月刊アルカディア(げっかんアルカディア)とは、エンターブレインから刊行されているアーケードゲーム専門情報誌。伝説のゲーム雑誌『ゲーメスト』の後継雑誌でもある。
1999年、恐怖の大王が来て世界が滅亡するかもと言われていた頃に、新声社という出版社は本当に滅亡してしまった。これによって、当時アーケードゲーム雑誌業界でトップの地位にいた雑誌『ゲーメスト』が突如廃刊してしまった。「今年の夏までの付き合いだし!」とか言ってた結果がこれだよ!
このゲーメスト編集部が解散した後に、『ファミ通』で知られるエンターブレインの傘下で新たに創刊されたアーケードゲーム専門誌がアルカディアである。その編集者・ライターにはゲーメスト編集部出身者も多く、創刊第1号なのに、表紙には「帰ってきたぜ!」という煽り文を付けるあたり、明らかに旧来のゲーメスト読者を主な購買層と位置付けていたのだろう。当初は隔月刊、後に月刊化した。悪い旧来のファンは誤植にも期待していたが、そこまで多くないのでがっかりしているとか。
当初は左開き・縦書き主体(旧ゲーメストと同じ)の誌面だったが、2006年頃から右開き横書き(ファミ通などと同じ)の誌面に替わっている。内容もゲームの流行に倣って音ゲーなどに関する記事も多くなり、またカラーページが非常に多くなった。開発者インタビューやファン交流を図る企画などに勤しむ一方、攻略記事のほうはネット情報などに遅れがちで奮っていない。アーケードゲーム業界の速報に関しても、同社の週刊ファミ通のほうで先に速報されてしまうことも。それでもゲームセンターに最新バックナンバーがストックされることが多く、その信頼性は高い模様。
現在、日本のアーケードゲーム業界において最大の広告媒体でもあるため、アルカディア編集部を通して行われるイベントも多い。各種ゲームの全国大会を開催したり、また各年度の優秀ゲームを選定する表彰なども行われている。日本最大級の格闘ゲームイベント「闘劇」も、2013年の閉幕宣言までエンターブレイン主催のアルカディア編集部協力の形で行われていた。
新規層の取り込みのためか、アーケードゲームを取り巻く環境の変化からか、すでにかつての『ゲーメスト』と比べるとかなり毛色の違うとなっている。そんな時代なのに残ってる猛者通信パネェ。
月刊アルカディアそのものの動画はあんまりない模様。あったら誰得紹介してください。
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最終更新:2025/12/11(木) 20:00
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