夢のクレヨン王国とは (ユメノクレヨンオウコクとは) [単語記事]

夢のクレヨン王国とは、福永令三による児童文学『クレヨン王国』シリーズを原作とするテレビアニメで、 1997年9月7日～1999年1月31日の毎週日曜8:30～9:00にABC制作テレビ朝日系で全70話が放送された。アニメーション製作は東映動画(放映中の1998年10月に商号を東映アニメーションに変更)。

概要

原作シリーズのうち

『クレヨン王国の十二か月』
『クレヨン王国新十二か月の旅』(12の野菜の精の出典)
『クレヨン王国シルバー王妃花の旅』(死神の出典)

をミックスしてアレンジした内容となっている。

前半の死神編は、シルバー王妃がアラエッサとストンストンを引き連れて死に神の「わび証文」を集めるという『クレヨン王国シルバー王妃花の旅』のストーリーを中核に、『クレヨン王国の十二か月』、『クレヨン王国新十二か月の旅』に登場したエピソードが散りばめられるという構成になっている。なお、この三作はいずれも「シルバー王妃がクレヨン王国の各地を旅する」という物語である点が共通している。

ストーリー

ストーリーは大きく以下の二つのまとまりに分けられる

死神編(1～49話): 謎の少年によりゴールデン国王とオパール王妃が石に変えられてしまった。一年以内に元に戻さなければクレヨン王国から全ての色が消えてしまう。二人を元に戻す方法を探すため、シルバー王女はお供のアラエッサ、ストンストンと共に旅に出ることになった。
天使編(50～70話): ゴールデン国王とオパール王妃が元に戻ってからしばらく後、お城の侍女見習い、ヒゲなし猫のプーニャがお城の大時計に閉じ込められていたいたずら好きの天使、シャカチックとユックタックを外に出してしまった。このままだと二人のいたずらでクレヨン王国が大変なことになってしまう。シルバー王女はアラエッサとストンストンと共に、二人の天使をお城へ連れ戻すための、二度目の旅に出ることにする。

登場人物

シルバー王女: CV:徳光由香(現在は徳光由禾に改名); ゴールデン国王とオパール王妃の一人娘で、クレヨン王国の王女様。12の悪い癖がある。原作で対応する人物は「シルバー王妃」である。アニメで王女になったのは、想定される視聴者層に年恰好を合わせる為である。死神編ではお供にアラエッサとストンストンを従えて、石にされたゴールデン国王とオパール王妃を元に戻すための旅に出る。
アラエッサ: CV:坂田おさむ; ニワトリ。シルバー王女と一緒に旅をする。
ストンストン: CV:竹内順子; まん丸なブタ。シルバー王女と一緒に旅をする。余談ではあるが、最近の原作において彼女が出来た。
クラウド: CV:葛城七穂; アニメオリジナルキャラの金髪美少年。ゴールデン国王とオパール王妃を石に変えた張本人。原作ではゴールデン国王が活躍する部分が彼の活躍に置き換わっていたりするので、強いて言えば原作のゴールデン国王に対応している(ただしゴールデン国王はアニメにも登場する)。
死神: CV:山口健; 死神編に登場。かつて武烈女王(原作の武烈王妃)により封印されていた。あの手この手でシルバーたちの旅の邪魔をする。