水上悟志とは月刊誌を中心に活躍する漫画家である。男性。代表作は「惑星のさみだれ」。
画力は決して高いとは言えないが、非常に個性的でイラストチックな画風をもつ。作品には物の怪の類が多く描かれ、大きな動物・妖怪・幽霊・「生物のようなロボット」などがよく登場する。特にカエルが好みで、自画像もカエルである。あとヒヨコ・インコなどの鳥類も大好き。酒も好き。
水上の作品テーマとして共通して扱われる要素に「大人と子供の境界」「世代間の意思伝達」「種族間を越えた信頼関係」などがあり、主として「境界を超えたつながり」が描かれることが多い。人であれ動物であれ妖怪であれ宇宙人であれ、同じところは同じ。そこから万人に共通する解答を導き出そうとする手法である。そのため、水上の描く妖怪や動物は人間と同じような生活を送っているものが多く、大半が人間以上に暢気で陽気である。
このように相互理解・自己実現・自己表現をテーマとしていることもあり、登場人物のわだかまりが解ける瞬間や互いの主義主張をぶつける戦闘など、非常に熱いシーンが多く登場する。特に長編作品で得られるカタルシスは異常と言ってもいいほど。セリフのセンスも抜群で、日常で使いたくなる名フレーズが満載である。
長くマイナー路線を歩んできたが、「惑星のさみだれ」「戦国妖狐」「サイコスタッフ」などの作品の異常な面白さが話題を呼び、メジャー作家としての道を歩もうとしている。
急上昇ワード改
最終更新:2025/12/13(土) 17:00
最終更新:2025/12/13(土) 17:00
ウォッチリストに追加しました!
すでにウォッチリストに
入っています。
追加に失敗しました。
ほめた!
ほめるを取消しました。
ほめるに失敗しました。
ほめるの取消しに失敗しました。