界王拳 単語


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カイオウケン

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界王拳とは、漫画『DRAGON BALL』およびそれを原作とするアニメシリーズなどに登場する技の名前である。

概要

主人公である孫悟空の代表的な技の一つであり、宇宙より襲来するサイヤ人に対抗するために元気玉とともに界王に教わった技である。

使用すると、体が赤いオーラに包まれ、界王拳の倍数と同じだけ戦闘力が上昇する。あまりにも強力な界王拳は体への負担が大きく、使用後は全身に激痛が走ってしまうため長続きしない。

また、熟練すると特有の赤いオーラは発生しなくなり、気の消費を必要以上に抑えられるため、長期戦も可能になる(フリーザ戦での10倍使用時)。体中の気をコントロールすることでパワーやスピードなどを数倍にも増幅することができ、劇中では2~20倍までが描写されている。
なお増幅の程度は技の使用者(孫悟空)自身の修行の成果に依り、孫悟空の場合、初期は2倍が適正値であった。

ベジータ戦では当時標準戦闘力8000の悟空が3倍界王拳を披露し、4倍界王拳かめはめ波でベジータのギャリック砲を押し返して吹き飛ばしたが、4倍界王拳を使えたのはほんの一瞬だけで、ベジータを吹き飛ばした後はまともに動けなくなっていた。べジータをやっつけたと勘違いして姿を現したヤジロベーが悟空を賞賛しようと体に触れた際には苦痛に喘いでいた。
後にフリーザ戦では常に10倍界王拳で戦うが、時間が経つにつれてフリーザに圧倒され、20倍まで引き上げてかめはめ波を放つが通用せず、結果悟空のスタミナをかなり奪われて戦局が不利になるという事態になった。

界王が編み出した技であるが、本人は極められず、弟子となった孫悟空が習得し使用するようになったことで日の目を見た。
その後、原作では孫悟空が超サイヤ人に変身できるようになり、必然性が薄くなったため、使用されることはなくなった。
しかし、『Z』のアニメオリジナルでは超サイヤ人状態で、「(スーパー)界王拳」として使用していることもあり、『超』では超サイヤ人ブルーの状態で上乗せとして界王拳10倍を使っていた。
界王の下で修行したのは孫悟空だけではないが、界王拳(や元気玉)を習得できたのかは不明である。

余談だが、原作やアニメでは界王拳は数値の数だけ戦闘力を倍加しているが、SFCゲーム『ドラゴンボールZ 超サイヤ伝説』では戦闘力の計算が異なっている。

ちなみに『ドラゴンボールZ 舞空闘劇』ではクリリンも使用している。

アニメ、ドラゴンボール超では久々にその活躍が観られた。
対戦相手であるヒットに超サイヤ人ブルーですら苦戦し、奥の手として超サイヤ人ブルーの状態で発動した。あの独特のSEが無かったのは残念であった。
やはり身体への負担は相当だったらしく、悟空は試合を終えた後「遅発性乱気症」にかかってしまいパンの世話に四苦八苦することとなる。
なお、コミック版では今の所登場していない。

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