角川スニーカー文庫とは、1988年よりKADOKAWA(角川書店)から刊行されているライトノベル文庫レーベルである。角川文庫の支レーベル。毎月1日発売。スニーカー文庫の母体雑誌としては隔月刊『ザ・スニーカー』(偶数月30日発売)が2011年まで刊行されていた。
少年向けレーベルとして創刊した。谷川流著『涼宮ハルヒシリーズ』、水野良著『ロードス島戦記』、ガンダム、マクロス系のノベライズ文庫レーベルとして有名で、かつてはTRPGやミステリー等の支レーベルが多数存在した。
現在のライトノベルレーベルでは、『電撃文庫』、『富士見ファンタジア文庫』と『スニーカー文庫』は三大レーベルと呼ばれている。
角川スニーカー文庫の公募新人文学賞は『学園小説大賞』と『スニーカー大賞』がありそれぞれ年1回開催され、新人の血が入っている。『スニーカー大賞』の大賞は受賞作なしが大半で、2009年第14回において6年ぶりにスニーカー大賞を受賞した。スニーカー大賞の受賞者は、全15回のうち5回しかおらず、(吉田直、安井健太郎、谷川流、新井円待、玩具堂)狭き門となっている。またスニーカー大賞を受賞した作家は、当初は華々しく活躍していたが、2012年現在逝去か執筆がストップするという憂き目にあっているが、玩具堂は、ストップすることなく刊行を続けている。。
2000年代後半になると長期作品外のスニーカー文庫の新作品はめぼしいものがなかったのが原因か、電撃文庫、富士見ファンタジア文庫、MF文庫Jに数字を空けられた結果となる。2011年方針を大きく転換し、母体誌であるザ・スニーカーを休刊させネットに情報発信を移行し、後は学園小説大賞を廃し、スニーカー大賞に一本化し、春・秋募集し各最終選考まで残ったものから賞を選ぶ形式に変更した。
2011年にはザ・スニーカーが100号を迎えたことを記念して、往年の作家の文庫未収録のコラボ小説や番外編などを収録したアンソロジーの「RED」と「BLUE」が刊行され、2013年には角川スニーカー文庫が25周年を迎えたためアンソロジー「WHITE」が刊行された。こちらはコラボ小説ではなく、テーマを恋愛に絞った作品の番外編のアンソロジー集だが、谷川流の「Round-Trip」(イラスト:いとうのいぢ)のみ従来シリーズ(涼宮ハルヒの憂鬱シリーズ)に関係がない。(一応世界観は同じではないかと示唆される。)
角川スニーカー文庫のライトノベル作品のコミカライズは、主に月刊少年エースやヤングエースにて連載されるが、少女向け色彩が若干強いものはビーンズエースやあすかにおいて連載されることもある。(薔薇のマリア、神様ゲーム、レンタルマギカなど)
姉妹レーベルに角川ビーンズ文庫(少女向け)、角川ルビー文庫(ボーイズラブ系)がある。
ザ・スニーカー100号記念アンソロ(コラボ小説等の再録が中心)
角川スニーカー文庫25周年記念アンソロジー
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最終更新:2025/12/11(木) 16:00
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