摩耶(艦これ) 単語


ニコニコ動画で摩耶(艦これ)の動画を見に行く

マヤサマ

3.5千文字の記事
これはリビジョン 2018925 の記事です。
内容が古い・もしくは誤っている可能性があります。
最新版をみる

「おう! 行くぜ、抜錨だ!」

摩耶(まや)とは、艦隊これくしょん~艦これ~に登場する艦娘である。モデルは大日本帝国海軍高雄型重巡洋艦の3番艦「摩耶」。CVは東山奈央。
ちなみに、よく書き間違えられるが、耶じゃなくて耶だから、そこんとこよろしくな!

提督、史実だぜ?

1928年に起工し、1932年に竣工した高雄型3番艦の重巡洋艦。艦名は現在の兵庫県神戸市灘区にある摩耶山に由来するが、これは川崎造船所の神戸工場で建造が行われたため。ただし母港は横須賀。

南方での作戦と縁深い艦であり、アリューシャン列島での任務に携わった数ヶ月(1942年5~6月、1943年2~8月)を除いて、海南島、 マレー、フィリピン、オランダ領東インド(現インドネシア)、ソロモン諸島、ニューギニア、マリアナと、南方各地を目まぐるしく駆け巡り、戦い続けた軍艦である。

この艦にとって転機となったのは、1943年10月~11月にかけてのラバウル空襲後に施された改装。この空襲で一時は艦そのものの放棄まで検討されるほどのダメージを受けた摩耶は、翌12月に母港の横須賀に帰投し、修理の傍ら、一部主砲を撤去する替わりに高射角砲並びに機銃台の大幅な増強改装を受けた。

これにより対空能力が大幅に向上し、性能の特化が見られた摩耶は、1944年6月のマリアナ沖海戦に前衛部隊の一員として参加。結果的には敗北したが、摩耶は轟沈することなく横須賀に帰投することに成功し、その後の改装でより一層の対空能力の強化が図られている。

しかしこの頃になると、既に戦争の趨勢は決したも同然の様相を呈しており、同年10月のレイテ沖海戦に参加するものの、米軍の潜水艦「デイス」の猛烈な雷撃を受け、摩耶は急激な大傾斜の後わずか8分間で轟沈。この雷撃で東郷良一少尉(東郷平八郎の孫)や大江覧治大佐(摩耶艦長)を含む乗員の3割が戦死し、残りは駆逐艦「秋霜」による救助を経て戦艦「武蔵」に移乗。対空性能に優れた摩耶での経験を生かし、引き続き武蔵での対空射撃に従事したが、圧倒的な不利を覆すことは出来ず、やがて武蔵も米軍艦載機によって航行不能となる致命的な打撃を受けてしまう。結局、摩耶乗員の多くは駆逐艦「島風」への移乗を経て、辛くも戦域から離脱することとなった。

ちなみにレイテ沖海戦には姉妹艦である「高雄」、「愛宕」、「鳥海」も参加していたが、高雄を除く3隻はいずれもこの戦いで沈んでいる。

余談だが、小説を原作にスタジオジブリの映画「火垂るの墓」の劇中、主人公・清太の回想に出てくる観艦式において、清太の父が乗っている軍艦が摩耶である。
劇中では東京大空襲で家を失うシーンなどがあるため、劇中の時代は1945年である事が分かるが、上記の通り摩耶は史実では1944年に既に沈んでいるため、清太の父が摩耶に乗ったまま運命を共にしたとするならば、清太が帰りを待ち望んでいた父は劇中の時点で既に死んでいるという事になる。

摩耶様の概要、喰らえー!

高雄型4姉妹の3女だが、姉2人とは絵師も服装も異なるため、高雄・愛宕組と摩耶・鳥海組で分けられることが多い。
これは、姉2人は太平洋戦争の始まる前に大改装を受けてリニューアルしたが、妹2人はそれが間に合わず改装しないままで戦争に突入したという史実から、分けられたと考えられている。

性格は、落ち着いた大人のお姉さんの雰囲気を持つ高雄、包容力に満ちながらどこか天然さを感じさせる愛宕、知的で頭脳派な鳥海と同じ姉妹とはとても思えないほど、男勝りかつ血気盛ん。
自分のことを摩耶様と呼んではばからず、「ぶっ殺されてぇかぁっ!」と叫びながら敵艦船を攻撃し、中破以上の状態で入渠させると「こんなになるまでコキ使いやがって・・・クソがっ!」一部の人にはご褒美な攻撃的な言葉を投げつけるなど、非常に言葉遣いが悪い。

これだけであれば、ただの傍若無人な乱暴者として嫌われるだけの運命をたどりそうなもので、実際に耐性の無い提督の中には忌避する者も多い。その一方で、近代化改修時には「サンキュー提督♪」と明るく感謝の言葉を述べ、行軍中の資材発見時には「やったな!」と一緒に喜んでくれるなど、可愛らしい一面も覗かせる。
補給してあげると「よーしみなぎってきた!やるぞっ!!」やる気はいっぱいである。

良い意味でも悪い意味でも自分に正直な性格のため、思ったことがそのまま口に出てしまうだけのことで、提督に対する印象は少なくとも悪くはない模様。邪険に扱えば反発し、大切にしてあげればそれだけ期待に応えようとしてくれる素直な艦娘である。
出撃時の「怖いなら、あたしの後ろに隠れてな!」という頼もしい言葉は、姐御肌な性格を端的に表す心強い叫びと言えよう。

性能

ゲーム内では、中盤に差し掛かる南西諸島海域(2面)で結構な頻度でドロップするため、 他の重巡洋艦と同じく戦艦非所持時の火力源として使われることが多い。
ただ摩耶の場合、改造可能レベルが18と重巡洋艦の中では格段に早く(大抵は25)、また改造すると大和型に次ぐ全艦娘屈指の対空性能(史実での対空特化改装に拠る)を身に着けるため、敵が艦載機を使ってくるマップで広く重宝されている。前述のヤンキー調の言葉遣いもあって、対空番長と呼ばれることもしばしば。
ちなみに史実だと対空砲増設のために主砲を1つ撤去しており、通常火力が下がってしまっているのだが、艦これでは改装して対空値が大幅上昇しても火力は別に下がらないどころか高雄や愛宕より高くなっているので安心して改装していける。 

この「対空が高い」という特徴は検証の結果、「対空効果を高い装備を装備する」事に比べれば比較的重要度が低い事が判明したのだが、一方で2013年秋イベントE4や2014年春イベントE3・E5のボスとして登場した陸上タイプの深海棲艦との戦闘では、対空値が重要になる事が判明。
通常、夜戦火力は火力+雷装の合算値が攻撃力に使われる(なので、雷装値が0固定の戦艦より巡洋艦の方が強い)のだが、陸上タイプ相手に攻撃をする場合に限り、雷撃そのものが通じないだけでなく、雷装値が一切攻撃力に加算されないため、昼の普通の砲撃とあまり変わらない攻撃力になってしまう。
ここで、これらの弱点とされる「三式弾」を装備すると、攻撃力が「火力+対空」の値になる。この仕様により、重巡の中で飛びぬけて対空が高い摩耶は、陸上タイプに対する三式弾砲撃において最強の火力を持つ事になるのだ。
攻撃力そのものは三式弾装備の戦艦には負ける場合が多いものの、重巡である事で大幅な命中補正を受けられるため、攻撃を外さない安定感は圧倒的に摩耶の方が上。 

なお「改造すると電探という割とレアな装備を持ってくる」・「改造後を近代化改修の素材に使うと上げにくい対空値が4も上がる」・「同カテゴリの艦に比べて早く改造可能になる」と言う、あの十二鈴五十鈴と全く同じ特徴を持っている。
・・・のだが、軽巡ではなく重巡と言うカテゴリ故に、改造レベルは五十鈴に比べれば遅い18。それが幸いしたのか、ブラ鎮の提督達の目に留まる事は無かったようで、摩耶牧場と言う話は聞かない。

他媒体

ファミ通コミッククリアで連載されている公式4コマでは、吹雪たち駆逐艦の先輩として第7話で初登場。
転入生の舞風に初対面でいきなりバルジ(お腹)を触られブチ切れるが、その後暴れる姉の様子を見にきた鳥海を逆に利用し、意趣返しを果たした。
第9話では初めての海上訓練に緊張する駆逐艦たちの補助役として、他の重巡洋艦たちと共に登場(担当は島風)。
第10話では自らを「神戸生まれのおしゃれな重巡」と得意げに紹介した熊野をヤンキー座りで威嚇し、冷や汗をかかせている(何故か衣笠・足柄と一緒に。3人とも神戸出身)。

なお、数多い艦娘の中でもトップを突き進む大艦巨乳主義の姉2人に埋もれがちだが、摩耶自身も相当なプロポーションの持ち主である。通常絵からのぞく整った谷間は、その中に眠る豊かな膨らみを想像させ、「お前ちょっとウザい」という口撃をものともしない提督達を、あらぬ方向へ導くのである。前述の公式4コマでも、かなり胸元が強調される形で描かれている。

ああん? 関連静画?

関連商品だってさ。可愛がってやるか!

ニコニコ市場は2023年11月に終了しました。

関連コミュニティで暴れまくってやったぜ!

ニコニコミュニティは2024年8月に終了しました。

あたし引っ込めて、関連項目は大丈夫か?

  • 艦隊これくしょん~艦これ~
  • 重巡洋艦(艦これ)
  • 高雄型重巡洋艦
    • 高雄(艦これ)
    • 愛宕(艦これ)
    • 摩耶(艦これ)
    • 鳥海(艦これ)

おすすめトレンド

ニコニ広告で宣伝された記事

記事と一緒に動画もおすすめ!
藤井聡太[単語]

提供: およー

もっと見る

急上昇ワード改

最終更新:2025/12/13(土) 02:00

ほめられた記事

最終更新:2025/12/13(土) 02:00

ウォッチリストに追加しました!

すでにウォッチリストに
入っています。

OK

追加に失敗しました。

OK

追加にはログインが必要です。

           

ほめた!

すでにほめています。

すでにほめています。

ほめるを取消しました。

OK

ほめるに失敗しました。

OK

ほめるの取消しに失敗しました。

OK

ほめるにはログインが必要です。

タグ編集にはログインが必要です。

タグ編集には利用規約の同意が必要です。

TOP