角川スニーカー文庫とは、1988年よりKADOKAWA(角川書店)から刊行されているライトノベル文庫レーベルである。角川文庫の支レーベル。毎月1日発売。スニーカー文庫の母体雑誌としては隔月刊『ザ・スニーカー』(偶数月30日発売)が2011年まで刊行されていた。
姉妹レーベルに角川ビーンズ文庫(少女向け)、角川ルビー文庫(ボーイズラブ系)がある。
谷川流著『涼宮ハルヒシリーズ』、水野良著『ロードス島戦記』、ガンダム、マクロス系のノベライズ文庫レーベルとして有名で、かつてはTRPGやミステリー等の支レーベルが多数存在した。
現在のライトノベルレーベルでは、『電撃文庫』、『富士見ファンタジア文庫』と『スニーカー文庫』は三大レーベルと呼ばれている。
2023年現在の角川スニーカー文庫の小説賞は『スニーカー大賞』がある。『学園小説大賞』はスニーカー大賞に統合された。
1987年10月に角川文庫『青帯』として角川文庫「緑帯」から分離独立する形で創刊し、1988年に文庫名称が公募され「スニーカー文庫」として決定し、1989年82月に少年向けレーベル「角川スニーカー文庫」として正式創刊した。
◯周年のカウントは角川スニーカー文庫正式創刊からカウントしているようである。
初期は富野由悠季によるアニメ機動戦士ガンダムのノベライズやコンプティークでのTRPGの国内輸入の関係からグループSNE所属の作家や吉本ばなな、火浦功などがラインナップに登った。
1987年から1992年までの母体誌(文庫への供給元)は月刊コンプティーク、月刊ニュータイプ、小説野性時代であり、連載を重ね角川スニーカー文庫で刊行する形も取った。1992年に勃発した角川お家騒動で角川スニーカー文庫でも編集を担当していた角川メディアオフィス(コンプティーク編集部所属)の社員が退社しメディアワークスに移籍し人材がいなくなった。(なお角川書店の一般文芸の編集つまり小説野性時代の編集部や月刊ニュータイプを刊行していNewtype編集部も角川スニーカー文庫の編集を兼任担当していた場合もあったという)
そのため1993年からは角川スニーカー文庫編集部が角川書店内に設立され、母体誌『ザ・スニーカー』を創刊した。当初は季刊であったが、隔月刊偶数月30日売りに変更しに2011年まで刊行した。
角川お家騒動では、角川スニーカー文庫の作家がメディアワークスの電撃文庫にも参加しており、作家としては神経を使ったという。(→リンク)
角川スニーカー文庫の公募新人文学賞は『学園小説大賞』と『スニーカー大賞』がありそれぞれ年1回開催され、新人の血が入っていた(学園小説大賞はスニーカー大賞に統合)。『スニーカー大賞』の大賞は受賞作なしが大半で、2009年第14回において6年ぶりにスニーカー大賞の『大賞』を受賞した。スニーカー大賞の受賞者は、全15回のうち5回しかおらず、(吉田直、安井健太郎、谷川流、新井円待、玩具堂)狭き門となっている。
またスニーカー大賞の『大賞』を受賞した作家は、当初は華々しく活躍していたが、2012年現在逝去か執筆がストップするという憂き目にあっているが、玩具堂は、ストップすることなく刊行を続けていた。
2000年代後半になると長期作品外のスニーカー文庫の新作品はめぼしいものがなかったのが原因か、電撃文庫、富士見ファンタジア文庫、MF文庫Jに数字を空けられた結果となる。2011年方針を大きく転換し、母体誌であるザ・スニーカーを休刊させネットに情報発信を移行し、後は学園小説大賞を廃し、スニーカー大賞に一本化し、春・秋募集し各最終選考まで残ったものから賞を選ぶ形式に変更した。
2011年にはザ・スニーカーが100号を迎えたことを記念して、往年の作家の文庫未収録のコラボ小説や番外編などを収録したアンソロジーの「RED」と「BLUE」が刊行され、2013年には角川スニーカー文庫が25周年を迎えたためアンソロジー「WHITE」が刊行された。こちらはコラボ小説ではなく、テーマを恋愛に絞った作品の番外編のアンソロジー集だが、谷川流の「Round-Trip」(イラスト:いとうのいぢ)のみ従来シリーズ(涼宮ハルヒの憂鬱シリーズ)に関係がない。(一応世界観は同じではないかと示唆される。)
2013年の角川スニーカー文庫25周年を機に紙質を角川文庫に使われるような薄い高級紙から電撃大賞等他のライトノベルに使われるような厚みのある紙に変更され、背表紙の装丁も一新された。
2022年には「我が焔炎にひれ伏せ世界」が12年ぶりに第27回スニーカー大賞の「大賞」を受賞した。
2023年、角川スニーカー文庫創刊35周年を迎え、公式Vtuber『須仁川文』が登場した。(イラストは大嶋くろねが担当)
角川スニーカー文庫のライトノベル作品のコミカライズは、主に月刊少年エースやヤングエースにて連載されるが、少女向け色彩が若干強いものはビーンズエースやあすかにおいて連載されることもある。(薔薇のマリア、神様ゲーム、レンタルマギカなど)
姉妹レーベルに角川ビーンズ文庫(少女向け)、角川ルビー文庫(ボーイズラブ系)がある。
ノベライズではないオリジナル作品についてに限ればアニメについては、角川書店(現:KADOKAWA)のアニメーション部門が担う事が殆どであり、映像ソフトもKADOKAWAグループから発売されている。
掲示板
79 ななしのよっしん
2023/09/18(月) 15:49:28 ID: f8uqa2H3Zo
80 ななしのよっしん
2024/02/21(水) 19:45:14 ID: vdRDp1HSfK
ガンダムは何故かNT以降の小説版は角川コミックス・エースの刊行になってるんだよな
81 ななしのよっしん
2024/03/01(金) 21:43:52 ID: f8uqa2H3Zo
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最終更新:2025/01/16(木) 10:00
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