猿代草太 単語


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サルシロソウタ

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猿代草太とは、逆転検事2に登場するピエロ兼猛獣使い見習いである。

概要なんてムリムリムリムリ!!

初登場は第二話の獄中の逆転で、内藤馬ノ介の殺害容疑に問われて逮捕され留置所に捕らえられていた。
タチミサーカスの団員で猛獣使い課に所属しており、課長のミリカのもとで猛獣使いとして訓練を受けている青年。
タチミサーカスは逆転裁判2から登場しているがその当時から在籍していたのかは不明。
上司のミリカのことを慕っており大道具の運び入れ、セットの組み立て、演出の細工といったステージの準備はすべて彼が行い舞台を開くときはミリカと共にステージに上がる。
猛獣使いとしての腕前はまだまだ未熟で普段からルーサー(猿)に良いように扱われている。
非常に憶病な性格で何かあるとすぐにムリムリムリムリ!と耳をふさいで縮みあがってしまうが、ステージに上がる際は動物に吹っ飛ばされる役をこなす等なかなかの度胸を見せる。
ルックスはその名の通り猿のような顔つきをしており、髪の毛の色も猿の毛のように見える茶色混じりの赤髪で二カ所で括っている。
現在はタチミサーカスに在籍しているため人間関係が広がっているが、それまでは家族がいないため一人ぼっちで内藤馬ノ介が唯一の親友であり信頼できる人物であった。
↓以下第二話に関するネタバレ↓

刑務所内でのサーカスの公演に来ていたが一柳弓彦検事に疑われて逮捕された。
内藤馬ノ介とは親友であり彼の死にショックを受けただけでなく警察に逮捕されたというダブルパンチを喰らい留置所で絶望していたが、内藤馬ノ介の死の調査に駆け付けた天才検事の御剣怜侍に相談を持ちかける。
御剣怜侍自身が警察の捜査に疑問を持っていたことと、自身の気弱な性格も相まって御剣怜侍の信頼を得て彼を味方につけることに成功した。
御剣怜侍の懸命な捜査により事件の真相は暴かれ真犯人が逮捕され、留置所から解放されることとなった。
内藤馬ノ介が自分に全く相談することなく殺人を犯したことにショックを受け、親友として信頼されていなかったのではないかと再び絶望したが、御剣零時にチェス盤の中身を明かさずに持ちこませたのは猿代草太自身を巻きこませないためであり、草太なら中身を見ることなく持ってきてくれると信頼されている証でありそれこそ友情ではないのかと諭され希望を取り戻した。

その後?ムリムリムリムリ!!

第五話にも登場し第二話の事件の裁判の傍聴に来ていた。
その後タチミサーカスが開催するサーカスの準備と練習のためにサーカスのテントに帰って行った。
第五話では前述の雑務以外にもタチミサーカスのトラックや気球、港に借りている冷凍室なども彼が全て管理しており、気球に乗って周辺住民への宣伝も行っている等もはやマネージャーのような業務を行なっていることも判明し、とても仕事熱心な青年であることがよく分かる。っていうか草太に任せ過ぎだろ

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関連項目?ムリムリムリムリ!!

  • 逆転裁判の関連項目一覧
  • 逆転検事2
  • 御剣怜侍
  • 一条美雲
  • 一柳弓彦

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ネタバレ注意 この項目は、ネタバレ成分を多く含んでいます。
ここから下は自己責任で突っ走ってください。

概要

気弱で動物もろくに操れない猛獣使いと言うのは仮の姿で実際は第3話を除いたすべての事件を裏から操っていた黒幕である。
非常に頭の切れがよく更には洞察力、観察力、計算力、記憶力、心理術、弁論術どれを取ってもシリーズでトップクラスの持ち主であり御剣怜侍すら一度は完全に騙され完全に掌で踊らされていた。
上記の頭脳だけでなく起用に色々なことをこなし劇中では鳥・猿・鼠・兎・猫・豚巧みに操り(本人いわく全ての動物を暴れさせることができるようである)、トラックの運転、気球の運転、上記の様々な物や施設の管理、聞き分けができないレベルの声真似、点字の翻訳ができ非情にハイスペックな男である。
直接手を下さずに人を操り人を殺させる人という猛獣を操っている猛獣使いを自称する。
本気になった時には本性をあらわにするのだが今までの猿顔には似ても似つかないような鋭い目つきとつりあがった眉毛になり別人のような印象を受ける。
ついでに言うとかなりイケメンになり御剣怜侍そっくりの顔つきであった。
また彼の異議ありのボイスはイケメンボイスであると非常に高く評価されている。
あまりにも悲劇で過酷な人生、そして上記のラスボスにふさわしいハイスペックさで高い人気を誇る。
中にはゴドー検事と比肩する悲劇のラスボスであるといわれることもある。

生い立ち

18年前に唯一の肉親であった父親に捨てられ、親友の内藤馬ノ介に縛り上げられ車の中で凍死寸前になっていた。
そこを殺し屋・風来坊了賢により内藤馬ノ介と共に救出され九死に一生を得る。
親も身寄りもないため児童養護施設で生活することとなる。
その生活を6年を迎えたある日事件は起こった。
西鳳民国の大統領が隠し子に会うためにひっそりとその養護施設を訪れることになっていたのだが、それを利用して大統領になろうと画策した王帝君の影武者が検事局長の一柳万斉と養護施設の園長美和マリー、殺し屋・風来坊了賢に協力を要請し暗殺計画を実行する。(これが作中の12年前の事件)
計画は無事実行されたがジャーナリストの亀井隆二に目撃され口封じに殺害する。
猿代草太は偶然施設の庭の鎌倉内でその暗殺を目撃、それと同時に自身の命を救ってくれた了賢も口封じのためにこれされることを耳にし、とっさの機転で庭に火を放ち了賢を逃がす。
これによりお互いに命を助けあった殺し屋と少年と言う奇妙な関係が出来上がった。
その後美和マリーに了賢を逃亡させたことをにより厳しい尋問を受け命を危機を感じ養護施設から逃げる。
美和マリーはその後一柳万斉に目を掛けられ刑務所々長の地位に就く。
大統領・王帝君、検事局長・一柳万斉、刑務所々長・美和マリーと三人もの大権力者から命を狙われ、厳しい追撃を受けたため生活は当然安定せず各地を転々としながらギリギリの生活を送っていた。
タチミサーカスの入団したのもサーカス自体が各地を転々としながら行う職業であったためである。
そんな中で唯一親友の関係を保っていた内藤馬ノ介の父親が自分の父親を殺したという事実(誤解だが)を知り、了賢以外の関わった人間すべてに裏切られた人生により人格は歪み何もかもを信頼できなくなる。

一連の事件での彼の行動と結末

そんな絶望の人生であったが了賢と関わることでいつか自分の人生を破滅させた三人を倒すことを目指して、情報収集に走り美和マリーの弱みや一柳万斉の裏オークション、王帝君がニセモノであることを突き止める。
マリーの弱みをいつでも利用できるように了賢と通信チェスを始め、同時に自分の存在が隠れるように内藤馬ノ介にも通信チェスを持ちかけ内籐⇔猿代⇔了賢という形を築いた。
そしてついに逆転の兆しが見える、御剣怜侍が西鳳民国の犯罪組織を追い詰めたことで大統領が日本で演説することとなり内藤馬ノ介が大統領のボディーガードに就任したのである。
またとないこの大チャンスに計画を実行する。
内藤馬ノ介が上司を快く思ってなかったことも調べており偽の大統領暗殺計画を立て上司を殺害するチャンスを与える。
その作戦通り内藤馬ノ介は上司を殺害、御剣の手で逮捕される。
以前から美和マリーは獄中の了賢に脅迫されていたためそれを利用し、内藤を了賢の部下であるように思わせ美和マリーは内藤馬ノ介を殺害、御剣の手で逮捕される。
その際に疑われて逮捕されたがこれは完全に計画外であったようだ。
一柳万斉に対して計画を発動、以前から彼氏の敵として一柳万斉を調査していた籠目弁護士と彼氏を殺した犯人一柳万斉の両方に手紙を送りお互いに殺し合わせる。
籠目弁護士にはさらに一条美雲の名を語った手紙を握らせた。
一条万斉が籠目翼を殺害した場合に備えて一条美雲を誘拐、事件現場に連れてきて濡れ衣を着せ御剣が事件の捜査をするように仕向ける。
その時に一条美雲のヤタガラスのバッチに盗聴器を仕掛ける。
これ以降の一条美雲(≒御剣怜侍)の行動はこの盗聴器により全て把握していた。
ビッグタワーの屋上に誘拐する際に気球を使ったのだがビルの中から大沢木ナツミに偶然目撃され撮影され、また気球のバーナーの音を速水ミキコに録音されてしまった。
一条美雲を事件現場のビッグタワーの屋上に連れてきた際、大統領の王帝君と水鏡裁判官が密会している現場を目劇、大統領は水鏡裁判官を殺すつもりであったため万が一に備えた大統領に殺されかけるが、猿代草太は返り討ちにし殺害する。
この時盗聴器に大統領とのやり合いの音が残ってしまうとまずいため盗聴器をすぐに切ったが銃声が残ってしまった。
大統領は本来は本物の大統領の息子の詩紋に殺させる予定であったためこの殺人は痛恨の計画の狂いであった。
大統領の死体はタチミサーカスの冷凍庫で保管し死亡推定時刻を狂わせアリバイ工作を行う。
屋上にいるときに相沢詩紋が火事を起こし怪獣の首を屋上から落としてしまったのを見て改めて詩紋に濡れ衣を着せる方法を思いつき、後ほど大統領の死体を怪獣の首の落下地点付近に放置する。
この時死体を闇にまぎれて釣るして地面に置いたのだがうっすらと監視カメラに映ってしまった。
一柳万斉は計画通り御剣怜侍の手で罪が暴かれ逮捕される。
万斉が証拠を操作する可能性を考慮し担当裁判官である水鏡裁判官の息子の相沢詩紋を誘拐し、タチミサーカスの借りている冷凍室に監禁し無理矢理でも有罪を要求しようとする。(ただしこれは一柳万斉が相沢詩紋を誘拐し裁判官を脅して無罪を勝ち取ろうとする可能性を考慮したという見方もできる)
しかし一柳万斉が既に水鏡裁判官を同様のやり方で脅迫していた。(ただし誘拐は人違いで且つ自分の息子を誘拐していた)
その裁判は駆け付けた御剣怜侍に一旦任せて自身は後の予定のタチミサーカスの練習と準備に向かう。
途中御剣に電話をかけて自分が相沢詩紋を誘拐していることをつたえる。
この時に殺人教唆の意志を感じさせる発言をしていたが証拠が残らないように盗聴器の電源を切っていた。
しかしその電話中に聞こえた花火の音により相沢詩紋の監禁場所が特定されてしまうが、結果的に水鏡裁判官が本気で裁けるようになり、信楽弁護士と狩魔検事の持久戦、御剣怜侍の捜査、一柳弓彦の奮闘もあって一柳万斉と美和マリーを有罪にすることができた。
しかし有罪にできたが同時に冷凍庫の管理者である自分に疑いの目がゆく一つの可能性にもなってしまった。
今までの一連の事件でごく僅かに残された証拠や殺し屋・コロシヤの証言、風来坊了賢の証言でついに御剣検事から疑いを掛けられ直接対決となる。
すぐさま気弱な振りをして無罪を主張し心の隙を突こうとするが御剣には通じず本気で相手をせざるを得なくなった。
巧みな証言と手紙などの証拠はすべて消し去っていたため幾度となく御剣の証拠を覆したが、殺人教唆の罪を追及されるうちに、自ら手を下した殺人の大統領殺害の証拠の方が明るみになり出し、相沢詩紋へ掛けた濡れ衣、冷凍倉庫でのアリバイ工作トリックも破られ、最後はバルーンに残った決定的な証拠によりついに全ての事後工作が崩れ去った。
なお、この時サーカスの周辺は警察でばっちり固められ、且つ御剣の対決の現場にも多くの人がいたが動物を暴れさせたり隠し持っていた拳銃で詩紋を人質に取るなどの二つの作戦が既に頭の中で組み上がっていた。
しかし動物達からは調教師としての信頼を失い鳥四匹に体当たりを受け、猿に引っかかれ、猫に蹴られ、ゴリラに殴られ、象にボコボコにされ、虎に噛みつかれてしまった。
全ての証明が済んだ後に殺し屋・コロシヤに乱入され、大統領暗殺の際に偽大統領であると教えなかったこと、更にはコロシヤすらもあくまでコマとして利用しようとしていたことによりコロシヤに殺されそうになるが風来坊了賢が間に入り事なきを得る。
その後警察により逮捕された。

親友の内藤馬ノ介との悲劇のすれ違い

親友の内藤馬ノ介の父親には自身の父親を殺され、内藤もそれに手を貸したのだと勘違いしていたが実は現実はその逆で自分の父親が内藤馬ノ介の父親を殺していた。
そして内藤馬ノ介は全てを知りながらも敢えてかなしい真実を猿代草太に伝えずに猿代草太と親友の関係を続けそして心から信頼していた。
たった一つの誤解により崩れ去ってしまっていた一方通行の友情があまりにも悲しい結末を迎えてしまった。
せめて二次創作の世界でだけでもその友情を実現しようと、内藤馬ノ介と猿代草太の二人の組み合わせでのイラストや動画が非常に多くインターネット上に投稿されている。

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