東京都立呪術高等専門学校とは、芥見下々による漫画作品である。
概要
| 東京都立呪術高等専門学校 |
| 基本情報 |
| 作者 |
芥見下々 |
| 出版社 |
集英社 |
| 掲載 |
ジャンプGIGA |
| 掲載期間 |
2017 vol.1 - vol.4 |
| 巻数 |
全1巻 |
| 漫画・アニメテンプレート |
2017年にジャンプGIGAにて短期連載された漫画。週刊少年ジャンプで連載されている『呪術廻戦』のベースとなった物語である。本編の正式な前日譚として扱われており、単行本も呪術廻戦0巻として発売されている。原作をより深く理解したいなら読むのは必須。渋谷事変の展開を知る前までに読んでおくと良いだろう。
『呪術廻戦』のアニメ化により、今作の映像化も期待されていたが、2021年3月27日に映画『劇場版 呪術廻戦 0』が公開されることが発表された。
あらすじ
乙骨憂太には、かつて結婚を誓った祈本里香が特級過呪怨霊として取り憑いていた。同級生から執拗な嫌がらせを受けていた乙骨は、里香が彼らに重症を負わせたのをきっかけに拘束され、死刑を宣告される。しかし、あまりにも強大な里香の力に術師側は尻込み、かつ呪術高専の教師・五条悟の提案もあったことから、乙骨は東京都立呪術高等専門学校に転校することとなった。
他者との関わりを恐れ、何事にも消極的だった乙骨は、個性豊かな同級生と関わる内に少しずつ自信を取り戻していき、里香の呪いを解くために呪術師を目指すようになる。
登場人物
- 乙骨憂太(おっこつ ゆうた)
- 主人公。幼馴染みである折本里香の交通事故死を目の当たりにし、その時に怪物化した里香に取り憑かれる。気弱で自己評価が低く、他者を傷つけてしまうことへの恐れから、人との関わりを避けて生きてきた。「生きていいという自信が欲しい」という理由で高専に入学し、同級生と様々な経験を重ねていく中で自信を取り戻していく。
- 祈本里香(おりもと りか)
- 乙骨のことを深く愛し、婚約を誓った女の子。11歳の時、交通事故で死亡すると同時に怨霊と化し、乙骨に取り憑いた。呪術師の家系ではないにも関わらず、非常に強大な力を持つ特級過呪怨霊となっている。
- 五条悟
(ごじょう さとる)CV:中村悠一
- 呪術高専1年のクラスを受け持つ、自他ともに認める最強の呪術師。「死刑にしようとしたら逆に何人呪い殺されるかわからない」などの理由から、乙骨の死刑を回避し、呪術高専に入学させた。保身に走る呪術界の上層部とは折り合いが悪く、意見の違いから衝突することもしばしば。
- 禪院真希
(ぜんいん まき)CV:小松未可子
- 呪術高専1年。呪術界の御三家、禪院家の出身にも関わらず、呪力を持たず、呪いも見えない。代わりに人間離れした身体能力を得ている。呪術師となって本家を見返す為高専に入学。呪霊を目視するための眼鏡をかけ、呪具を用いて戦う。ガサツな性格で他人を理解した気になるところがあり、乙骨との関係はあまり良くなかったが、高専での交流を通して次第に仲を深めていく。
- 狗巻棘
(いぬまき とげ)CV:内山昂輝
- 呪術高専1年。言霊を操る狗巻家相伝の術式を使う。術式を使う度に反動があり、連続で使用すると声が枯れるので喉薬を使用する。また、相手が格上だとそれほど強くない言葉でもすぐに限界が来る。不用意に人を傷つけないように「しゃけ(肯定)」「おかか(否定)」「明太子」「いくら」など、おにぎりの具のみで会話する。優しい性格の持ち主で、境遇が似ている乙骨を入学当初から気にかけていた。
- パンダ
CV:関智一
- 呪術高専1年。突然変異呪骸。見た目はただのパンダだが、意志を持ち、感情もあり、喋れる。性格に難のある真希や、おにぎりの具しか喋らない狗巻の間に立ち、仲を取り持つことが多い。
- 夏油傑
(げとう すぐる)CV:櫻井孝宏
- 日本に4人しかいない特級呪師の一人であり、百を超える人間を殺害した最悪の呪詛師。呪術高専に何らかの因縁を持つ様子。非呪師を「猿」と呼び見下している。呪術師のみの世界を築くために暗躍・行動し、東京・京都に千の呪いを放つ「百鬼夜行」を画策する。
劇場版
『呪術廻戦0 東京都立呪術高等専門学校』を原作とする劇場アニメ『劇場版 呪術廻戦 0』が2021年冬に東宝の配給により公開予定。制作は『呪術廻戦』のアニメを手掛けたMAPPAが引き続き担当する。
- 原作:呪術廻戦0 東京都立呪術高等専門学校
- 制作:MAPPA
- 配給:東宝
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関連項目
- 芥見下々
- 呪術廻戦
- 漫画作品一覧
- アニメ映画の一覧