木場美冬(きばみふゆ)とはspriteから発売されたPCソフト及びアスキー・メディアワークスで発売されたPSPソフト、
そしてTVアニメ化された「恋と選挙とチョコレート」の不憫な登場ヒロインの一人である。
担当声優は鳴坂ありす(PC版)、水橋かおり(PSP/TVアニメ版)
エンディングテーマは「傷つけられるより傷つける方が痛いよ、なんて... 」。
以下はPC版を中心として説明しています。
身長:166cm 体重43kg スリーサイズ:B80/W56/H81
高藤学園に通う2年生。でも大島祐樹や住吉千里とは「イッコお姉さん」。中の人と同じ北海道出身。
大島祐樹からは「みいちゃん」と呼ばれている。カレーの具は鶏肉派
体が弱く長期入院をしていたため、下の学校で1年留年。今もたまに熱を出して学校を休み事がある。
復学した当初はクラスに馴染めず浮いた存在になりかけていたが、積極的に話しかけてくれた千里の存在と、
自分とは逆に飛び級している枝川希美との出会いにより完全に克服。また、千里の所有物幼馴染である祐樹とも
仲良くなった。祐樹と千里のマンションの近くに住んでいるのでいつも3人仲良く学校に登校している。
そして、祐樹にはよく告白されては振る日々...。
祐樹が美冬に告白→「でも、私には心に決めた人が...。」と美冬が振る→「残念だったわね」と千里がオトす
以上のサイクルが毎回のお約束。ゲーム版では少ないもののTVアニメ版だと何回も...。
言うまでもないが、祐樹は千里に「振られ男」と馬鹿にされる始末である。
博識でかなり古い昔の事まで色々と知っているが古すぎるネタか多い。だって、ゆうくんとはイッコお姉さんだから
かな。そんな美冬が話した古すぎるネタの例は以下の通り。
「なんちゅーか、ほんちゅーか」→大橋巨泉が出演した即席めんのCM(ハウス本中華)から。
「ヤマダくんも良いけどマコトさんも捨てがたい」→笑点の座布団運び、山田隆夫(6代目)の前の松崎真(5代目)。
*ちなみに美冬は「手を上げて、横断歩道を歩きましょう」と、松崎真の有名なフレーズも述べている。
「ひゅーひゅーだよ」→森口博子がものまねした牧瀬里穂が出演したドラマのセリフ。後に華原朋美もCMで使用。
「サタデーナイトフィーバー」などなど...。後はお父さんやグーグル先生に聞いて下さい。ニコニコ大百科もあるよ。
選挙戦においてはノートパソコンを使った情報収集や演説原稿作成を担当。状況によっては千里の代わりに祐樹
と挨拶回りもする(コミカライズ版では千里ではなく美冬が祐樹とまわっている場面が多い)。
それにしてもポケットからノートパソコンが出てくるなんて...不思議だ。
性格はほわほわ癒し系(PC公式から)。祐樹曰く、「ショッケンの良心」。
典型的な聞き役で、千里の話に頷いている。争い事を嫌い、自分が引く事で丸く収まるならば迷わず引く性格...
(この件はネタバレなので後述)。
スタイルの方は女性として十分あるが、病弱で子供のころ食事制限もあったため、起伏が乏しい体格であり本人
はガリガリだと卑下している。しかし、千里と負けないぐらい男性には人気があり、異性の話もあるかと思えばそれ
も全く話に入ってこないせいで、祐樹が思わず百合ではないかと考えてしまう程。
常に祐樹が美冬と一緒になって欲しいと願っている。そのため、色々と気を遣う場面がある。千里の気持ちをわ
かっていない祐樹によくダメ出しをする時がある。祐樹と千里が素直にならないときは「わーツンデレだー。」と
よく冷やかす。祐樹が千里の事をもっと考えてほしいがゆえに、例えば、青海衣更の弟が熱を出した際に祐樹が
自転車と風邪薬を貸した時、いつもにこにこしている美冬もさすがに少し怒った場面がある。
悲しいかな、公式グッズで攻略ヒロイン(PSP版で攻略できる枝川希美以外)の中で唯一抱き枕カバーがなかったり、色々なグッズが少なかったり...散々な扱いである。しかも、電撃G'sマガジン誌・電撃HIME誌合同のTwitter
第1回人気投票では最下位...1位の住吉千里が得た票の3分の1以下。あまりにも不憫すぎる...。
しかし(ネタバレのため、以下をドラックして反転)、
美冬ルートは他のヒロインの中でも屈指の鬱展開だが、エンディングは号泣ものである(記事作成者談)。
鬱展開が苦手ならば、森下未散や東雲皐月をお勧めします。
ある展開で美冬の日記が見られる場面がある。この日記を元に祐樹・千里・美冬の関係を時系列で述べる。
転校初日の頃、美冬は普通の転校性としてクラスメイトに見られたが、2回目の3年生と分かった途端、
クラスメイト達は戸惑い、1つ年上あるが故、敬語で話掛けられるようになる。そのため美冬とクラスメイトに距離が生まれ浮いた存在となってしまう。そして転校して半月後には初めて美冬はずる休みをしてしまう。
*美冬が下の学校に転校したのは実は2回目とのこと。その前は北海道の学校に転校しているらしい。
ゴールデンウイーク明け、そんな彼女に転機が訪れた。不登校になりかけた彼女は気力を振り絞り学校へ行くと、 突然タメ口で話しかけられるようになった 呼びかけたからである。そんな美冬はみんなと仲良くなれるよう、そして千里と仲良くなれるよう願った。
梅雨入り以降、彼女は千里の会話とそして彼女の所有物幼馴染大島祐樹と出逢うようになり更に充実した生活を送る事に。転校初日の大きなストレスは2人の出逢いがきっかけで解放され、定期健診でも服薬を減らすまでに。
また、花火大会では祐樹が会場の場所取りをしてくれたおかげで今までベランダから見ていた花火が会場で見る事ができた。しかし千里は見れないと...これは彼女の感謝の裏返しであり千里は祐樹が好きだという美冬の想いであった。わーツンデレだー。
秋(秋分の日以降)、彼女の心境が少しずつ変わっていく。
祐樹に告白され始めたのだ...。
もともと美冬は祐樹に告白はされているが、その回数が多くなっていく。美冬は祐樹の告白が冗談だと
思っているのだが...。しかし告白された美冬もさすがにドキッとし始めた。それでも千里は祐樹の事が好きだと思う美冬は勘違いされないように顔を出さないように気を付けた。
そして...、クリスマスイブ。遂に美冬が祐樹に対する想いを確実にさせる出来事が起こった。
千里に急用ができ、祐樹と美冬はパーティーの買い出しに出掛けた時の事。事故により満員電車に乗る羽目に。満員電車の中、祐樹は美冬の乗車スペースを確保しようと必死で頑張るのだが、美冬はそんな祐樹の姿にドキドキしていく。そのドキドキは電車に降りた後、パーティーの最中も止まる事はなかった。そして寝る前にトキメキの鼓動...、遂に美冬は祐樹が好きと気持ちに変わった瞬間であった。
その後、祐樹・千里・美冬の3人はめでたく高藤学園に合格する。千里は祐樹の合格を自分以上に泣いて喜んでいた。美冬はその状況を見て千里は祐樹の事が好きであると感じ、好きな祐樹の事から身を引く事になった。そして美冬は千里の恋―彼女が祐樹を好きだという事を応援する事になるのだが...。
ここからは曜日毎及びイベントにて起こった出来事を挙げる。
*緑色の太文字は彼女が日記に記載された曜日、それ以外は他の出来事を記載。
予備選までの状況
月曜日(祐樹が生徒会長選に出馬前-ゲームでは序盤)
(2週間ぶりに)祐樹に告白される。いつものお約束で祐樹を振るが「冗談として」わかっていてもさすがに胸は高まる。しかし、千里の前であるためやっぱりぐっと気持ちをこらえる。
土曜日(祐樹が森下未散の歓迎会準備で買いだし)
祐樹が美冬のお見舞いに行く。 美冬は祐樹が千里と付き合うようにハッパをかけるが内心は…。
実は、美冬が祐樹に余計な気持ちを考えないようにするため。ゲーム上では「儚い...」と書かれている。それは祐樹に対する美冬の心境かもしれない。
*ちなみにこの日は東雲皐月の自転車を修理したり、ルート展開によっては青海衣更が働くファースト
フード店でストーカー行為でハンバーガーを食べたり、夜は千里に渡された半分のチョコレートを祐樹が食べる「儀式」があった日である。
月曜日
有力候補(東雲皐月)のマニュフェストにショッケンの廃部が明記され、自分たちの居場所を失う不安に煽られる。
火曜日
祐樹が生徒会選挙に出馬する。無駄なのにもかかわらず、部員の目の前で演説をする姿に美冬はときめいてしまう。その後なんでも何とも思っていないと呪文のように繰り返す。
*ちなみに祐樹の演説は出馬前つまり、部員内選挙の演説だと思われる。
木曜日(演説の資料集めで祐樹と本屋に行った後、ファミレスで食事をしていた時。)
昔のクラスメイトに会う。そして...美冬は思わずクラスメイトに祐樹を彼氏と紹介しそうになる。今の美冬にとってはいっぱいいっぱいでガス抜きのためにアレ(小説とか二次創作のようなもの)を彼女は書こうとする。
そして、予備選前、ブース設営の時。
祐樹は予備選のブース設営時に部室棟へやおい棒を取りに行くのだが…。美冬は和室で眠っていた。
祐樹は美冬のノートパソコンを思わず見てしまう。その内容とは...、
演説文だと思ってみた内容が、小説的文章になっていた。それは祐樹と美冬が登場人物で、本を買いに銀地町に行った実際の場面。 ファミレスによった時の昔のクラスメイトに会った時、何故か美冬は祐樹を彼氏として紹介していて、祐樹も同意している。はやし立てるクラスメイトの中で照れながらも嬉しそうに微笑む美冬といちゃいちゃしている祐樹。他人が羨むカップル扱いとなっていた。
これを見た祐樹は後々眠れないレベルまで悩ますことになる。
土曜日(予備選選挙当日)
祐樹は予備選挙に当選する。
予備選終了から本選までの状況
日曜日(合宿1日目―「ゆうくんに傷を見られた。もう、死にたい。」
祐樹は青海衣更を自転車で送ってきた帰り、千里たちに頼まれてアイスを買い出し。しかし、部室に
アイスを置きっぱなしにしてしまったので再び部室に戻ったら、祐樹は美冬の着替えを目撃してしまう。
しかも、見られたくない手術の跡であるお腹の傷を見られてしまう。
*千里は美冬の傷を知っている模様。
月曜日(合宿2日目)―「私は千里を裏切ってしまった・・・。」
この日の祐樹と美冬は傷の事でギクシャクしていた。この夜、千里と肝試し中に美冬の事を聞かれ、日曜日の一件を祐樹は告白する。眠らない祐樹はふらりと部室棟近くの橋で美冬を目撃。会話ができない二人だったが、美冬の傷は生きている証であり、それによって千里や自分に出逢えた事、元気な美冬に仲良くなったと感謝する祐樹、そして二人は・・・。
*肝試しのペアを決める際、枝川希美が作った機械でのおみくじの内容は「苦難あるが、最終的に成就する。」まさか、その内容が...。
火曜日(合宿3日目、最終日)―「私は逃げた...。」
美冬は突然、部室から姿を消し自宅に帰った。一方、様々な事が気になって眠れない祐樹は合同記者
会見の原稿が全く頭に入らなかった。この日の夜、祐樹と千里は美冬の家に行くが会う事は出来なかった。
水曜日(合同記者会見当日)―「また、千里を裏切った、今度は絶対に取り返しのつかない裏切り・・・。」
この日、全く眠れなかった祐樹は合同記者会見に臨むが結果は散々。千里や毛利夜雲に叱責され強制的に帰宅させられる。家に帰ろうとした祐樹だが、美冬と正面から話がしたく美冬の家に。そして月曜日の事、予備選準備の時に見てしまった美冬の文章の事を話し美冬の気持ちを聞こうとした。祐樹は遂に
美冬に抱きしめる・・・。確かにその時は二人に愛はあったはずなのだが、時間が経つにつれ、美冬は泣き出してしまう。それは、美冬にとっては下の学校での恩人である千里の想い人を寝取ったいう罪悪感に苛まれたてしまったから故である。
木曜日―「ゆうくんと別れた。」
水曜日の事で眠れなかった祐樹は校内での演説でも全く精彩を欠き、またも千里や夜雲に叱責。そして部室内で休養を取る事になる。そんな中、美冬に起こされてしまう。美冬は自分の事より、千里と一緒になって欲しいとの願い、今までの3人の関係を取り戻したいという願いを取り祐樹に別れを告げる事に。
しかし、美冬の心中は後悔の念で溢れていた。もう元には戻れない、そして彼女は未来もなくなってしまった。美冬は祐樹とひとつになっている間、涙が止まらなかった...。祐樹が好きだと言いたかったのだ。
一方、美冬と別れた祐樹は夕方の演説で精彩を取り戻し、千里に一応ほめられた。美冬は祐樹と千里が一緒に並んで歩いたほうが良いと背中を押すが、それが千里の不審を生む事になってしまう(それ以前に美冬の状況には不信感があった)。これには一緒に歩いていた青海衣更も笑うしかなかった。
土曜日(討論会演説の模擬練習)―「私は未練がましい女だ...千里とゆうくんに嫉妬している。」
祐樹・千里・美冬・衣更の4人で討論会の練習後、よつば橋近くの公園で祐樹と千里はボートに乗る。しかし、その状況で美冬が嫉妬している顔を祐樹は目撃してしまう。そして夜、祐樹の家に来た千里は美冬に言われたように付き合うかと祐樹に伝えるのだが...これが後々悲劇のきっかけとなる。
日曜日(討論会前日)―「わたしはゆうくんが好き。もう迷わない。もう何も怖くない。」
この日、千里は祐樹と美冬を部室に呼び出す。美冬のみ討論会の問答集の不備があると偽のメールで呼ぶ。千里は祐樹に振られた事を美冬に伝える。美冬が千里に祐樹をむりやりくっつけるなど不審な行動、そして美冬は祐樹が好きだという事が言えない事に千里は思わず手を上げてしまう。千里は元々、美冬が祐樹が好きだという事を知っていた。それなのに、美冬は自分に嘘をついてまでも祐樹と千里の恋が成就させようとした事が、千里にとっては一番許せなかった事だったのだ。
そして土砂降りの中、美冬は外に飛び出してしまう。彼女の体が弱い事を知っていた祐樹と千里。祐樹が見た土砂降りの天気...、大切な友人に手を上げた千里は祐樹に慌てて呼び戻そうとする。
雨の中、美冬を追いかけた祐樹は彼女の腕をつかんだが、美冬は自分が祐樹と千里を酷く傷つけた事を言い、振りほどこうとする。しかし、祐樹の言葉で美冬は今まで言えなかった想いを告げ...そして、ようやく二人は結ばれた。
討論会当日
ずぶ濡れだった美冬もなんとか登校。とは言え、美冬と千里はお互い何かわだかまりのようなものがあり、ギクシャクした関係は続く。一方、祐樹は討論会を無事スムーズに済ませる事が出来た。
しかし、この後祐樹と美冬の運命を左右する出来事が起きる。美冬が討論会中に高熱を出して倒れ病院に。美冬は祐樹を心配させないために、千里に討論会が終わるまで祐樹には言わないでと、千里を口止めしていたのだ。美冬は高度治療室に運ばれたがすぐに一般個室に移るのだが・・・。
水曜日―「体調が上向いたのですぐに一般個室に・・・。」
ずぶ濡れになった日曜日、祐樹は自分のせいで入院していると思っているから、美冬は祐樹に謝ろうと
思っている。そして、千里に自分の本当の気持ちを伝えようと思っている。
...この時点で美冬の日記が止まった。
実は、本選挙当日の最終演説会の事であった。
演説会前の授業中、祐樹は千里から美冬の容態が急変し集中治療室に移った事を知る。そして、最終
演説会にて祐樹の出番が回った時に彼の携帯が鳴ってしまう。その時、千里から美冬が危篤状態になった事を知った。
今まで協力してくれたショッケンメンバーや講演会の人達に申し訳ないと演説しようとするが...祐樹は美冬の容態を演説してしまう。しかしそんな中ショッケンメンバーや講演会の人達、会場内の生徒の声に推され、病院に向かう。
病院にて今まで肌身離さず持っていた美冬のノートパソコンから祐樹と千里はその綴られた日記を見る。
そこには(以上の事から)下の学校時代や今の状況の想いが綴られていた。泣き崩れる千里と祈る祐樹、
そして...
奇跡は起こった。危篤状態だった美冬の意識が戻ったのだ。これがKeyなら死んでいた...。
その後の祐樹と美冬
祐樹は生徒会長選に落選した。
一方美冬は順調に回復し、祐樹は見舞いに行く毎日でそのアツアツぶりでショッケンメンバーに冷やかされる。
*入院中、美冬は祐樹が千里と付き合わなかった理由を聞いていた。
そして、退院当日。祐樹は千里と二人で美冬に会いに行った。千里は美冬とお互い今までのことを謝罪し和解。千里は美冬と再び、親友として…。美冬は祐樹と傷つきながらも一緒に生きて行くことを選んだ…。
退院はしたものの、3人には傷はまだ残っているものの癒える事を信じて…。 美冬は祐樹と一緒に生きていきたいと誓うのであった。
ここからはTV版の11話を中心に挙げる。
(5話と6話にて。予備選挙での出来事。)
美冬は予備選挙用の原稿を間違えて、祐樹に対する自分の気持ちを綴ったラブレターをプリントアウトし祐樹に渡してしまう。美冬がそれに気付いたが、時すでに遅し。美冬の気持ちを綴った文章を見て祐樹は驚愕するものの、彼が得意とする即興演説で何とかカバーし、無事予備選挙を通過出来た。
それにしても祐樹は鈍いなぁ・・・。まぁ千里ルートなので仕方がない。
祐樹は千里と美冬との帰り道、森下未散に会った後にタコスの軽トラに轢かれそうになる。その瞬間弟を亡くした出来事を思い出した住吉千里はフラッシュバックで気が動転する(ここまでは9話のラスト)。祐樹からずっと離れない千里に対し、彼はぼぼ無理やり千里にチョコレートを食べさせてしまう。千里はチョコレートは吐き出しそのまま自分の家に閉じこもって、ふさぎこんでしまった(10話にて)。
そして11話、ここから美冬が活躍する場面である―
美冬は祐樹と千里の仲を再び取り戻すため、意を決して千里の家に行く。自暴自棄でふさぎこんでしまった千里は、美冬に祐樹と付き合えば良いまで言ってしまう。実は千里、美冬が祐樹の事を前から好きだと知っていた(これはゲームでも同じ)。しかし、千里の過去とトラウマを知る美冬は、美冬はある行動に。千里のデート用勝負服である腹部を露出したセクシーな私服に着替えて外に出ようとしたのだ。それは、美冬がずっと抱えていたトラウマ・・・お腹の傷をあえて露出することによって、自ら率先してトラウマを解消したいとの想いだった。それを見た千里は、自分が今まで抱えたトラウマで祐樹に多大に辛い思いをさせたと美冬の前で反省。そして千里をある意味突き放した祐樹も、彼女に何か想いを秘めつつ家に帰った時、千里は祐樹の前でチョコレートを食べ今までのトラウマと決別し、また二人の仲は元に戻った。
美冬、GJ!
*アニメ版での美冬は、千里は弟が亡くなったせいでチョコレートが食べられないトラウマを知っていた。しかしゲーム内での美冬ルートでは終盤まで、千里のトラウマは退院直前に祐樹が「千里と付き合えなかった理由」として述べられるまで全く知らなかった。
美冬ルートにおいて、彼女は入院中に初めて大島祐樹から住吉千里のトラウマを知った。祐樹にとって千里は、
幼馴染であると同時に(千里自身のせいと思い込んでいる)亡くなった弟、住吉大輝の代わりを努めなければ
ならず、もし「恋」をしたとしても千里にとっては祐樹は弟の代わりでしかならないということは理解している筈だし、
一歩間違えら千里が壊れかねない爆弾を持っている可能性がある。だから、仮に美冬にはっぱをかけられたとしても祐樹は千里に「恋」をする事はなかったであろうと思われる。従って、純粋に祐樹が「恋」をした相手はあくまでも
美冬なのである。勿論、美冬は千里のトラウマを本人から聞きだすのは難しい。また彼女は人が傷つくのも傷つけ
る事を嫌う性格であるから常に一歩身を引いた距離で祐樹と千里を見ていたと思われる。土砂降りの中での会話で、祐樹が美冬に「臆病」と発したのは美冬の優しさをずっと見ていて惹かれていった結果ではなかろうか。たとえ
3人が傷ついても祐樹は愛している美冬の事を守る覚悟を千里以上に元々決めていたのかもしれない。それでいて
美冬が拒もうとしたのは恩人である千里の事が大きすぎて、もし友情にひびが入ったら千里以上のトラウマを抱えて
壊れる可能性があったのかもしれない。従って...、
千里のトラウマを癒す祐樹の状況を最後まで知らなかった美冬―
前の学校から祐樹が好きだった美冬の心境を知らなかった千里―
転校した美冬の支えとなった恩人の千里の存在をきちん知らなかった祐樹―
以上の状況にて3人はお互い傷つけ傷つけられ「恋」が遠回りして得た結果、3人の関係強く堅固なものとしたと
思われる。美冬ルートは内容的に泥沼展開の鬱展開が続くが、最後の花束越しでの祐樹と美冬のキスシーンは
苦悩してなし得た恋を成就させた形かもしれない。だからこそ不憫なヒロインではあっても、実は他のヒロインの
中で一番のベストカップルであり、もっと評価されるべきヒロインである。マミさんとは違うのだよ、マミさんとは。
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最終更新:2025/12/13(土) 18:00
最終更新:2025/12/13(土) 18:00
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