う。
- 横浜駅
- 神奈川県横浜市のターミナル駅。ただし、中華街などの主要観光地や、神奈川県庁や横浜市役所などの施設はこの駅の近辺にはない。新幹線とJR横浜線を使って新横浜駅から横浜駅に来た場合、JRの駅の外に出ずに桜木町駅や関内駅、石川町駅まで向かうと、料金を余分に支払わなくて済む(横浜市内区間であるため)。
- 横須賀駅
- JR横須賀線の神奈川県横須賀市にある駅。横須賀市への中心部へは、京急の横須賀中央駅が最寄りで、徒歩で20分ほどかかる。中心部へ向かうバスがあるため勘違いしても何とかなる。
- 厚木駅
- 小田急小田原線・JR相模線の神奈川県海老名市の駅。厚木市の本厚木駅から相模川をはさんだ反対側の住宅地にあり、俗称として「偽厚木」と呼ばれている。
- 足柄駅
- 神奈川県と静岡県に同名の駅名がある。徒歩での乗り換えはできないことはないが、6時間以上かかるため困難。間違えたら松田駅・新松田駅で小田急線と御殿場線を乗り継ぐことになる。名前の由来は両県にまたがる足柄山から。ちなみに足柄峠への神奈川県側の最寄りは足柄駅ではなく山北駅。
中部
- 福岡駅
- 富山県高岡市にあるあいの風とやま鉄道の駅。福岡県福岡市ではないが、外国人観光客が誤って向かう例がある(参考)。
- 白川口駅
- 美濃地方の岐阜県白川町にあるJR高山本線の駅。世界遺産の白川郷は飛騨地方の岐阜県白川村にあり、最寄り駅ではない(アクセスは高速バス・路線バスが一般的)。
- 柚木駅
- 静岡県内に同名の名前の2つの駅があるが、それぞれ静岡市(静岡鉄道)と富士市(JR身延線)にある。近すぎることはないが、遠すぎることもないため、用がある場合はどこの柚木駅か言わないと間違える可能性がある。
- 岡崎駅
- 愛知県岡崎市にあるJR東海道本線の駅。岡崎市の中心部は名鉄の東岡崎駅周辺であり、岡崎駅からバスを使ってもそこまでは30分ほどかかる。
- 春日井駅
- 愛知県春日井市の駅。JR中央本線と名鉄小牧線に同名の駅があり、5kmほど離れている。名前は名鉄側が先に「春日井」とつけたものの、春日井市の中心部に近いのはJRの駅の方である。
- 丸ノ内駅
- 愛知県清須市にある名鉄名古屋本線の駅。名古屋市の地下鉄駅である丸の内駅ではない。日本の城における曲輪の内側を「丸の内」と呼ぶため、全国にこの地名が点在する。今回はそれぞれ名古屋城と清洲城の丸の内にあたる。
- 清洲駅・新清洲駅
- 愛知県清須市にあるJR東海道本線・名鉄名古屋本線の駅。清洲城の最寄り駅ではあるが、清須市役所はJRの枇杷島駅や名鉄の須ヶ口駅が近い。
近畿
- 京セラ前駅
- 滋賀県東近江市にある近江鉄道水口・蒲生野線の駅。駅名の由来は近くにある京セラの工場から。京セラドームがあると勘違いして向かう人が複数名出ているが、京セラドームは大阪市にある。
- 草津駅
- 滋賀県草津市の駅。群馬県の草津温泉ではないが、間違えて向かってしまう人がいる(参考)。昔は草津温泉という銭湯も草津市にあった。
- 鞍馬口駅
- 京都市営地下鉄烏丸線の駅。京の七口の1つ、「鞍馬口」という安土桃山時代から続く由緒正しい地名・通り名が由来。鞍馬山に続く鞍馬街道とつながる、かつての京の出入口ということであって、鞍馬山や鞍馬寺への最寄りではない。鞍馬山への最寄りは叡山電鉄の鞍馬駅。
- 北大路駅・今出川駅・丸太町駅・四条駅・五条駅・西大路駅・京都河原町駅など
- 「四条」「五条」など、京都の駅は東西(または南北)に長い通りの名前を駅名に採用しているケースが多いため、例えば「四条のどのあたりか」を把握していないと最寄り駅と勘違いする場合もある。
- 丹波口駅・丹波橋駅
- どちらも京都市の駅だがそれぞれ下京区(JR嵯峨野線)と伏見区(京阪線)にある。間違えても京都駅で乗り換え、近鉄丹波橋駅まで向かえばよいので比較的なんとかなる。さすがに丹波地方と間違えるケースはないと思われる。
- 伏見駅・伏見桃山駅
- 京都市伏見区にある駅。近鉄京都線の伏見駅は旧伏見市街地の北側、京阪線の伏見桃山駅は伏見の中心部にある。伏見稲荷があると勘違いするケースがある。伏見稲荷は伏見の中でもかなり北東の外れにあり、JR奈良線の稲荷駅や京阪の伏見稲荷駅が最寄り。
- 近鉄宮津駅
- 宮津市の中心と勘違いされることがあるが、京田辺市にある近鉄京都線の駅。宮津市は京都府の北部にあり、「宮津駅」もある。単に近鉄宮津駅が「宮津駅」と案内される場合も多く、宮津市のイメージがないと勘違いして向かってしまう可能性もある。
- 高槻駅・高月駅
- 高槻駅は大阪府高槻市にあるJR京都線の駅。単体ではほとんど勘違いされることは無いのだが、滋賀県長浜市にJR北陸本線の「高月駅」があり、直通して高槻駅と高月駅の両方に止まる新快速列車もあるため、高月駅に行きたい乗客が「たかつきえき」と口頭で言うと高槻駅と誤解されてそちらへ案内される可能性がある。
- 堺駅・堺東駅・堺市駅
- 大阪府堺市の駅。市役所の最寄りは南海高野線の堺東駅で、ここが最も利用者が多い。南海線の堺駅が堺の旧市街地の中心部。JR阪和線の堺市駅は中心部の響きがある名前だが、かなり堺の外れの方にある。
- 百舌鳥駅・なかもず駅
- 堺市の駅。百舌鳥(もず)駅はJR阪和線の駅。大阪メトロのなかもず駅はひらがなで表記されることが多い。両駅の行き来は徒歩20分程度で可能。
- 尼崎駅
- JR神戸線・阪神電車が並行している大阪~神戸間には「西宮」「芦屋」など同名の駅が多いが、特にJR尼崎駅と阪神尼崎駅の間は距離があるため注意を要する。
- 甲子園口駅
- 兵庫県西宮市にあるJR神戸線の駅。甲子園は駅前にない。最寄りは阪神電鉄の甲子園駅。両駅の間にはバスがある。
- 網干駅
- 兵庫県姫路市にあるJR山陽本線の駅。網干の中心部に近いのは山陽電鉄の山陽網干駅の方で、徒歩40分ほどの距離。
- 竜野駅
- 兵庫県たつの市にあるJR山陽本線の駅。たつの市の中心部に近いのはJR姫新線の本竜野駅で、徒歩で1時間以上かかる。
- 柏原駅
- JRで同じ駅名が近畿地方に3つある(滋賀県米原市のかしわばら/大阪府柏原市のかしわら/兵庫県丹波市のかいばら)ため、読み方に注意が必要。奈良県の橿原(かしはら)とも違う。
- 和歌山駅・和歌山市駅
- それぞれJRと南海の駅。徒歩で40分程度の距離である。両駅の間はバス、またはJR紀勢本線の支線でアクセスが可能。
- 紀ノ川駅
- 和歌山市にある南海の駅。和歌山県内には紀の川市があるが、そちらの中心部はJR和歌山線の打田駅や粉河駅である。
中国・四国
- 福山駅・徳山駅
- JR山陽新幹線が止まる駅。それぞれ広島県福山市、山口県周南市にある。一字だけの違いなので、うっかりしていると間違えることがある。
- 東広島駅
- 広島駅の隣となるJR山陽新幹線の駅。新幹線なので、隣とはいっても広島駅とは30km以上離れている。「東広島市」に位置する駅であるためこの駅名になったが、東広島市の中心地はJR山陽本線の西条駅になる。日中時間帯であれば東広島駅と西条駅を結ぶバスがある。
- 玖波駅・玖珂駅
- 玖波駅は広島県大竹市にあるJR山陽本線の駅、玖珂駅は山口県岩国市にあるJR岩徳線の駅。両方とも岩国駅から行けてしまうため混乱しやすい。
- 宇部駅
- 山口県宇部市にあるJR山陽本線などの駅。宇部市の中心部に近いのは宇部新川駅であり、宇部駅からはJR宇部線で向かうことができる。
九州・沖縄
- 門司駅・門司港駅
- 福岡県北九州市門司区の駅。両駅は2駅分離れているので、それぞれ別の地域だと思った方がよい。観光地の雰囲気なのは門司港駅である。
- 阿蘇駅
- JR豊肥本線の駅。阿蘇市役所や阿蘇神社への最寄り駅は、2駅隣の宮地駅である。かつての阿蘇町の中心部であるためこの駅名となった。
- 霧島温泉駅・霧島神宮駅
- 鹿児島県霧島市の駅。霧島温泉駅はJR肥薩線、霧島神宮駅はJR日豊本線にある。ただし、乗り間違えても霧島温泉駅⇔霧島温泉(丸尾温泉)⇔霧島神宮⇔霧島神宮駅を結ぶバスが一日数本程度出ている。むしろ、バスやタクシー等を使わないとアクセスが難しい。
- 鹿児島中央駅・鹿児島駅
- 鹿児島市の駅。新幹線の終着駅なのは鹿児島中央駅で、そこから市電を使えば中心部に行けるので、わざわざ乗り換えて鹿児島駅に行く必要はない。なお、どちらの駅で降りても市電を使えば中心部に同じぐらいの時間で行くことができるので、鹿児島の中心部に行くために都城・宮崎方面から来た場合は、先に着く鹿児島駅で降りた方がよい。
改称された例
- 佐貫駅
- 茨城県龍ケ崎市にあるJR常磐線・関東鉄道竜ヶ崎線の駅。マザー牧場の最寄り駅であるJR内房線の佐貫町駅と間違える例が多かったが、2020年にJR常磐線の駅が「龍ケ崎市駅」に改称される。なお関東鉄道の駅名は佐貫駅のままだが、そこから出る電車はより龍ケ崎市への中心部に近い「竜ヶ崎駅」に向かうことになる。
- 京成臼井駅
- 千葉県佐倉市にある京成電鉄の駅。同県白井市にある北総鉄道の白井駅と勘違いする例が多かった。現在でも正式名称は変わっていないが、駅名標や路線図、行き先表示はひらがなの「うすい」になっている。
- 新横浜北駅
- 横浜市港北区にある横浜市営地下鉄ブルーラインの駅。新横浜駅から北に徒歩20分ほどの距離にある。地元住民の要望により「新横浜」の地名を使ったが、新横浜駅と誤って降りる客が多かったため、現在は重要な情報である「北」を先頭に持ってきて「北新横浜駅」という名前になっている。
- 出雲大社口駅
- 島根県出雲市にあったJR山陰本線の駅。出雲大社への最寄りは一畑電車の「出雲大社前駅」。JR大社線の廃止に伴い、観光振興のため一番近かった神西駅を1993年に出雲大社口駅に改称したが、駅から出雲大社は9kmほど離れていた。しかもバスなどの連絡路線も特になかったため苦情が多発し、1999年から「出雲神西駅」になっている。
関連動画
関連項目