武蔵野ステークス

武蔵野ステークスとは、JRA(日本中央競馬会)が開催する東京競馬場のダート1600mの重賞競走である。格付けはGⅢ。

概要

創設は1996年、JRAのダート路線の整備の目的で春の東京開催の時期に新設され、当時はダート2100mであった。
その後2000年になってジャパンカップダート(G１)が新設されると、ステップレースの位置づけの目的に、天皇賞(秋)の前日の土曜日に移動することになる。

2008年になってジャパンカップダートが阪神競馬場に移設されると1週間繰り下がり、2010年に京都競馬場でみやこステークス(GⅢ)が新設されると、更に1周繰り下がった。

その後2014年にジャパンカップダートがチャンピオンズカップと名称を変え中京競馬場に移設されると、この年から武蔵野ステークス、みやこステークスの1着馬に優先出走権が付与されるようになり現在に至る。

このレースの勝ち馬からは、
クロフネ、サンライズバッカス、ワンダーアキュート、ベルシャザール、ノンコノユメ 、サンライズノヴァ等
複勝圏内からはアグネスデジタル、イーグルカフェ、カネヒキリ、フィールドルージュ、ベストウォーリア、グレープブランデー、モーニン、ゴールドドリーム、タイムフライヤー等の面々がGⅠ/jpnⅠ勝利経緯馬としている。

このレースのトピックとして、2001年は出走枠の関係で天皇賞(秋)に出られなかったクロフネが、9馬身差のレコードタイムで勝ったことで有名である。

レース結果

年齢表記は2000年以前も現在の年齢で表記
(第1～第4回はダート2100m、第7回は中山競馬場ダート1800ｍ)

回数	開催日	勝利馬	性齢	騎手	タイム	動画
第26回	2021年11月13日	ソリストサンダー	牡6	戸崎圭太	1:35.0
第25回	2020年11月14日	サンライズノヴァ	牡6	松若風馬	1:35.0
第24回	2019年11月9日	ワンダーリーデル	牡6	横山典弘	1:34.6
第23回	2018年11月10日	サンライズノヴァ	牡4	戸崎圭太	1:34.7	sm34152212
第22回	2017年11月11日	インカンテーション	牡7	三浦皇成	1:35.8	sm32252052
第21回	2016年11月12日	タガノトネール	騙6	田辺裕信	1:33.8
第20回	2015年11月14日	ノンコノユメ	牡3	C.ルメール	1:34.7	sm27586243
第19回	2014年11月15日	ワイドバッハ	牡5	武豊	1:35.2
第18回	2013年11月10日	ベルシャザール	牡5	C.ルメール	1:35.3	sm22247042
第17回	2012年11月11日	イジゲン	牡3	R.ムーア	1:36.4	sm19331021
第16回	2011年11月13日	ナムラタイタン	牡5	熊沢重文	1:35.2	sm16197414
第15回	2010年11月14日	グロリアスノア	牡4	戸崎圭太	1:36.6	sm12786389
第14回	2009年11月7日	ワンダーアキュート	牡3	安藤勝己	1:35.5
第13回	2008年11月8日	キクノサリーレ	牡3	後藤浩輝	1:36.0	sm5221426
第12回	2007年10月27日	エイシンロンバード	牡5	吉田豊	1:35.5	sm10864453
第11回	2006年10月28日	シーキングザベスト	牡5	勝浦正樹	1:35.3
第10回	2005年10月29日	サンライズバッカス	牡3	佐藤哲三	1:35.2
第9回	2004年10月30日	ピットファイター	牡3	柴田善臣	1:35.4
第8回	2003年11月1日	サイレントディール	牡3	O.ペリエ	1:36.2
第7回	2002年10月26日	ダブルハピネス	牡5	河内洋	1:52.2
第6回	2001年10月27日	クロフネ	牡3	武豊	R1:33.3	sm1912508
第5回	2000年10月28日	サンフォードシチー	牡5	村山明	1:35.4
第4回	1999年5月22日	エムアイブラン	牝7	武豊	2:09.6
第3回	1998年5月23日	エムアイブラン	牡6	武豊	2:11.8	sm8481210
第2回	1997年5月17日	デュークグランプリ	牡6	岡部幸雄	2:10.5
第1回	1996年5月18日	キソジゴールド	牡7	安田康彦	2:11.6

関連コミュニティ・チャンネル

関連項目

• 競馬
• JRA
• チャンピオンズカップ (ジャパンカップダート)
• 東京競馬場
• 競馬の競走の一覧