技術的には可能ですとは、つまり現実的には無理ということである。
顧客から「〜して欲しい」という依頼が来た時に単に「可能です」と答えずに、「技術的には」と限定をつけなければならなかったということは、実行することが現実的でない(相手の望む結果をもたらさない)理由が存在するということを暗に意味している。
ITエンジニアがよく使う言葉としてSNS上で2010年代後半ごろから挙げられており、2021年3月ごろからはスラングとして頻繁に使われるようになった。
類似の表現に「理論的には可能です」がある。
依頼に対して「技術的には可能です」という回答が用いられる場合、確かに「〜して欲しい」の部分を字面通り額面通りに受け取って、技術や理論の面だけで検討するなら実現可能である(本当に不可能な場合は「技術的に不可能です」という回答になる)。しかし、実際には以下のような理由により、実行しても依頼者の「〜して欲しい」の言外に込められた期待には沿えないことがほぼ明白なのである。
「不可能です」とはっきり言わない理由としては、不可能と言い切ってしまうと嘘になるので『技術的には』できると言わざるを得ないという事情が大きいと思われるが、他には
といった社会的要因が考えられる。
ただし、稀に空気を読まずに「じゃあやってよ」となってしまうこともあるので、より具体的な言葉で言いかえたり、補足説明が必要になったりすることもある。
Twitterより
エンジニアでない人には以下のような例がわかりやすいのかもしれない。
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最終更新:2025/12/11(木) 21:00
最終更新:2025/12/11(木) 20:00
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