神奈川新町とは、神奈川県横浜市にある京急・京急本線の駅及び京急の施設である。
神奈川新町駅は、京急川崎~横浜間にある特急停車駅である。略称は新町。
ホームは2面4線。日中に快特に乗っていれば、100km/h以上のスピードで通り過ぎてしまう中間駅だ。
しかしこの駅には、車両の検査庫や留置線を持ち、運行のひとつの要である新町検車区が併設されている。京急の車両はここで体を休めたり清掃や検修を受ける憩いの場であり、鉄ヲタにとっては天国といえる場所である。
配線図(線路の配置と枝分かれの模式図)

黄線:跨線橋 施設をまたいでいる 青丸:洗車台 紫:検査庫ほか
同駅周辺は品川や金沢文庫に並ぶKQクオリティのメッカとして知られている。以下にニコニコ動画で紹介されている神奈川新町周辺の見所を解説する。
京急電車時刻表の普通車神奈川新町駅の時刻に「普通神奈川新町行/神奈川新町で普通○○行に接続」という注が入っていることがある(上り列車に多い)。
これは「神奈川新町で一旦運転を打ち切り別の列車に接続する」の意であるが、京急の場合その接続時間が異常に短い。終着となる列車が到着し、向かいのホームから接続列車が発車するまで短い場合ではわずか30秒である。
それでも慌てたり乗り遅れたりする乗客は居らず、乗り換えは滞りなく行われる。なにしろ京急は客もプロだからだ。
本線の品川~金沢文庫間は、列車が最大12両編成で運行されている。プラットホームももちろん快特・特急停車駅では12両分の長さが必要だ。
しかし神奈川新町駅下りホーム(配線図①②番線)は、前後の分岐器や周辺施設の関係でホームを延伸することができなかった。結果として現在も8両分のままである。
平日朝には12両で品川を出る下り特急が設けられており、そのままでは神奈川新町で後ろ4両の乗降ができない。
このため京急川崎にて切り離しをしてしまう(12両は8連+4連の連結)ほか、京急川崎で閉め切った4連を連結したまま走らせ、神奈川新町到着時にはみ出したまま切り落とし、場合によっては始発の普通車として再利用する芸当までこなす。
神奈川新町と北方隣駅の子安の間は、複線の本線に加え上り副本線を持つ三線区間となっている(1組の線路に3本のレールを持つ三線軌条ではない)。神奈川新町駅上り副本線4番線がいくつか分岐器を経てそのまま本線と平行に伸び、子安上り副本線ホーム4番線に繋がる。
右動画では下り列車(南行)が配線図の青い車線を走っていく。
この2駅ではそれぞれで上り普通車が一度に快特に抜かされる例が終日見られる。子安駅で退避する者が早く本線から退くことができ、また退避後に神奈川新町から続行する者もすぐに本線を走れるなど、効率的に利用されている。
駅ホーム西側に寄り添うように新町検車区が併設されている。
ここでは車両(受持ちの多くが4・6連)の検修、洗車、清掃、車輪転削のほか乗務員の育成などが行われている。また車両の入換や車両交換が行われるため、運転主任の活躍の場でもある。
神奈川新町駅ホーム(配線図③④番線)からは、洗車台と清掃足場のある留置線や本線への出入庫を行う車両の入れ替えをすぐ目の前で見ることができる。駅西側出口を出てすぐ西側の踏切はなんと検車区内を横断している。これほど間近に車両を観察できる京急の検車区は他に無く、首都圏でも有数のものではないだろうか。
それぞれどこからの撮影なのか配線図内の位置を併記する。
記事内では説明しきれない点が多いため是非タグからも巡回していただきたい。
| 3・4番線中程から |
3・4番線北寄りから |
| 検車区内の踏切東側から |
神奈川新町駅3・4番線ホーム北寄りから |
| 跨線橋の上から |
急上昇ワード改
最終更新:2025/12/16(火) 13:00
最終更新:2025/12/16(火) 13:00
ウォッチリストに追加しました!
すでにウォッチリストに
入っています。
追加に失敗しました。
ほめた!
ほめるを取消しました。
ほめるに失敗しました。
ほめるの取消しに失敗しました。