桐生戦兎とは、「仮面ライダービルド」の登場人物。
仮面ライダービルドに変身する天才物理学者である。
天才的な頭脳と運動神経を持つ「たぶん物理学者」。
記憶喪失のところを発見されたらしく、その出自には謎が多い。
ここ二十数年の記憶がなく、失った記憶の原因とみられる、断片的に残っていた記憶は、「ガスマスクの科学者集団」「人体実験」「コウモリ男」……。
経歴に「たぶん物理学者」と記されてはいたものの、採用試験で満点を取ったことで東都先端物質学研究所所長の氷室幻徳に雇われ、パンドラボックスの研究の仕事に就く。
……が、初出勤の日に、自分の断片的な記憶のうち「ガスマスクの集団」に人体実験をされたという共通事項を持つ万丈龍我を成り行きで保護。
本人は「殺しは一切していない」というが、世間的には龍我は殺人犯のため、いきなり殺人犯と逃亡生活をするハメに。しかもよりによって、変身状態のみとはいえ幻徳と対面しての事態である。幻徳は東都政府首相補佐官でもあるため、「仮面ライダービルド」はいきなり東都規模の指名手配犯という大ピンチに陥る。
殺しは戦兎がもうやってるって? ほら、あれは神だから……。
龍我の事件を追っていく中で、因縁のある組織と思われる「ファウスト」という単語に辿りつく戦兎。
謎を求め戦兎の旅路は西都へと続いていく。
理屈っぽい話し方をするのが特徴であり、先行登場した際にも単語に対し解説する話し方が見受けられた。
ややマイペースなところはあるが、悪に対する怒りと、弱者が踏みにじられることを許さない心を備えた立派なヒーローである。
※この項目はネタバレを含みます。それでもいい方は反転してください。
仮面ライダーエグゼイド終盤、檀正宗が起こしたパンデミックの最中、人間化したバグスター相手に戦う檀黎斗神/仮面ライダーゲンムの前に颯爽と登場。
ゲンムをエグゼイドと勘違いし、データサンプルの採取のためにゲンム相手に戦いを挑む。
その際に意図せず彼の残機を1個減らしてしまうが、復活した檀黎斗神を見て勘違いだと察してその場を立ち去る。
「トゥルーエンディング」ではラストに登場。
バグスターウイルス相手に戦うエグゼイド達の前に現れ、その実力でパラドクスを圧倒し、フルボトルにエグゼイドのデータをサンプリングして去っていった。話は冬映画「平成ジェネレーションズ」へと続く…
ちなみに残機で檀黎斗は生き返ったとはいえ、戦兎が黎斗をGAME OVERにしたのは事実であり、色々物議を醸したり神殺しの称号が生まれたりすることとなった。
彼が劇中で変身する仮面ライダー。
劇中で彼が説明するように「作る・形成する」という意味のビルド。
変身ベルト・ビルドドライバーにアイテム・フルボトルをシェイクし装填することで変身できる。
「特捜エクシードラフト」に登場するアイテム・ビルドライバーに似ているが関連性は無い。
変身時はその場でランナーを作り出し、プラモデルを合わせるように合体する。このランナーは変身時以外でも作り出すことが可能。
仮面ライダーWを彷彿とさせるような二色半分の姿をしており、あちらは半身が左右半分になっているのに対しこちらは斜めに体色が混じっている。
実際に、かつてWの没案で挙げられた要素がいくつかビルドに流用されているようである。
フルボトルを特定の組み合わせて装填することで「ベストマッチ」となり各フォームにフォームチェンジする。
敵怪人であるスマッシュを倒すことで、スマッシュを元となった被害者と成分に分離でき、成分を石動美空の力によって浄化することで、新たなフルボトルにすることができる。
こうして手に入れた成分だが、ベストマッチしていない状態でも使用でき、その場合「トライアルフォーム」と呼ばれる亜種形態となる。試験を重ね、ベストマッチする組み合わせを探していく、という解釈だろうか。
ちなみにフォームチェンジ名は、仮面ライダーディケイド以来「~フォーム」と名の付く仮面ライダーである。
また、ライダーではおなじみの複眼のあるデザインだが、前作・仮面ライダーエグゼイドのライダー達が複眼ではなく瞳のあるデザインだった為「なんで今回のライダー目玉無いんだよ」とファンの間に言われたとか。
ラビット×タンク!
ベストマッチ!!
Are You Ready⁉
「変身!」
鋼のムーンサルト!ラビットタンク!イェーイッ!!!
「勝利の法則は決まった」
ラビットフルボトルとタンクフルボトルで変身するビルドの基本フォーム。
赤と青の交差でマザルアップしたデザインをしている。
「ラビット」の要素は「跳躍強化」。
左足にはスプリングが仕込まれており、高いジャンプ力で素早く敵との距離を調整することが可能。
「タンク」の要素は「無限軌道」。
右足にキャタピラが仕込まれており、高速走行の他、キャタピラの活用で装甲を削り取ることが可能。
総じて機動力を重視した軽快なフォームである。
また、ドリル武器「ドリルクラッシャー」をメイン武器として扱う。
ドリル刃で戦う接近戦用の「ブレードモード」、ドリル刃を刺して接続部の砲口を使う「ガンモード」と二種類のモードが存在する。
必殺技は「ボルテックフィニッシュ!」。
グラフ状のランナーを作り出して敵を拘束した後、グラフに沿ってキックを放つ。
余談だが、戦兎の名前の由来は恐らく「兎=ラビット」「戦(車)=タンク」からだと思われる。
ゴリラ×ダイヤモンド!
ベストマッチ!!
Are You Ready!?
「ビルドアップ!」
輝きのデストロイヤー!ゴリラモンド!イェーイッ!!!
ゴリラフルボトルとダイヤモンドフルボトルで変身するフォーム。このマッチングは2話で発見された。
剛腕なゴリラと強固なダイヤモンドが混じり合うフォームでパワー主体の戦い方をする。
ダイヤモンドは「鉱石」そのものが要素。その硬さだけでなく、ダイヤの光の壁でエネルギー攻撃を弾いたり、周囲の物体をダイヤに変えることが可能。
ゴリラの要素は「野性のパワー」。単純なパワーで硬さを生かすことも可能であり、パンチの威力を二倍にまで底上げする能力もあるが、実は「パンチ攻撃時、稀に敵が即死」する効果を備えている。通常の一撃で仮面ライダーゲンムレベル0をゲームオーバーにしていたが、乱数の神に嫌われ、この低確率を引いてしまったようである。
必殺技は変わらず「ボルテックフィニッシュ!」であり、作中ではダイヤの渦で敵を拘束していた。
現在ベストマッチが見つかっていないフォームは、便宜上此処に要素を纏めておく。
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最終更新:2025/12/13(土) 20:00
最終更新:2025/12/13(土) 20:00
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