松坂世代

松坂世代とは、1980年4月2日から1981年4月1日までに生まれた人物を指す言葉である。
特に野球選手に対して使う事が多い。

概要

由来は1980年9月13日生まれの松坂大輔から。

松坂大輔自身が甲子園で素晴らしい成績を残したのはもちろん、同年代の選手の多くが活躍している事からこの言葉が生まれた。

下記のリストを見ても分かるように、各チームの主力級（あるいは、そうだった）選手がずらりと並ぶが、妙にネタキャラが多いのも特徴。

それ以前では「昭和○○年組」というものが一般的で「○○世代」という選手名などを使って世代を表したのはこの「松坂世代」が最初。後の1988年度生まれ世代の「ハンカチ世代」や1993年度の「大谷世代」という呼ばれ方のはしり。

また、ライバル選手の名前が使われているため、この呼び名を嫌う選手も多い（例として、横浜ベイスターズでは敵チームの選手の名前を使いたくないという理由で「小池世代」と呼んでいた時期がある）。

基本的に日本人に使われ、外国人助っ人は該当世代の選手であってもこう呼ばれることは少ない。ちなみにNPBに所属した外国人選手については、当該節を参照。

高校時代から名を馳せていた松坂世代も2015年には35歳になる。引退する選手も増え始めなんとも寂しい限り。

記事のある選手（五十音順）

※赤は投手、水色は捕手、黄色は内野手、緑は外野手。無色斜体は戦力外および引退した選手。

名前	プロ入り	所属球団	タイトル・備考
赤田将吾	1998年ドラフト2位	西武(1999年-2009年) オリックス(2010年-2012年) 日本ハム(2013年-2014年)	現：西武二軍育成担当コーチ 元西武選手会長。よくトレードされる。 通算913試合643安打30本211打点75盗塁
新垣渚	2002年ドラフト自由枠	ダイエー・ソフトバンク(2003年-2014年) ヤクルト(2014年-2016年)	2004年最多奪三振王 暴投王ARAKAKI 通算172登板170先発64勝64敗1010奪三振
井生崇光	1998年ドラフト2位	広島(1999年-2012年)	現：広島スコアラー 謎の帰塁事件。13年目初本塁打　 通算159試合74安打1本塁打。
上本達之	2002年ドラフト6巡目	西武(2003年-)	サヨナラ男
江草仁貴	2002年ドラフト自由枠	阪神(2003年-2011年) 西武(2011年) 広島(2012年-)	SHE
大西宏明	2002年ドラフト7巡目	近鉄(2003年-2004年) オリックス(2005年-2007年) 横浜(2008年-2010年) ソフトバンク(2011年)	「ほなっ！！」 通算554試合319安打
小椋真介	1998年ドラフト3位	ダイエー・ソフトバンク(1999年-2012年)	元松坂世代No.1左腕 10年目に初勝利 　 通算69登板
長田秀一郎	2002年ドラフト自由枠	西武(2003年-2013年) DeNA(2013年-2016年) BCリーグへ	「長者」 3者連続四球の後バレンティンに挑む 　 通算383登板85ホールド307奪三振
小野寺力	2002年ドラフト4巡目	西武(2003年-2011年) ヤクルト(2011年-2012年)	現：西武二軍用具担当 「力者」 通算310登板59セーブ31ホールド272奪三振
小山桂司	2005年大学生・社会人ドラフト5巡目	日本ハム(2006年-2008年) 中日(2009年-2011年) 楽天(2012年-2015年)	シダックス出身 通算207試合出場
加藤健	1998年ドラフト3位	巨人(1999年-2016年)	通算185試合出場
加藤大輔	2002年ドラフト自由枠	オリックス(2003年-2011年) 楽天(2012年-2013年)	2008年最多セーブ ナックルカーブの使い手 通算400登板87セーブ54ホールド446奪三振
川井雄太	2004年ドラフト4巡目	中日(2005年-2016年)	「川井進」→「川井雄太」→「雄太」 通算100登板86先発28勝31敗247奪三振
木佐貫洋	2002年ドラフト自由枠	巨人(2003年-2009年) オリックス(2010年-2012年) 日本ハム(2013年-2015年)	2003年新人王 通算215登板179先発62勝72敗 958奪三振
木村昇吾	2002年ドラフト11巡目	横浜(2003年-2007年) 広島(2008年-)	ユーティリティプレイヤー
工藤隆人	2004年ドラフト9巡目	日本ハム(2005年-2008年) 巨人(2009年-2011年) ロッテ(2011年-2013年) 中日(2014年-)	よくトレードされる
久保康友	2004年ドラフト自由枠	ロッテ(2005年-2008年) 阪神(2009年-2013年) DeNA(2014年-)	2010年最高勝率 クイックがうまい
久保裕也	2002年ドラフト自由枠	巨人(2003年-2015年) DeNA(2016年)	ある負のジンクスを持つ
久保田智之	2002年ドラフト5巡目	阪神(2003年-2014年)	現：阪神球団職員 2007年・2008年、最優秀中継ぎ投手 90試合登板の日本プロ野球記録所持 JFK 通算444登板47セーブ117ホールド612奪三振
小池正晃	1998年ドラフト6位	横浜(1999年-2008年) 中日(2008年-2011年) DeNA(2012年-2013年)	現：横浜DeNA一軍打撃コーチ（小池世代） 横浜高校優勝メンバー 通算810試合415安打
後藤武敏	2002年ドラフト自由枠	西武(2003年-2011年) DeNA(2012年-)	「ゴメス」 横浜高校優勝メンバー
小林正人	2002年ドラフト6巡目	中日(2003年-2014年)	現：中日球団職員 1球勝利，2球勝利 通算293登板62ホールド134奪三振
小谷野栄一	2002年ドラフト5巡目	日本ハム(2003年-2014年) オリックス(2015年-)	2010年打点王
紺田敏正	2002年ドラフト6巡目	日本ハム(2003年-2010年) 巨人(2011年) 日本ハム(2012年)	現：日本ハム二軍外野守備走塁コーチ 脚が速い 通算338試合97安打
實松一成	1998年ドラフト1位	日本ハム(1999年-2006年) 巨人(2006年-)	松坂の外れ1位 松坂世代捕手一番手
鞘師智也	2002年ドラフト4巡目	広島(2003年-2010年)	現：広島スカウト 姪っ子がモー娘。 通算22試合出場
杉内俊哉	2001年ドラフト3巡目	ダイエー・ソフトバンク(2002年-2011年) 巨人(2012年-)	2005年最多勝・最優秀防御率・沢村賞・MVP 2008年・2009年・2012年最多奪三振 2009年・2010年最優秀投手  松坂世代最強左腕
梵英心	2005年大学生・社会人ドラフト3巡目	広島(2006年-)	2006年新人王 2010年盗塁王
竹原直隆	2004年ドラフト4巡目	ロッテ(2005年-2011年) オリックス(2011年-2015年) 西武(2016年)	NPB唯一の左投げ右打ち野手（2016年当時） 通算441試合194安打27本塁打
多田野数人	2007年大学生・社会人ドラフト1巡目	日本ハム(2008年-2014年)	2004年-2005年までインディアンスでプレーしていた。 2015年よりBCリーグ所属。 松坂世代最後の大物。イーファスピッチ，スーパーガチホモボールの使い手
館山昌平	2002年ドラフト3巡目	ヤクルト(2003年-)	2009年最多勝 よく手術する
永川勝浩	2002年ドラフト自由枠	広島(2003年-)	2006年最多登板
中島俊哉	2002年ドラフト8巡目	オリックス(2003年-2004年) 楽天(2005年-2014年)	「なかしま」 オリックス→楽天への分配ドラフト最後の選手，ブルーウェーブ最後の“契約金ゼロ”選手 通算296試合151安打
東出輝裕	1998年ドラフト1位	広島(1999年-2015年)	2年連続失策王 無本塁打記録歴代2位 通算1492試合1366安打143盗塁264犠打
藤川球児	1998年ドラフト1位	阪神(1999年-2012年) カブス(2013年-2014年) オリオールズ(2015年) 阪神(2016年-)	2005年・2006年、最優秀中継ぎ投手 2007年・2011年、最多セーブ 2015年途中より四国IL+所属 JFK
古木克明	1998年ドラフト1位	横浜(1999年-2007年) オリックス(2008年-2009年)	一時、格闘技に転身 松坂の外れ1位 通算543試合312安打60本塁打
星野八千穂	2005年大学生・社会人ドラフト7巡目	日本ハム(2006年-2009年)	現：日本ハム打撃投手 JR出身　 通算23登板
牧谷宇佐美	1998年ドラフト2位	ヤクルト(1999年-2009年)	現：日本ハム球団職員 9年間一軍出場0 通算2試合2打席出場
松坂大輔	1998年ドラフト1位	西武(1999年-2006年) レッドソックス(2006年-2012年) メッツ(2013年-2014年) ソフトバンク(2015年-)	【本家】 1999年新人王 1999年・2000年・2001年、最多勝 2000年・2001年・2003年・2005年、最多奪三振 2003年・2004年、最優秀防御率 横浜高校優勝メンバー
水田圭介	2000年ドラフト7位	西武(2001年-2009年) 阪神(2009年-2010年) 中日(2011年) ヤクルト(2012年-2013年)	大阪桐蔭出身　 通算151試合出場
村田修一	2002年ドラフト自由枠	横浜(2003年-2011年) 巨人(2012年-)	2007年・2008年、本塁打王 松坂世代最強打者 昭和55年会会長
森本稀哲	1998年ドラフト4位	日本ハム(1999年-2010年) 横浜・DeNA(2011年-2013年) 西武(2014年-2015年)	SHINJOの弟分 通算1272試合904安打188犠打
矢野謙次	2002年ドラフト6位	巨人(2003年-2015年) 日本ハム(2015年-)	松坂世代最強代打
山崎浩司	1998年ドラフト3位	近鉄(1999年-2004年) オリックス(2004年) 広島(2005年-2008年) オリックス(2008年-2012年) 西武(2013年-2014年) 楽天(2015年)	隠し球 4年に1回トレードされる 通算518試合231安打
吉本亮	1998年ドラフト1位	ダイエー・ソフトバンク(1999年-2008年) ヤクルト(2009年-2011年)	現：ソフトバンク球団職員 松坂世代未完の大砲 通算149試合54安打
和田毅	2002年ドラフト自由枠	ダイエー・ソフトバンク(2003年-2011年) オリオールズ(2012年-2013年) カブス(2014年-2015年) ソフトバンク(2016年-)	2010年最多勝・MVP アメリカに行く
渡辺直人	2006年大学生・社会人ドラフト5巡目	楽天(2007年-2010年) 横浜・DeNA(2011年-2013年) 西武(2013年-)	金銭トレードされる

この世代で記事があるNPBに所属した外国人選手

• ブライアン・ウルフ (日本ハム：2010年-2013年、ソフトバンク：2014年-2015年、西武：2016年-)
• ブラッド・エルドレッド (広島：2012年-)
• ホセ・カスティーヨ (横浜：2010年、ロッテ：2011年)
• フレデリク・セペダ (巨人：2014年-)　キューバの至宝
• 張誌家 (西武：2002年-2006年)
• ファン・デレオン (ソフトバンク：2011年)
• チャド・トレーシー (広島：2011年)
• ブライアン・バリントン (広島：2011年-2014年、オリックス：2015年-)
• クレイグ・ブラゼル (西武：2007年、阪神：2009年-2012年、ロッテ：2013年-2014年)
• トニ・ブランコ (中日：2009年-2012年、DeNA：2013年-2014年、オリックス：2015年-)
  2009本塁打王・打点王　2013年首位打者・打点王
• ライアン・マルハーン (西武：2011年)
• ナイジャー・モーガン (DeNA：2013年)
• ダレル・ラズナー (楽天：2009年-2013年)
• トッド・リンデン (楽天：2009年-2010年)

関連コミュニティ

関連項目

• 日本のプロ野球チーム一覧
• プロ野球選手一覧
• プロ野球選手一覧（世代別）
• 荒木大輔
• マー君世代
• 94年世代