氷川誠とは、「仮面ライダーアギト」の登場人物で、仮面ライダーG3及びG3-Xの装着員として戦う青年である。
劇中では要潤が演じた。
警視庁で未確認生命体対策班 (SAUL)に配属された警察官。23歳。
元々は香川県警出身であり、「あかつき号」の海難事故で、単身であかつき号に乗り込んで乗員・乗客を救出したことがある。
その後はG3システムの装着員としてSAULに配属され、アンノウンの起こす怪奇事件を追うようになる。
生真面目で謙虚な性格であり、誰に対してでも敬語で話す。
しかし、そのその反面で鈍感な部分があり、捜査一課警部補の北條透からの嫌がらせや、翔一がアギトであることに気付かなかった。
また、性格と同じく手先も不器用であり、美杉教授に捜査のヒントをもらうために美杉家を訪れては、翔一の手伝いをさせられ、彼の足を引っ張っている。
(例:木材を切るのを手伝ってノコギリをへし折る。豆腐も満足に持つことができず、挙句の果てに逆ギレ)
しかし負けず嫌いなために、何度失敗しようと再度挑戦しようとする。
正義感が強く、戦闘においては危険を顧みない行為をとることがある。
G3システムとは、新たなる未確認生命体の出現を想定して作られた対未確認生命体用の強化スーツである。
G3はGENERATION-3の略称であり、本編では設定のみの登場ではあるものの試作機のG1やG2も存在する。
これ以降にも強化版のG3-X(後述)や量産型のG3-MILDが登場した。さらに劇場版では次代にして既に放棄されたG4システムも登場した。
G3システムのプロトタイプであり、「第3世代型強化外骨格および強化外筋システム」というやたらと長い名称を持つ。
装着員は限定されており、他者が装着するには調整が必要である。氷川以外にも北條など警察関係者が装着したことがある。
また、動力源としてバッテリーパックを装備しているため、活動時間には上限がある。目安はベルトバックルの目盛り。
アギトやギルスのような超人的な能力は持たないために目立った活躍は少なく、歴代最弱のライダーと呼ばれた。
シリーズ初の完全装着型のライダーで、外部から変身者の人体へ影響(改造・超能力など)を及ぼしていない。また、上記の設定ゆえに以降のシリーズと違い瞬時に変身するわけではなく専用のトレーナー内で各パーツを装着するというスタイルである。
G3システムは、仮面ライダークウガをモデルにして作ったと言われている。ちなみに、当のクウガと比較するとタイタンフォームに迫る走りとドラゴンフォームばりのパワーを持つ。ただし、両方とも各フォームの最も不得手な能力である。
G3を強化・改良して開発された新型スーツ。装着員に理想的な動作を促すAIが搭載されており、装着員がAIと同調できない場合は、AIが主導権を奪い、最悪の場合は暴走させるといった欠点がった。
しかし、この問題は城北大学教授・高村光介の開発した制御チップの導入により解消された。
G3にはなかった「オートフィット機能」が追加されたことにより装着者が幅広くなっており、
氷川や北條の他にも、AIと同調できる翔一が装着したことがある。
G3およびG3-Xの装備品は全て「Gトレーラー」でオペレーターがロックを解除しないと使用できない。
これは相手に奪われた時のための対策であり、翔一がG3-Xとして戦った際は氷川がオペレーターとなった。
各兵器はコードネームで呼ばれ、一見すると軽々と扱っているように見えるが、
氷川がGM-01を生身で発砲した際は、その反動で重傷を負っている。
| コードネーム | 名前 | 概要 |
| GM-01 | スコーピオン | サブマシンガン。主に牽制に用いられる。 |
| GG-02 | サラマンダー | G3の最大火力を誇るグレネードランチャー。GM-01にグレネードユニットを装備したもの。 |
| GS-03 | デストロイヤー | 超高周波振動ソード。右腕に装備して使用し、刀身を高速で振動させて切断する。 |
| GA-04 | アンタレス | 右腕に装備するアンカー。ワイヤーにより敵の動きを封じることができる。 G3の頃から装備されていたが、初使用はG3-Xとなってからである。 |
| GX-05 | ケルベロス | G3-X専用のガトリンング銃。 普段はアタッシュモードとして携帯し、暗証番号の入力によりガトリングモードとなる。 |
| - | GXランチャー | GX-05とGM-01を合体させたミサイルランチャー。 必殺技は装填したGX弾を放つ「ケルベロスファイヤー」。 |
| GK-06 | ユニコーン | G3-X専用の電磁コンバットナイフ。軽量で扱い易いが、威力は低い。 |
ガードチェイサー
G3系ライダー専用の白バイで、G3やG3-Xの装備が搭載されている。
ハンドル右側に起動キー「ガードアクセラー」をセットして起動する。ガードアクセラーは特殊警棒としても機能する。
普段は「Gトレーラー」に搭載されており、事件が発生するとG3系ライダーを乗せて現場へ急行する。
Gトレーラー
G3系ライダーのスーツとガードチェイサーを輸送するトレーラー。
G3システムの装着者はこの車内でスーツの装着を行う。また、戦闘時はここからオペレーターが指示を出す。
小沢澄子
G3システム設計者にして、未確認生命体対策班・G3運用チーム班長。25歳。
大雑把で唯我独尊、自信家かつ非常に気が強い天才肌タイプであり、色々な意味で「特撮番組の味方の女性」らしかぬキャラクターである。その言動で他のエリート達を怒らせたり、氷川達部下を困らせたりする。
焼肉とビールが大好物で、その設定のおかげで当時BSE騒ぎで困っていた全国食肉事業協同組合連合会から番組が表彰された。
尾室隆弘
G3運用チームの1人で、G3ユニットの開発担当。24歳。
小沢から「究極の凡人」と評されるほど影が薄い。TVSPでG3-MILDを装着するが…。
北條透
警視庁捜査一課警部補。25歳。
小沢と並んでエリートと呼ばれる存在。G3装着員の選定で氷川に敗れたことから、小沢達G3運用チームにライバル心を燃やす。いわゆる「嫌な奴」に分類されるキャラだが、本質的には善人。
G3装着員の座を氷川から奪った時は、一度は無駄のない動きでアンノウンを撃破するも、復活されて再戦した時に前の戦術が完封されボコボコにされるや否やビビッて勝手に武装解除して敵前逃亡という醜態をさらす。
他にも、誤解を受けた超能力者に襲撃されて簀巻きにされたり、G3システムに対抗して開発指揮を執ったV-1システムを装着中に、暴走したG3-Xにフルボッコにされてユニットが開発プロジェクトもろとも破壊されたりと何故かよくボコボコにされる。
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最終更新:2025/12/13(土) 00:00
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