漢字でGO!とは (カンジデゴーとは) [単語記事]

漢字でGO!とは、あの番組の第2ステージのような無料漢字クイズゲームである。

概要

当記事ではver0.7.7βの内容をもとに記載しています。
今後のバージョンアップにより、記事と違う内容になる可能性があります。

2023年5月にWeb上でブラウザ版（パソコン/タブレット^[1]）・ダウンロード版（Win/Mac）として公開。作者はマルチクリエイター・BMS作家のMicelle氏。PLiCyゲームコンテスト2023参加作品。同年8月に一部のインターネット配信者の間で流行した。

タイトルが似ている『電車でGO!』とは特に関係はない。むしろあの番組で登場する、5～6人で乗り物に乗って迫ってくる漢字の読み仮名を入力して答えるクイズに似ている。読み問題だけであり、書き問題については出題されない。

解答は五十音パネルではなく、キーボード入力やフリック入力を使用する。一応カタカナや漢字も入力は可能だが、ひらがな以外は正答として認識されないので注意。全角または半角の「ｑ」を解答することでギブアップが可能なほか、カスタマイズの「いれかえ」を設定した場合は、何も入力せずEnterキーを押すと1回だけパスが可能。

漢字のフォントは似たもの（セイビタカナワ(B)）を使っており、読みの表示や残機、制限時間などの配置も似せている。ただし、キャラクターや背景、音楽、アニメーションについては自作のものを使っている（効果音のみOtoLogicのものを使用）。

最初の設定画面横にあるクレジットによると、読み・解説に関しては各種のインターネット辞典サイトを確認しているようで、レベル5・6については典拠が少なく、特にレベル6の読みの別解については「オマケ程度」に捉えてほしいとのこと。

16問（5×3+1）の読みを解答する「メイン」と、お題に沿って10問（3×3+1）を解答する「カジュアル」の2つのモードがある。

設定画面は3つに分散している。一番最初のモード選択画面では音量、モードの最初の画面では上で残機設定・問題の入れ替え・ボーナスステージの設定、下で縛りプレイなどのカスタマイズ・ステージのデザイン・解説表示の有無を設定できる。

ちなみに、このような内容にも関わらずこのゲームはRPGツクールMVで制作されている。グラフィックや音楽もすべてMicelle氏謹製。

メイン

概ね以下のように、漢字検定を基準にレベルが決まっている。ただし、一部例外があるほか、バージョンアップによりレベル2～4については易化が進められているため、この基準は絶対的なものではなくなっている。

レベル1…10級～6級
レベル2…5級～3級
レベル3…3級～2級
レベル4…準1級
レベル5…1級
レベル6…対象外

ノーマル（レベル1～4）: 初めての方にオススメ！千里の道も一歩より; 常識的な漢字が多く、特に最初は小学生レベル。漢字が得意であれば、初見で16問ノーミスクリアも十分に可能。社会人であれば多少ミスがあっても16問クリアを目指したいところ。
ハード（レベル2～5）: 慣れてきた方向け　貴方は何問いける？; 最初こそ簡単だが、後半になると一般的な大人でも答えに詰まる漢字が出題されてくる。
ゲキムズ（レベル3～6）: 戦戦兢兢たる心構えで臨むべし; 「戦戦兢兢」が読めないと言っていると大変なステージ。準1級以上の難しい漢字を覚えていない場合、このあたりから16問クリアは困難になってくる。
ヘル（レベル4～6）: この世の終わりみたいな難易度; ノーマル・ハード・ゲキムズがある画面から右か左を押すと表示される。並の人であれば1問目から頭を抱えることも珍しくない。

カジュアル

バラエティ: メインモードの問題を厳選したもの。難易度はノーマルに近いが、問題数は10問のみで、デフォルト設定ではボーナスステージが登場するなど、あの番組に近い構成になっている。
4ラッシュ: 全ての問題がレベル4。ある程度手ごたえのある問題に挑戦したい場合や、メインモードの練習用にいいかもしれない。
虫の名前: 虫の名前を表す漢字だけが出題される。最初はまだ推測で何とかなるが、途中からの難易度が非常に高い。読みがわからない場合もあれば、その虫自体を知らないパターンもある。ただし収録問題数が少ないので、何度もやって覚えれば何とかなるかもしれない。
ベーシック: 小学1年生・2年生レベル。簡単な漢字が出題され、解説もほとんどひらがなで表示される。
5ラッシュ: 全ての問題がレベル5。4ラッシュと同様、高難易度チャレンジ・メインモードの練習用に。
国・都市の名前: 難易度は高めだが、虫の名前と同様に収録問題数が少ないので覚えれば何とかなるかもしれない。