車載放送(しゃさいほうそう)とは、自動車や二輪車等の車両にカメラを積載して、生放送配信をすることである。
簡単に言えば、車載動画の生放送版である。生車載、車載生放送、車載配信とも呼ばれている。ともニコニコ生放送では、2009年頃に配信が増加した。ニコニコ生放送で配信する際のタグは、この記事に繋がる「車載放送」タグではなく、「車載」タグを付けるのが一般的である。大部分は、ノートPC(デストクトップPCを使っている強者もいる)からの配信だが、最近では、スマートフォンやiPhoneなどのポータブル端末・携帯端末、iPadやGALAXY Tabからのタブレット端末からの放送、テザリングによる放送も増えてきた。
配信方法は複数ある為、主な物をいくつか挙げておく。
助手席(二輪車、バイクなどは後ろの荷台、自転車はリュック)にノートPCを積み、Webカメラ(高画質配信ならLogiCoolの C910、Qcam Pro9000、最低でもC525が好ましい)と、Wifiルーターを繋げて配信する方法。最も一般的でポピュラーな配信方法である。なお、Wifiルーターにおいて、電波の良さはやはり、docomoが一番といっていいだろう。(ちなみにイーモバイルは、山間部などは全く電波がない。)
また、配信すればバッテリーが減るのも当然で、長時間配信(特に、日中の予約枠)をする方はシガーソケットからPCに充電できる機関を用意すべきであろう。
そして、悪路などを走行する場合はWebカメラが落ちるのも当然なので何らかの固定対策が必要である。
さらに、高画質配信をしたい方は、FMEやXsplit、NLEなどの高画質配信エンコードソフトの使用を推奨する。
バイク・原付、自転車に関しては、ヘルメットにカメラを装着するマウント方法(いわゆる殿様マウント)や、胸部や腹部あたりにカメラを装着するマウント、ハンドルに付けるマウントが一般的である。なお、ハンドルマウントは相当の振動があるため、何らかの対処が必要である。
また、安全面で運転中の操作の負担を軽くするため、豆ライブ(豆ライブ改)という外部配信ツールや配信たんというNwhoisのプラグインツールなどの配信支援ツールが外部サイトでリリースされている。
また、運転中の時はコメントが見えないので、棒読みちゃんなどの読み上げソフトの使用を要推奨する。
使用しない場合でも、USBなどでPCに繋げられるサブスクリーンが電器店で売っているので、それを装着すると良い。
携帯端末などでテザリングをして、端末から電波を飛ばし、配信する方法。ちなみに、筆者はこの方法はよく分からないので、使用している方は、ぜひ追記してくれるとありがたい。
少数だが、やっている人がいるので紹介。文字通り、助手席にデスクトップPCを積んでいる。場所取りのために、助手席を犠牲にした人もww(助手席撤去)
一部の人からは、この配信方法を使っている車を"botカー"と呼ぶ。
なお、この方法は膨大な電力を消費する為、たびたび車のバッテリーあがりを起こす恐れがあるので、初心者の方はあまり推奨しない方法である。どちらかと言えば、PCに精通した人や、車載放送に慣れてきた中級者向け。
Wifiルーターに関しては上記と同じなので割愛。
PCとデジタルカメラに、HDMIコードを繋げて配信する方法。
これに、FMEやXsplit、NLEなどの高画質配信エンコードソフトを使用しようするとより高画質になる。
DMCシリーズ(デジイチ)に限っては、逆さマウント(車の天井に逆さまに装着して配信する方法。)が主流なので、Xsplitが必ず必要である。(Xsplitで逆さま状態を直すため。)
ニコニコ公式配信アプリでiPhone、またはiPadから配信する方法。メリットはすぐに持ち出せて外配信へ切り替え可能なことである。この場合は、固定する為にiPhone/iPad用の吸盤マウント、またはカーエアコンの排気口に付ける缶ホルダータイプの固定マウントが別途で必要である。(カー用品店や電器店、またはホームセンターへ行けば必ず売っている。)
電波と画質はあまり保証しない。(特に山間部)
また、吸盤マウントの場合でフロントガラスに付ける位置によっては道交法に触れる可能性があるので注意されたし。
Android端末・タブレットから、NMEを用いて配信する方法。2012年のNMEリリースから急激に増えてきた。メリットは、すぐに持ち出せて外配信へ切り替え可能なことである。この場合も、iPhoneと同じように固定用の吸盤マウント、またはカーエアコンの排気口に付ける缶ホルダータイプの固定マウントが必要である。(こちらも、カー用品店や電器店、またはホームセンターへ行けば必ず売っている。)
なお、NMEのアプリは、下記の開発者がオーナーのコミュニティである「ひまわりストリーム」のコミュプロフィール、掲示板から入手できるので参照されたし。
また、吸盤マウントの場合でフロントガラスに付ける位置によっては道交法に触れる可能性があるので注意されたし。
さらに、Google Playストアにて無料または有料のコメント読み上げソフトがあるので、安全面を考慮するため、インストールを要推奨する。
最も一般的な車載放送。軽自動車からスポーツカー、オープンカー、なかにはフェラーリやマツダAZシリーズなどの超高級車まで、いろいろなタイプの自動車から車載放送する形態。オープンカーの人は、雨の日の時は放送設備の水没に要注意。
主に、運送業者を仕事としている生放送主がやることが多い。軽トラックから大型トラック、大型トレーラーまで、さまざまな運送車両から車載放送をする形態。運送車両のため、高速道路を走行していることが多い。
主に路線バスや高速バスに乗って、最前列の席に座ってフロントの窓部分、または窓側席に座って側面の窓部分へカメラ、スマートフォン端末のカメラを向けて車載放送する形態。ごく稀に運転手自身が車載放送することもある。夜行バスでやるときは就寝時間以降はやらないのがマナーである。明朝時間もまだ寝ている乗客がいるため、やらない方がいいだろう。また、高速バスでコンセントがついていないバスは電池切れに注意。
稀に配信している人がいるので紹介。特殊車両とは、ショベルカーやクレーンなどいわゆる"働く車"である。また工事車両のみならず、出前カフェ、クレープ屋などの出店車両から放送し、お店の様子を中継、宣伝している人もいる。
バイクやスクーター、原付から車載放送する形態。マウントはヘルメットマウント、いわゆる"殿様マウント"であることが多い。オープンカーの人と同じようにこちらも放送設備の水没に注意。雨天放送を強行する場合は何らかの防水設備の用意を要推奨する。ただし、スマートフォン端末で防水加工の端末ならば必要ない。
自転車から車載放送をする形態。シティバイク、いわゆる""ママチャリ"から、スポーツバイク、ロードバイク、クロスバイク、マウンテンバイクなど自転車の種類は多岐にわたる。稀に、後輪二輪で三輪タイプの自転車から放送する人もいる。こちらも、放送設備の水没に注意。雨天放送を強行する場合は何らかの防水設備の用意を要推奨する。スマートフォン配信で防水加工の端末ならば必要ない。
レンタカー・レンタバイク・レンタサイクル業者から車を借り、自前の車載放送設備を搭載して放送する形態。上記の自動車やバイクの項目とほぼ変わらないが、なかには大型トラックを借りて放送する人も稀にいる。放送主が出かけるごとに車が変わるため、視聴者は毎回違った感覚で放送を楽しむことができる。放送する方は、レンタカーをレンタルする際はクレジット払いが多いので注意が必要。(現金でレンタル可能な車両もあるが、かなり限られてくる。)また、免許取得直後(特にわかばマークの人)は、業者規定により借りられない所もあるのでこちらも注意が必要。(免許取得日から○ヶ月~○年まではレンタル不可という規定がある。)
ただし、レンタサイクルの場合は現金や交通系の電子マネーで支払うことが多いので安心されたし。
鉄道展望動画の生放送版。列車の車窓にカメラを向けて放送する形態。電車載放送、鉄道車載放送と呼ばれる。また鉄道といっても分野が広く、鈍行列車から特急列車、新幹線まで、また路面電車やライトレール、索道(ケーブルカー)やロープウェイから放送する人もいる。ちなみに立山にトロリーバスがあるが、全キャリアの電波が届かないため、放送は物理的に不可能である。また、バスと同じく、電池切れに注意。
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最終更新:2025/12/13(土) 03:00
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