記憶 単語


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キオク

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記憶とは、

  1. 忘れずに覚えている物事。また物事を忘れないようにすること。
    1. 特に情報の暗記を指す場合もあり、本稿でも記憶法も含め記述する。
  2. 心理学用語で過去経験した内容を後で思い出すこと。または将来的に必要になる情報をその時まで保持しておくこと。
  3. 生物学用語で過去の影響が生物に何らかの形で残ること。
  4. コンピュータ用語で必要な情報を保持しておくこと。
  5. 『.hack//Liminality』4話のオープニング。
  6. ユンナの楽曲。
  7. MISIAの楽曲。
  8. 槇原敬之の楽曲。
  9. 『Ib』のタイトルテーマ。
  10. 『CARNIVAL』のエンディングテーマ。
  11. 『ペルソナ4 ザ・ゴールデン』のBGM。
  12. 渋谷すばるの楽曲。
  13. たなかの初音ミクオリジナル曲にして氏の初投稿曲。
  14. 『怪談新耳袋』のエピソード。
  15. 『バイオハザード アウトブレイク ファイル2』のミッション。
  16. 2018年のテレビドラマ。

である。ここではヒトの記憶について記載する。

概要

記銘、保持、想起という三段階からなる心的機能。
(記憶に定着する→保持する→思い出す)

まず覚えることから始まりその情報を憶えることを記銘という。取り込める形式に記憶を変換するので符号化とも呼ばれる。情報を保存しておく過程を保持または貯蔵と言い、情報を思い出すことを想起と言う。
実は想起力も非常に重要である。(後述)

また、記憶が容量をオーバーしないように定期的に失われていくことを忘却という。ギリシャ神話の「忘却の川」など、覚えるだけじゃなく忘れることも大事であることを示唆した話も多い。

…しかし必要なことまで不必要と判断され、勝手に忘却されるなど脳は使い勝手が悪いのが実情。

記憶の分類
  • 外部からの刺激によって1秒ほど瞬間的に記憶される感覚記憶
  • より長い数十秒記憶する短期記憶
  • かなり長期にわたり記憶に残る長期記憶
  • 忘れることが困難な永久記憶 …など様々な分類がある。

自分が見たり聞いたりした感覚情報は脳の感覚野を通り、記憶の中枢と言われる海馬で一時保管され、そこから一か月ほどの選別期間を経てどうでもよいから忘れ去ってよいと判断された短期記憶と長く保存される長期記憶に分けられるといわれる。

ヒトは「脳の記憶」のほか脳神経細胞が“スイッチ”を行うことにより経験を記憶する「遺伝子の記憶」などの記憶システムを持っているとされ、脳の記憶は「頭の記憶」と運動性記憶の「体の記憶」がありまたそれらが「入力」、「保持」、「再生」を行うことでヒトの個性の一端を担っている。

近年、急速に脳科学が進歩するにつれ記憶の解明も進められているが、まだまだ謎の部分が多い。
もちろん自分や他人の記憶を取り出してデータや映像化する事も現時点ではできない。

似ているもの

対象やヒント見ることなく説明や記述可能なものは「暗記」とも呼ばれる。
極論、暗記が余裕であれば(計算や考察が必要なテスト・資格以外は)実質楽勝である。

ただし悪い意味では、文字だけ形だけなど
それが何を意味するのかまで理解していなくとも覚えていれば「暗記」と呼ばれる。
※厳密には「丸暗記」。

記憶法

記憶力自体には個人差が激しい。
凄腕のスパイや工作員、瞬間記憶能力がある人を除けば記憶は曖昧である。

「覚えたいのに全然覚えてないじゃないか!このポンコツめ!」
「脳の構造とか忘却機能とかどうでもいいから覚えろや!
」(^ω^#)

…と自分の脳にガチギレ、突っ込みたい人も多いだろう。

いくら頼んでも、覚えなきゃいけない事は全然覚えないくせに
頼んでもいないのに、どうでもいい情報はしっかり覚えてくれる。
脳というのはとんだひねくれ者なのである。

 

重要情報だと思わせる

覚えたいのに覚えないものは「どうでもいい情報」として脳に処理されているため
誤認識でも構わないので「重要な情報」と脳に認識させる必要がある。
重要な情報と認識されれば忘れるまでの時間が長くなり、
結果的に「永久記憶」として忘れなくなる。

方法としては様々だが、無料で実行できるものも多い。以下は例。

何度も見る。頻繁/日常的にそれを使用・活用する
とにかく、定期的に見まくれば脳が勝手に重要な情報と誤認してくれる場合が多い。
一日中、できれば毎日それを繰り返す。覚えていても見る。
特に印象に残したければ、4秒は必ずそれを見つめるようにする。
短時間に見まくるのではなく、20~60分に一度程度見る感じである。適度な忘却も必要。
「それを人に説明する」「実際にそれをやってみる」というように、実践すると特に脳が活発に動く。
「降りるわけでもないのに、通勤通学の途中駅を覚えてる」…のはだいたいこの方法のせい。
 
強い感情や感覚・印象・インパクトを伴う
「超面白い!」「超楽しい!」「超恥ずかしい!」「興味がある!」
「超すごい!」「超嬉しい!」「超悲しい!」「超痛い!」「超怖かった!」
「ビックリした!」「新鮮!」「クソワロタwww」…などの記憶はよく残る。
好きな作品のワンシーンからトラウマまで
覚える気が1ミリもないのに忘れられないのはだいたいこの方法のせい。
…どうでもいいシーンは忘れがちだが、ここぞというシーンは覚えているのが良い例。
「墾田永年私財法」などリズム感が良いだけで単語だけ覚えていたりするのも良い例か。
音読や五感を使うといった手もこれにあたる。
 
普段と異なる場所や状態、奇妙な行為をしながら勉強する
「こんな場所・状態で勉強するのはおかしいのではないか」など。
違和感を感じている=脳が警戒しているので、通常より意識・認識しやすくなる。
図書館や喫茶店、公園、廊下、グラウンドのど真ん中などアイデア次第。
ただし慣れてしまうと効果は薄れる。 ※感情や印象を使う点は一部は前項と重複する。
 
記憶するものを絵として描いてみる
単純化したシンボルでも構わない。漫画・物語にしてしまってもいい。
下手でも構わないし、むしろ下手な方が恥ずかしさが刺激されて覚えるかもしれない。
絵同士を並べてしまえば、広いノートを見て回る手間も減る。
不安であれば絵にコメントなどを付与しておこう。
記憶するもの同士を関連させる、連想ゲームにする
「共通した別のもの」と関連させて覚える。前述のように物語にしても良い。
自分の興味のある作品のキャラクターに持たせてみてはいかがだろうか?
興味のないものを「無理やり興味のある側に持ってくる」感じである。
きっかけで思い出しやすくなることは、想起力(思い出す力)に繋がる。
 
寝る前・起床後に見る
寝ている間は記憶として整理されるため。
 
思い出す・忘れる
覚えている・覚えていないに関わらず「思い出す」(忘れていたなら見返す)
記憶するのに「忘れる」のは矛盾しているように思えるが思い出した際に脳が活発になるため。
順番は適当でも良いので、覚えている部分だけでも書き出してみるのも良い。
 
意味や構造を深く理解する
どういう構造になっているのかを知っていれば丸暗記になりにくい。
一応の興味も沸きやすく記憶に定着しやすくなる。

(※他にありましたら追加してください)

覚えたいものをノートやメモの一か所に並べてしまい、じっと見るといった方法もある。
全部をイラストや連想可能なシンボル化してしまうのも手。

最終的には個人差となってしまうが、記憶法も覚えてみてはいかがだろうか?

逆に、興味もなければ感情が刺激されず
印象に残らず、日常的に見たり使わないものは覚えない。

短時間では困難

一応の方法は羅列したものの、どれも一定の時間はかかるため
「一晩で英単語1000個確実に覚えたい」のようなのは無理である。
…数個なら覚えられるかもしれないが。

早めに記憶作業に取り組めるなど、一定の時間が確保できるなら記憶の余地はある。

少し異なるもの

書いて覚えるのも有効ではあるが
漢字練習など、100回書けば絶対覚える…わけではない。

100回書くことが目的となってしまい(目的と手順が逆転する)、時間の無駄で合ったり苦痛。

さらにいえばごく少量の記憶対象なら有効だが
受験などで莫大な記憶量がある場合、圧倒的に時間と体力が足りなくなる。

本当は忘れていない

覚える必要のない本当にどうでもいい記憶であったり、大事な情報を完全に忘れてしまっても
それと認識さえしていれば、意外と脳内に記憶されている場合が多い。

記憶は完全に忘れるのは難しいのある。

幼少時の写真を見て、部屋の様子や小物の一つまで懐かしく感じたり
テスト後に教科書の答えを確認して「ああ!これだった!」となるのが良い例である。

思い出す能力

「記憶力」=「思い出し力」(想起力)でもある。
前述の連想ゲームや物語化はここに繋がっている。

ばっちり記憶は不可能でも、多めに定着していれば途中で「思い出す」難易度は下がる。

というよりも記憶自体が「記憶への定着」→「保持する」→「思い出す」のサイクルな点にも留意。
もちろん記憶していないものは思い出しようがないので注意。

日記などを書いてみるとよい訓練になるかもしれない。

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