吉田伸とは、日本の脚本家である。
1966年生まれ、茨城県出身。身長は180cmくらい。骨格フェチ。
主にアニメ、特撮分野にて10年以上活躍している。
大学卒業後に就職、その仕事を辞めて自主制作で映画を撮っていたところ、知り合いだったアニメ制作会社の社長に声を掛けられた事でこの業界へ。
金城哲夫を描いた映画を手伝った事がきっかけで上原正三と知り合う。
上原の紹介で紹介でゲーム制作会社フラグシップに参加し、GB版ゼルダの伝説や鬼武者などのゲームシナリオを手掛ける。そこで、杉村升、曽田博久、宮下隼一らといったヒーロー番組の大ベテランに脚本のノウハウを叩きこまれた。特に徒弟制度バリバリの世代だった杉村や曽田には「上っつらだけで人間を描くな!」とよく台本を床に叩き付けられていたといい、本人は正に根性モノの世界を体験したと語っている。
『ウルトラマンティガ』の時に上原によって円谷プロの笈田雅人プロデューサーに紹介され、『ウルトラマンダイナ』『ウルトラマンガイア』といった平成ウルトラシリーズに参加。
特撮で共に仕事をした小中千昭や武上純希、同じくフラグシップのメンバーだった宮下隼一や鈴木やすゆきらと同じ作品に参加する事が多い他、サンライズ作品も手掛けている。
アニメにおいて、2001年『Z.O.E Dolores, i』で初めてシリーズ構成を務めた。
『SPEED GRAPHER』には、『遊戯王DM』で監督だった杉島邦久から直接指名されて参加している。
また、漫画版『遊戯王ZEXAL』のストーリーも担当している。
敵味方問わずキャラクターが、物の道理ではなく個人が正しいと思った信念を貫くという展開が多い。
大義や個人といった幾つもの感情の機微も描き出し、そういった要素の積み重ねで言動に説得力を持たせている。
それを描く為にキャラクターを極限状態に追い込む事も辞さず、ハードなストーリーになる事も多い。
また手掛けた作品において、ストーリーの謎などはシリーズを牽引する要素に留まり、キャラクターそのものや、キャラクター同士の関わり合いがクローズアップされる傾向が強い。
『ダイナ』では「運命の光の中で」「青春の光と影」など、主にアスカの成長話を手掛け、ファンから高い評価を得る。
『ガイア』ではクリシスの設定や稲森京子のキャラクターを生み出し、アグル関連で濃厚なドラマを見せた。
本人によると、人間でありながら人類を滅ぼそうとする藤宮を理解できず、そういったオカルトっぽさよりも悶え苦しむ藤宮に接点を持って書いたという。
平成セブンのEVOLUTION5部作では、セブンこそ直接活躍しないものの、シラガネ隊長の葛藤を入念に描いた。
切通理作の『地球はウルトラマンの星』によると、『ガイア』を手掛ける前に『ウルトラマンダーク』という企画を持ち込んでいる。一回変身する毎に寿命が一年縮み、シリーズの途中で主人公が交代するという構想で、毎回の戦いを自分の命を懸ける価値があるのかと自問し、自分が正しいと思った道を突き進むヒーローを考えていたという。
その仕事振りから、平成ウルトラシリーズで中心的に活躍していた小中千昭や長谷川圭一からも一目置かれていた様子。
この人物を語る上で欠かせないのが遊戯王シリーズである。
シリーズ構成として、『遊戯王DM』ではドーマ編、王の記憶編を、『遊戯王GX』ではダークネス編、『遊戯王5D's』ではダークシグナー編以降、『遊戯王ZEXAL』では1話から最終話まで担当。劇場版の脚本も手がけた。
テレ東版遊戯王の『DM』から『ZEXAL』まで長きに渡ってシリーズに関わっており、原作者の高橋和希も「オレよりも現在の遊戯王を支えている」(漫画遊戯王ZEXAL3巻より)と発言している。
一方、突拍子も無い展開や作品の途中でキャラクターの性格が改変される場合が多い事、「心の闇」・「絆」など同じキーワードや以前使ったものと同じシチュエーションを多用する事、広げた風呂敷を畳みきれない事等を批判する者も少なくない。
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最終更新:2025/12/13(土) 22:00
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