血の轍(ちのわだち)とは、過保護な母親とその息子を描いた漫画である。
作者はテレビアニメ化された『惡の華』で知られる押見修造。小学館の『ビッグコミックスペリオール』で2017年2月より連載中。
タイトルはボブ・ディランのアルバム『血の轍(BLOOD ON THE TRACKS)』からとっているが、作品の内容とは関係ない。
主人公の静一は中学2年生。周囲から母親の静子は過保護だと言われている。ある日静一の一家と親戚がハイキングへ行ったとき、いとこのシゲルと静一が探検に行った崖の上に静子が現れ、ふざけて片足立ちをしていたシゲルを崖から突き落とすという事件が起こる…!
息子の静一に執着する”究極の毒親”静子の姿が、静一の眼を通して描かれる。
「静一の目を通した世界」として表現するために、デジタルではなくアナログで描かれている。これはデジタルで描いた“パッキリ”した風景だと静一の目を通した感じにならない、とのことである。また、静一がまだ自分の言葉を獲得していない人格であるという視点から、ほとんどモノローグがないのも作品の特徴となっている。
『このマンガがすごい!2018』で第9位にランクインした。
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最終更新:2025/12/06(土) 22:00
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