希望皇ホープ(Utopia)とは、遊戯王に関連する用語である。
- 「No.39 希望皇ホープ」の略称。台詞上では「希望皇ホープの効果発動!」などと使われる。
特に他のカードと混同する恐れがない場合、さらに略されて「ホープ」と呼ばれることのほうが多い。
→「No.39 希望皇ホープ」を参照。
- テキスト上で指定される、「『希望皇ホープ』と名のついたモンスター」のこと。
概要
初出はOCG版の「COSMO BLAZER」(CBLZ)で登場したZW(ゼアル・ウェポン)。それ以前のパックが初出のZWは全て「CNo.39 希望皇ホープレイ」を指定していた。
また、アニメでは全てのZWが「CNo.39 希望皇ホープレイ」を指定しており、「No.39 希望皇ホープ」には装備できない。なぜCBLZ初出のZWだけが「希望皇ホープ」と名のついたモンスターを指定するようになったのかは不明。装備対象が広がったことは素直に喜ぶべきなのかもしれないが……。
2014年3月現在、「希望皇ホープ」と名のついたモンスターは以下の通り。
- No.39 希望皇ホープ・ルーツ
- No.39 希望皇ホープ
- CNo.39 希望皇ホープレイ
- SNo.39 希望皇ホープONE
- CNo.39 希望皇ホープレイV
- CNo.39 希望皇ホープレイ・ヴィクトリー
また、以下のモンスターは、ルール上「『希望皇ホープ』と名のついたカード」としても扱う効果を持っている。
カテゴリ登場時点では「No.39 希望皇ホープ」と「CNo.39 希望皇ホープレイ」しか存在しなかったが、後にホープの進化・変化形態としていくつか登場した。
「BFが~」、「リチュアが~」といった感覚で考えれば、「希望皇ホープが~」という場合、その中には「CNo.39 希望皇ホープレイ」なども含まれることになるが、会話などで「希望皇ホープが~」と出た場合、多くは「No.39 希望皇ホープ」のみを指しているだろう。
このカテゴリのCNo.は、「No.」、「CNo.」、「CNo.39」、「希望皇ホープ」の4つのカテゴリに属することになる。
アニメ・漫画において
遊馬が使用するカテゴリだが、アニメでは「『ホープ』と名のついたモンスター」、「『No.39 希望皇ホープ』と名のついたモンスター」などを指定するカードが存在するのみで、「『希望皇ホープ』と名のついたモンスター」を指定するカードは存在しない。
希望皇ホープのサポートカード
「『希望皇ホープ』と名のついたカード(モンスター)」に関する効果を持つカード。
ZW(ゼアル・ウェポン)
- ZW-玄武絶対聖盾
- ZW-風神雲龍剣
- ZW-雷神猛虎剣
- ZW-獣王獅子武装
- ZW-荒鷲激神爪
- ZW-極星神馬聖鎧
- ZW-阿修羅副腕
- SZW-天聖輝狼剣
初期に登場したものを除くOCG版ZWは、基本的に「このカードを自分フィールド上の『希望皇ホープ』と名のついたモンスターに装備できる」という形で指定する。詳細は「ZW」を参照。
ZS(ゼアル・サーバス)
アニメでは「ZS-双頭龍賢者」が「『ホープ』と名のついたモンスター」を指定していた。
ZS-幻影賢者
- アニメ登場:勇者の凱旋!友の意志を引き継げ!!(123)
- OCG初出:PRIMAL ORIGIN
- カード種別:効果モンスター
- テキスト(アニメ):
自分フィールド上のモンスター1体がゲームから除外された時に発動できる。自分フィールド上のこのカードをゲームから除外する事で、そのモンスター1体を自分フィールド上に特殊召喚できる。この効果で特殊召喚したモンスターの攻撃力よりも低い攻撃力を持つフィールド上のモンスターを全てゲームから除外する。自分フィールド上に「ホープ」と名のついたモンスターが存在する場合、1ターンに1度、自分のデッキからカードを1枚ドローできる。
- テキスト(OCG):
自分フィールド上に「希望皇ホープ」と名のついたモンスターが存在する場合、自分のメインフェイズ時に発動できる。デッキからカードを1枚ドローする。また、バトルフェイズ中に自分フィールド上のモンスターが除外された場合、その除外されたモンスター1体を選択し、フィールド上のこのカードを除外して発動できる。選択したモンスターを自分フィールド上に特殊召喚し、相手フィールド上の攻撃力3000以下のモンスター1体を選んで除外する。「ZS-幻影賢者」の効果は1ターンに1度しか使用できない。
新たなZEXALとなった遊馬とアストラルがシャイニング・ドローによってドローしたカード。
遊馬VSMr.ハートランド戦(カイトから引き継ぎ)で登場し、「銀河眼の光子竜」が自身の効果でゲームから除外されたことをトリガーに効果発動、「銀河眼の光子竜」をフィールドに呼び戻し、さらにMr.ハートランドのインフェクション・バグ・トークンをまとめて除外した。
ドロー効果はテキストで確認できるのみで1度も使用されることはなかった。
OCGでは、ドロー効果の制限が「ホープ」から「希望皇ホープ」に変更されたほか、除外モンスターを呼び戻せるのはバトルフェイズのみ、除外できるのは攻撃力3000以下1体のみなど、全体的に弱体化された。
CNo.39
- CNo.39 希望皇ホープレイV
- CNo.39 希望皇ホープレイ・ヴィクトリー
どちらも「希望皇ホープ」と名のついたモンスターをエクシーズ素材とする場合にのみ発動できる効果を持つ。詳細はそれぞれの記事を参照。
その他
「No.39 希望皇ビヨンド・ザ・ホープ」、「No.99 希望皇龍ホープドラグーン」、「RDM-ヌメロン・フォール」については当該記事を参照。
全体的に、アニメでは特に指定のなかった効果に対して、OCGで制限をかけるために「『希望皇ホープ』と名のついたモンスター」という条件を追加するというものが多い。
エクシーズ・エージェント
- アニメ登場:限界突破!!「希望皇ホープレイ・ヴィクトリー」(98)
- OCG初出:JUDGMENT OF THE LIGHT
- カード種別:効果モンスター
- テキスト(アニメ):
モンスターエクシーズ同士の戦闘時に発動できる。自分の墓地のこのカードをゲームから除外する事で、自分フィールド上のモンスターエクシーズ1体は、そのエクシーズ素材を利用した効果を発動できる。
- テキスト(OCG):
このカードが墓地に存在する場合、自分のメインフェイズ時に自分フィールド上の「希望皇ホープ」と名のついたエクシーズモンスター1体を選択して発動できる。墓地のこのカードを選択したモンスターの下に重ねてエクシーズ素材とする。「エクシーズ・エージェント」の効果はデュエル中に1度しか使用できない。
アニメでは「希望皇ホープ」とは無関係な効果であった。
サルガッソでの遊馬VSベクター戦で登場し、「No.39 希望皇ホープ」の効果のために使われた。
OCGではアニメでの縁もあってか、「希望皇ホープ」のサポートに改変されている。
Vサラマンダー
- アニメ登場:真月の危機!暗躍者ベクターの襲撃(94)、凶気のベクター 魔境サルガッソの闘い!(96)
- OCG初出:JUDGMENT OF THE LIGHT
- カード種別:効果モンスター
- テキスト(アニメ):
このカードが召喚に成功した時、自分の墓地の「No.39 希望皇ホープ」1体を特殊召喚できる。このカードは装備カード扱いとして自分フィールド上の「V」と名のついたモンスター1体に装備、または1ターンに1度、装備を解除して特殊召喚できる。装備モンスターがモンスターエクシーズで、エクシーズ素材を取り除く事で効果を発動する場合、その効果対象は相手フィールド上の全てのモンスターになる。さらに、相手フィールド上のモンスターの攻撃力の合計分のダメージを相手ライフに与える。
- テキスト(OCG):
このカードが召喚に成功した時、自分の墓地の「希望皇ホープ」と名のついたモンスター1体を選択して特殊召喚できる。自分のメインフェイズ時、フィールド上のこのモンスターを自分の「CNo.39 希望皇ホープレイV」に装備できる。このカードが装備されている場合、1ターンに1度、装備モンスターのエクシーズ素材を1つ取り除いて発動できる。装備モンスターの効果を無効にし、相手フィールド上のモンスターを全て破壊し、その数×1000ポイントダメージを相手ライフに与える。
アニメでは「No.39 希望皇ホープ」のみを指定する効果であった。
元々真月零から託されたカードで、人間世界での遊馬VSベクター戦で登場。「CNo.39 希望皇ホープレイV」に装備してその効果でベクターのフィールドを一掃した。
だが、このカード自体がベクターの罠であり、サルガッソでの再戦時、「Vain-裏切りの嘲笑-」の効果で墓地へ送られ、遊馬を窮地へと追い込むことになる。
これもまた、OCGで「希望皇ホープ」サポートに変えられた1枚。蘇生対象が変更された。「V」サポートのほうは直接ホープレイVを指定するように改変されている。
エクシーズ・チェンジ・タクティクス
- OCG初出:V JUMP EDITION 10
- カード種別:永続魔法
- テキスト:
自分フィールド上に「希望皇ホープ」と名のついたモンスターがエクシーズ召喚された時、500ライフポイントを払い、このカードの効果を発動できる。デッキからカードを1枚ドローする。「エクシーズ・チェンジ・タクティクス」は自分フィールド上に1枚しか表側表示で存在できない。
OCGオリジナルのホープサポート。
発動制限は特に無いため、ホープ→ホープレイorホープONEのようにエクシーズ召喚するだけで2枚ドローできる。
希望郷-オノマトピア-
- OCG初出:THE DUELIST ADVENT
- カード種別:フィールド魔法
- テキスト:
(1):このカードがフィールドゾーンに存在する限り、自分フィールドに「希望皇ホープ」モンスターが特殊召喚される度に、このカードにかっとビングカウンターを1つ置く。(2):自分フィールドのモンスターの攻撃力・守備力は、このカードのかっとビングカウンターの数×200アップする。(3):1ターンに1度、このカードのかっとビングカウンターを2つ取り除いて発動できる。デッキから「ズババ」、「ガガガ」、「ゴゴゴ」、「ドドド」モンスターの内いずれか1体を特殊召喚する。
OCGオリジナルのサポートカード。
ホープ→ホープレイorホープONEの手順でかっとビングカウンターを2つ貯められ、そのまま(3)の効果へつなぐことができる。
オノマトピアは、オノマトペ(ア)とユートピアをかけたものか。
ユートピアは希望皇ホープの英名として用いられている。
ホープ剣スラッシュ
- OCG初出:コレクターズパック-伝説の決闘者編-
- カード種別:装備魔法
- テキスト:
「希望皇ホープ」モンスターにのみ装備可能。(1):装備モンスターは効果では破壊されない。(2):このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、モンスターの攻撃が無効になる度に、このカードにホープ剣カウンターを1つ置く。
装備モンスターの攻撃力は、このカードのホープ剣カウンターの数×500アップする。(3):自分フィールドの装備モンスターがX素材を取り除いて効果を発動する場合、このカードは取り除くX素材の1つとして扱う事ができる。
OCGオリジナルのホープサポート。
破壊耐性、攻撃力上昇、エクシーズ素材の代用の3つの効果を持つ。
またアニメ・漫画における「No.39 希望皇ホープ」の攻撃名でもある。
ホープ・バスター
- 漫画登場:コーンの秘密!!(12)
- OCG初出:PREMIUM PACK 15
- カード種別:通常魔法
- テキスト(漫画):
相手の攻撃力が一番低いモンスターを破壊し、その攻撃力分のダメージを相手に与える
- テキスト(OCG):
自分フィールド上に「希望皇ホープ」と名のついたモンスターが存在する場合に発動できる。相手フィールド上の攻撃力が一番低いモンスター1体を破壊し、破壊したモンスターの攻撃力分のダメージを相手ライフに与える。
ダメージのついた「地割れ」。
遊馬VSキャプテン・コーン戦で登場。一度は「コーンがらがる」で無効化されたものの、次のターンに「リメンバー・アタック」で「No.50 ブラック・コーン号」を破壊することに成功した。
このとき、なぜか、モンスターの効果を無効にする「コーンがらがる」で無効化されている。
OCGでは「希望皇ホープ」の存在が発動条件に追加された。
リバース・ブレイカー
- アニメ登場:青き聖地の神 閃光のエリファス(118)
- OCG初出:PRIMAL ORIGIN
- カード種別:装備魔法
- テキスト(アニメ):
装備モンスターの攻撃宣言時、相手の魔法・罠カード1枚を選択して破壊できる。この効果の発動に対して、相手は魔法・罠カードを発動できない。
- テキスト(OCG):
「希望皇ホープ」と名のついたモンスターのみに装備可能。装備モンスターが攻撃宣言した時、相手フィールド上の魔法・罠カード1枚を選択して破壊する。この効果の発動に対して相手は魔法・罠カードを発動できない。
装備モンスターの攻撃時に魔法・罠を発動を許さず破壊できる。
遊馬VSエリファス戦で登場し、ホープに装備してエリファスの「神秘の鏡」を破壊したのだが、「NO4 エーテリック・アヌビス」の効果によって破壊されたカードが復活してしまったため、あまり意味がなかった。
OCGでは装備対象が希望皇ホープに限定された。
イラストには「ゴゴゴゴーレム」が機械に乗ってリバースカードを破壊する姿が描かれているのだが、この効果の改変によってイラストと効果が矛盾してしまった。
運命の扉
- アニメ登場:絆よ永遠に…かっとビングだぜ、オレたち!!(146)
- OCG初出:NEXT CHALLENGERS
- カード種別:永続罠
- テキスト(アニメ):
相手モンスターの直接攻撃宣言時に発動できる。その攻撃を無効にする。発動後このカードはモンスターカード(悪魔族・光・星1・攻/守0)となり、自分のモンスターカードゾーンに攻撃表示で特殊召喚する。自分のスタンバイフェイズ時、自分の墓地の「No.」と名のついたモンスターエクシーズをゲームから除外し、相手ライフにその除外したモンスターの数×500ポイントダメージを与え、このカードの攻撃力はそのダメージの数値分アップする。
- テキスト(OCG):
(1):相手モンスターの直接攻撃宣言時にこのカードを発動できる。その攻撃を無効にする。このカードは効果モンスター(悪魔族・光・星1・攻/守0)となり、モンスターゾーンに特殊召喚する。このカードは罠カードとしても扱う。(2):このカードの効果でこのカードが特殊召喚されている場合、自分スタンバイフェイズに自分の墓地の「希望皇ホープ」モンスターを任意の数だけ除外して発動できる(同名カードは1枚まで)。除外した数×500ダメージを相手に与え、このカードの攻撃力はそのダメージの数値分アップする。
遊馬の夢の中に出てきた謎の扉。
闘いの儀、遊馬VSアストラル戦で登場。遊馬の「FNo.0 未来皇ホープ」の攻撃に対して発動されたが、遊馬は「ダブル・アップ・チャンス」を発動、再び攻撃したことでこのカードは破壊された。
OCGでは表示形式の指定がなくなったほか、墓地のNo.を除外する効果は希望皇ホープを、同名カード1枚のみと制限された。
リリース・リバース・バースト
- アニメ登場:新しき希望の力!!友情合体!アトランタルホープ!(113)
- OCG初出:LEGACY OF THE VALIANT
- カード種別:通常魔法(アニメ)/通常罠(OCG)
- テキスト(アニメ):
自分フィールド上のモンスターエクシーズ1体をリリースして発動できる。相手フィールド上にセットされている魔法・罠カードを全て破壊する。
- テキスト(OCG):
自分フィールド上の「希望皇ホープ」と名のついたモンスター1体をリリースして発動できる。相手フィールド上にセットされた魔法・罠カードを全て破壊する。
セットカードを破壊できる。
遊馬&IIIVS蝉丸戦で登場。「No.39 希望皇ホープ」をコストに発動した。
OCGではアニメでリリースされたモンスターに合わせてか、「希望皇ホープ」と名のついたモンスターが条件となった。また、なぜか通常魔法から通常罠へとカードの種別自体が変更されている。おかげで「ベビー・トラゴン」の描かれたイラストと効果が矛盾してしまった。
それ以外のサポート
属するモンスターは全て「No.」と名のついたモンスターなので、そのサポートカードの対象となる。
また、このカテゴリに内包されるカテゴリとして、「CNo.39」が存在し、「DZW-魔装鵺妖衣」が指定する。
アニメにおいては、「DZW-魔装鵺妖衣」は「CNo.39 希望皇ホープレイ」と名のついたモンスターを指定していた。
アニメでは、「希望の鼓動」や「アルティメット・ホープ剣」のほか、「ZS-幻影賢者」、「ZS-双頭龍賢者」が「『ホープ』と名のついたモンスター」を指定していた。「希望皇ホープ」以外の「ホープ」として、アニメでは「No.39 希望皇ビヨンド・ザ・ホープ」が登場しているため、この指定の違いにも意味はある。
また、OCGでは「ワーム・ホープ」もある。
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「希望皇ホープ」に関する効果を持つカード
ZW(ゼアル・ウェポン)に関しては「ZW」の記事を参照。
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関連項目
- 遊☆戯☆王ゼアル
- 九十九遊馬
- ナンバーズ(遊戯王ZEXAL)
- ZW
- 遊戯王OCGカードリスト
- 遊戯王関連項目の一覧