覚醒剤打たずにホームラン打とうとは、清原和博の黒歴史である。
西武ライオンズに入団したばかりのルーキー・清原和博が、大阪府警の覚醒剤防止の啓発ポスターのモデルとして起用され、その際に添えられたコピーである。
このポスターの効果もあって、大阪中の覚醒剤常習者が注射器をバットに持ち替え、草野球にいそしんだという。
時は流れ2016年2月2日、なんと清原和博自身が覚せい剤取締法違反(所持)容疑により逮捕されてしまう。これによりこのポスターには「覚せい剤防止のキャラクターとして登場した本人が、覚せい剤所持により逮捕されてしまう」という皮肉なオチがついた。
通算525本ものホームランを打って引退した清原。その後覚せい剤まで打った彼は、本当の意味での黒歴史を作ってしまった。
上記のポスターやコピーについての話が全国的に広まった経緯だが、作家・コピーライターであった中島らもが対談記事や複数の著書内でこの話について何度も言及しており、それによって徐々に知られるようになったようだ。いわゆる中島らもにとっての「持ちネタ」というか、お気に入りの話だったと思われる。
だが有名な話の割に、インターネット上の画像検索などでざっと探せる範囲内ではそういったポスターの実物画像などは公開されていないようである(2016年2月3日現在。Google画像検索使用)。
なお2001年に放映された木村拓哉主演のドラマ「HERO」でも、「上司が部下の麻薬乱用を疑い、部下を改心させようと苦心する」シーンにてこのポスターについての台詞がある(第6話)。ただし台詞では「警察署」「野球選手」としており、特定の地名や個人名などは出していない。
この話が「本当にあったかどうか」については諸説あるが、一部ネット上(リンク先個人Twitter)にアップされた写真で、「けいさつのまど特集号」(警察庁発行)の表紙写真に「白い粉の恐怖」というタイトルと共に、清原がホームランを鬱シーンと例の「覚醒剤打たずにホームラン打とう」というキャッチコピーが確認できる。
これが本物とは断定できないが、「あったのではないか」というのが有力であろう。「けいさつのまど」に関しては一部の警察署、および大学図書館等にバックナンバーがあるようなので、続報を待ちたい。
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最終更新:2025/12/13(土) 15:00
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