湯の里知内信号場 単語

ユノサトシリウチシンゴウジョウ

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湯の里知内信号場(ゆのさとしりうちしんごうじょう)とは、北海道上磯郡知内町にあるJR北海道の北海道新幹線及び海峡線の信号場である。

旅客駅であった頃の知内駅(しりうちえき)についても当項で扱う。

概要

当初は新湯の里信号場として開設され、その後知内駅として旅客駅化したが、北海道新幹線の工事のため2014年に廃止。知内信号場に切り替わった後に、2016年北海道新幹線開業と同時に湯の里知内信号場に名称を変更。

貨物列車と新幹線が走行する三線軌条の本線が上下合わせて2線、緊急時に貨物列車が退避するための狭軌の副本線が上下に2線ずつの合計6線を有する。

道の駅しりうちが併設されている。2016年11月に展望台がオープンし、そこから新幹線が青函トンネルから出てくる様子、またはトンネルへ入っていく様子を拝むことができる。

旧知内駅の概要

知内駅
しりうち - Shiriuchi 
基本情報
所在地 北海道上磯郡知内町
所属事業者 北海道旅客鉄道
所属路線 海峡線
駅構造 地上駅
開設年月日 1988年3月13日
駅テンプレート
しりうち
知内
前駅表示 Shiriuchi 前駅表示
きこない
Kikonai
よしおかかいてい
Yoshioka-kaitei

1988年に海峡線の新湯の里信号場として開設されたが、地元からの要望により1990年に知内駅として旅客駅化された(これは1988年に廃止された松前線湯ノ里駅の代替という意味合いもある。)。

本州から北海道に渡って一番最初に停車する旅客駅であったが、普通列車が廃止された後は、当駅に停車する列車はスーパー白鳥及び白鳥の1日計2往復のみであった。

道の駅しりうち(物産館)が併設されているため、物産館が駅舎であるかのように見えるが、実際の駅舎はその横にあった。道の駅で一部の切符が委託販売されていたが、後に乗車駅証明書を発券する無人駅になった。

ホームは島式ホーム2面4線だったが、外側2線には柵がされているため、旅客列車が使用するのは内側2線のみであり、ホームは7両編成までの対応となっている。そのため、一部の列車ではドアが開かない車両もあった(ドアカット扱い)。

北海道新幹線の工事に伴い、2014年3月14日の廃止が決定。廃止前の3月1日からは道の駅しりうちにて、「さようなら知内駅来駅証明書(3,000枚限定)」が配布され、最終日となる3月14日には下り列車と上り列車の最終発着列車の見送りをJR北海道と知内町で実施。

廃止後にホームは撤去されたが、緊急時の貨物列車の退避施設とするため側線は残されている。

なお、奥津軽いまべつ駅と湯の里知内信号場は青函トンネルを共用する事となる貨物列車の待避施設という目的がある。

ホーム

路線 方面
海峡線 蟹田駅・青森駅・新青森駅方面
海峡線 木古内駅・函館駅方面

隣の駅

日時 隣の駅 当駅 隣の駅
駅廃止後 津軽今別駅 知内信号場 木古内駅
駅廃止以前 吉岡海底駅 知内駅 木古内駅

※吉岡海底駅および竜飛海底駅は、見学専用駅であったため、実質的な青森県側の隣駅は津軽今別駅となる。

関連動画

左上:2008年3月、右上:2009年9月、左下・右下:2014年1月

関連項目

  • JR北海道
  • 海峡線 / 北海道新幹線
  • 青函トンネル
  • 駅名一覧
  • 信号場
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