・第一の死者 古木
4章 異形の者たちにて ザッハの古森でひっそりと暮らしていた彼女は騒々しい戦場にひっそりと、そう。ただひっそりと立っているだけの存在だった。軍師ミノルは魔物たちの増援や攻撃を華麗な采配で捌き、ただの一人も死者を出すことなく立ち回っていたのだ。そう、彼女の存在に気づくまでは。新たな増援を感じ取った軍師はコーマとヴァネッサに彼女の伐採を指示する。行軍の過程といえばそれまで、しかしその先で待ち受けていた魔物の数は僅かだった。故に、どこにも切り倒す必要などなかったのだ。しかし軍師はそれを敢行した。
ヴァネッサの一撃で彼女を倒した後、軍師ミノルは「これで良いか、お前らの嫁死んだ」と述べている。
この発言に対して事態は紛糾。軍師ミノルが文面で謝罪をするまでに発展したのだった。
・第二の死者 ネイミー
6章 憎悪の泥濘にて、グラドの辺境。霧が立ち込めるアドラス平原を進んだ軍師ミノル。道中、まだ見習い戦士であったロスが「なぁ、見てくれよこの力こぶ」宣言と共に自立するなど。事態はさほど深刻でないようにも思えた。
しかしそこで待ち受けていたのは、濃霧と無数に蠢く敵兵だったのだ。相次ぐ増援やソシアルナイトの猛攻を防ごうとした軍師は、本来後方での援護に回すべき彼女を前に出す奇策を採る。しかし、その策はあまりにも無謀だったのだろうか。濃霧の中から突如として現れた戦士の毒斧とソルジャーの凶槍の前に、祖父直伝の弓を構える間もなく。彼女は散ったのだった。
最期に彼女が見たのは、遥か後方で待機するMUSASHIの姿だったかもしれない。
「コーマ・・・私ドジでごめんね・・・」
・第三の死者アスレイ
6章 憎悪の泥濘にて 「もう誰も死なせたくない」そんな想いに駆られたのか、軍師ミノルは大蜘蛛が迫る人質の元へアスレイを走らせる。しかし、そのアスレイ自身が手負いの状態であることを軍師は見落としていた。
迫りくるアーマーナイトに対し、あと一歩というとこで援軍のルーテは森に阻まれてしまう。
結果として、為す術もないまま、彼はホースキラーによって神の御許へと旅立っていった。
大量のきずぐすりと共に。
「後のことは・・・頼みます」
・第四の死者達 ガチムチ幼女、母、父
6章 憎悪の泥濘にて アスレイの願いも虚しく幼女から順に大蜘蛛の胃袋へ。
彼らの死は軍師ミノルに大きなトラウマを残すことになる。
「俺のせいじゃないっ!」
・第五の死者 ナターシャ
9章 後背の刃にて 新規加入のターナの存在に心を躍らせた軍師ミノルは、スナイパー(ヲルトつええ)
の囲い込みを指示する。四方を囲み敵が身動きを取れなくなったところで、軍師はエイリークの回復を優先。
囲んでしまえばスナイパーは無力。そんな考えが引き起こした悲劇であった。杖を振ったナターシャが丁度その範囲内に入ってしまったのだ。ヴァネッサによる救出が可能であったにも関わらず。軍師は気づくことが出来なかった。避けられたはずの悲劇は、引き起こされてしまったのだ。
軍師ミノルはまたも愛する女性を失うことに。
「私のことは構いません・・・
この世界に・・・光を・・・」
「救いようがねぇぜ、コーマ!!」
・第六の死者(戦闘不能者)ゼト
10章 カルチノ内乱にて どんな強者でも数の暴力やちょっとした油断には敵わない。
序盤から仲間をよく護り、エイリークの支えとなってきたゼトもまた、そうした強者だった。
軍師ミノルは迫りくる山賊に対してひとまず壁を作る策をとる。しかし、ゼト将軍の有り余る力が招いた悲劇か。
戦場ではよく引き起こされるやっつけ負けを起こすことに。天高く振り下ろされた山賊の斧は、歴戦の将をいとも容易く屠ったのだ。これ以降ゼト将軍の影は薄くなり、会話のみに登場するようになる。
「く・・・
申し訳ありません。
一時撤退いたします・・・」
・第七の死者 サレフ
12章 静寂の里にて カルチノ傭兵の襲撃を避け、ポカラ山脈からジャハナ入りを目指した一行は道案内として彼の元を訪ねる。彼の案内の元、一路山中を登っていく間。軍師ミノル一行は様々な魔物に襲われるものの、ルーテの神回避やCCしたコーマの働きによって被害を留めていた。しかしながら敵の増援は緩むことは無く、多数のガーゴイルが目前にその姿を現した。
「ここからが穴場だ」軍師ミノルは冷静に強者を一列に並べ、護りの陣を敷いた。されど魔物もまた馬鹿ではない。その中で最も倒しやすいだろう彼のみに、波状攻撃を仕掛けてきたのだ。
四つもの槍に貫かれ、三体のガーゴイルを道連れに、秘境の賢者は潰えてしまう。
「大婆すまない・・・
役目は・・・」
「ゲームオーバーじゃないよな・・・良かったぁー!」
・(幻の)第八の死者 フランツ
13章 ハミル渓谷にて ポカラの山脈を抜けていよいよジャハナ領地へ入ろうという頃。カルチノ東部の山中、ハミル渓谷にて軍師ミノル達は敵の待ち伏せを受けることになる。相次ぐ増援の戦士、傭兵を退けシューターまでも倒した軍師ミノルは反撃に転じようとしていた。そこに、背後からカルチノの長老の一人、パブロ率いる軍が襲い掛かってきたのだ。軍師ミノルは軍を再び反転。これを迎え撃とうとするが、パブロは圧倒的な力を有していた。
「奇跡を信じるんだ・・・」 一縷の望みを繋ぐ為、軍師ミノルは苦渋の決断を下す。
仲間達の希望とキラーランスを託されたフランツは健闘するも。最期はあっさりと雑兵の手によって討たれた。
「すみません ゼト将軍・・・」
・(幻の)第九の死者 ロス
13章 ハミル渓谷にて パブロに気をとられたのか、それともフランツの敗北に気を動転させてしまったのか。
軍師ミノルは潰走しながら打たれ弱い者を庇うという策に出る。
エイリークに初対面でワカッタワロスと言われた斧使い。センシガルシアノムスコロスは指示に従いアメリアを救出した。その直後、彼を横から急襲したのはソシアルナイトの一騎。常ならば槍相手に彼が遅れを取ることなどない。しかし彼はアメリアを庇おうとするあまり、追撃を受け。戦士の誇りと共に散ってしまう。
「戦士は最後まで
男らしいんだ・・・!」
・(幻の)第十の死者 アメリア
13章 ハミル渓谷にて 悲劇はそれだけに留まらなかった。次々と仲間が倒されていく様を目の当たりにして、軍師は絶句する。それに追い討ちをかけるかのように、ロスの護りを失ったアメリアをパブロが狙い打ったのだ。
まだ鍛錬もしきっていない志願兵。それも女性がこの一撃を耐えうるはずも無かった。
シルバ村の心優しき少女の死は、軍師ミノルの心へ大きな風穴を開けたのかもしれない。
「あたし がんばれたかな・・・?」
・(幻の)第十一の死者 エイリーク
13章 ハミル渓谷にて 迫りくる敵影。囲まれて逃げ場のない自軍。軍師ミノルにはもう戦う意志は残っていなかったのか。軍師ミノルは総大将のエイリークにソシアルナイトへの突貫を指示する。
エイリークは瀕死の体をソシアルナイトへぶつけ、ごく軽傷を負わせて倒れた。
これらを含めた幻の13章は軍師ミノルと視聴者への反響を呼び起こしたことを、余談ではあるが、記しておく。
・第八の死者 テティス
13章 ハミル渓谷にて 悪夢のお告げに従い、前へ前へと進軍することに決めた軍師ミノル。シューターを警戒しながら踊り子であるテティスをドズラに警護させていたが、一人潰したことで油断してしまったのか。唐突にその警護を解いてしまう。そこへ、ジストを尻目に抜けたソルジャーが一人彼女を襲った。その槍の一撃ではかろうじて息はあったものの。残っていたもう一人のシューターによってトドメを刺されることになる。
「悪い予感が・・・
当たっちゃったわね・・・」
・第九の死者 ヨシュア
13章 ハミル渓谷にて ドラゴンナイトの急襲に焦りながらも、陣形を組もうとする軍師ミノル。
回復薬のモルダを壁にする策と絶妙なドズラの惹き付けにより功を奏したかに思えた。
が、アメリアを庇っていたヨシュアはよりによって、怒りに燃えるクーガーに狙われてしまう。
槍に対して剣はあまりにもリーチが違いすぎる。彼は最後の反撃を試みるもあっさりとかわされ、追撃のキラーランスの前に倒れてしまった。
死に行く彼が見たのは国に残した母の姿か、それとも先に逝ったナターシャの姿だったのか。
それはようとして知れない。
「やっぱり
ツキがなかったな・・・」
「俺は・・・この後が怖いんだよ」
・第十の死者 アメリア
13章 ハミル渓谷にて 「絶対護ってやる」軍師ミノルの誓いはかくも儚いものなのか。
ヨシュアの護りを失ったアメリアは一人危地に晒される。軍師ミノルはそれを瞬時に見抜くものの、助けにいく兵力は間に合わない。そこには狙いすましたかのように、ドラゴンナイトが一騎待ち受けていた。
反撃の隙も与えられず、彼女は悪夢のお告げと同じような状況で、その命を散らせることとなった。
その死とはやての羽の消失に、慟哭が響いた。
「あたし がんばれたかな・・・?」
・第十一の死者 ターナ
19章 残されし希望にて 最後の聖石を受け取り魔王との戦いに備える為、軍師ミノル一行はロストン宮殿で小休止を取っていた。しかし到着したその夜に、一向はグラド軍残党の奇襲を受けてしまう。軍師ミノルは慌てず冷静に指示を飛ばし、敵を波打ち際で堰き止めることに成功した。だが、王座付近を護っていた瀕死のドズラへ気を取られるあまり、忍び寄る魔の手に気づけなかったのだ。ドズラが居る壁の向こう側。その通路の闇より出でた凶矢は寸分違わずターナを射抜いた。スナイパーのみが有する技能『必的』は、天を駆けるファルコンナイトにはあまりに相性が悪すぎたのだ。
「戦が終わって国に帰ったら、ご心配をおかけしたお父さまとお母さまに作って差し上げたいと思ってたの」
姉のように慕う天馬騎士へ、そう語った少女は戻らない。
「こうなる覚悟は
できてたもの・・・」
・第十二の死者(戦闘不能者) ミルラ
19章 残されし希望にて ターナの死を嘆き悲しむ軍師ミノルの元へ新たな悲報が知らされる。
それは最前線で戦っていたミルラが倒れたというものだった。剣も槍も斧も、凡庸の武具では傷つけられない竜の鱗。アーヴの光魔法さえも耐えたそれを、どうして痛めつけることが出来るのか。
突然のことに言葉を失う軍師。事細かに聞けば、ミルラは矢に射抜かれという。
いかに竜人といえど、天を駆ける翼を射抜かれたは唯では済まない。
崩れ落ちるミルラを前に、瀕死のフランツはただじっと耐えることしかできなかった。
「・・・・・・
ごめんなさい・・・
もう役に立てません」
「あれ、生きてらっしゃる?!」
・第十三の死者(戦闘不能者) ヒーニアス
20章 闇の樹海にて いよいよ魔王を追いつめ、古の地。闇の樹海へ足を踏み入れた軍師ミノルは、因縁の相手アーヴと決着を着けることになった。まさかのジスト石化やシレーネの敵前逃亡「任せたわ ヴァネッサ!」などのハプニングは起こったものの。森 マリカ(1990~)やモルダの大活躍。双聖器の大盤振る舞いによって、軍師は有利に戦局を進めていく。北から進軍を行っていたヒーニアスもまた双聖器『ニーズヘッグ』を手に快進撃を続けていた。しかし、度重なる攻撃によって傷ついた身体は如何ともし難い。
軍師ミノルはそれを察知し、壁を作って一旦凌ごうとする。「下ろそう、完璧だ」軍師ミノルはその言葉と共にフランツの後ろへ彼を待避させた。
しかし、敵は地上からではなく頭の上。空中から襲いかかってきたのだ。
満身創痍のヒーニアスはデスガーゴイルのその槍を避けきる事が出来ず、撤退を余儀なくされる。
「ここで・・・
あきらめてたまるものか。
はいずってでも・・・
生き延びてみせる・・・」
「くっそぉおお・・・ニーズヘッグが」
・第十四の死者 ルーテ
終章 聖魔の光石にて 遂に完全に魔王と一体化したリオンを止める為、軍師ミノルは最後の戦いに臨む。
見事な采配によって強敵のドラゴンゾンビをも倒し、モルダの危機を察知して悲劇を未然に防ぐ。
軍師ミノルに死角無し。続いて左側通路に群れたデスガーゴイル達を一掃しようと、軍師は彼女を
壁際の位置へと移動させた。単騎での作戦とはいえ、幾度も死線を潜り抜けてきた彼女なら、心配ない。
そう軍師は判断したのかもしれなかった。だが、一掃した群れの向こうから襲いかかってきたのは一頭の
ケルベロス。抜群の速さを誇るソレは、身のこなしがやや頼りない彼女には手に余る相手。
重い魔導書を抱えていることも相まって、ルーテは痛烈な追撃を受けてしまう。
致命傷を受けた彼女は、そのままもう随分と前に別れた相手の元へ。
遠い旅路を歩むことになった。
「私はまだ
死にたくありません・・・」
「ここまで来たのにぃ!!」
・最後の死者 フランツ
終章 聖魔の光石にて リオンを供物として魔王フォデスは完全に復活してしまった。
軍師ミノルは全兵力をもってこれに対する指揮を執る。取り巻きの魔物達を次々と落とし、残るは魔王
のみとなった。刹那。魔王を取り囲んでいた将達が眠りについてしまう。
指揮系統を乱された軍師ミノルは策を巡らせるも、無防備になったフランツを救う術は見付けられなかった。
「最初から冒険してきた仲なのに・・・」
悔しさを込めて呟き、決断を下す軍師ミノル。
「最期まで、不幸な男だった・・・彼は」
現世に在らざる光がフランツを包み込む。
軍師ミノルは最期まで一心に言葉を掛けたが、彼が目を覚ますことは二度と無かった。
「すみません ゼト将軍・・・」
「モルダにレストすりゃ良かったのか、俺、ひょっとして?」
以上、十三名の死者を出しながらも、見事軍師ミノルはマギ・ヴァル大陸に平穏を取り戻した。
封印の剣(ハード)よりも約四分の一の犠牲とはいえ、彼らの尊い死に代わりなどない。
軍師ミノルの背負う十字架は、これからも増えていってしまうのだろうか。
次項では最期の戦いに参加し、見事魔王を倒した次世代の勇者達を紹介するものとする。
『碧風の優王女エイリーク』
序章から最後まで見事にその役目を勤め上げた主人公。途中、力がヘタレ気味だった為に軍師ミノルから評判が良くないこともあったが、CCをした後の彼女は見事に活躍したといえる。悪夢の時には自らソシアルナイトに突貫させられるなどの不幸もありはしたが、彼女のこれからには幸が多いことだろう。
エフラムとの支援会話では軍師ミノルに「めっちゃ周りにいるし……」という突っ込みを行わせたところから、多少の天然っぷりが伺える。
戦いの後、ルネスに戻りエフラムと共に大陸復興に努めた。やがて国々は平和を取り戻し、喜びに満ちた王女の笑顔は、民達の幸せの象徴となった。
『碧空の勇王エフラム』
登場前から強い、強いと言われていた彼が見せたのはごく平凡な成長であった。軍師ミノルはその様子に肩透かしを食らいながらも、彼の持つレギン・レイヴに魅せられ5章では鬼神の如き活躍を見せる。
8、9章の間章 新たなる旅立ち以来しばらく姿を消すことになるが、フレリア正規兵とごく僅かな将でグラド帝国を落とすなど。類い希なる神将の片鱗を垣間見せた。その活躍はいつぞやの軍師ミノルを彷彿とさせるものであったことはいうまでもない。
その高い攻撃力の為か、やっつけ負けが多々あったようにも思えるが、その大半は白昼夢として消えた。彼にはルネス王国再興の無事と暗黒面へ落ちないことだけを祈るのみである。
ルネスに戻ったエフラムには、さらに多忙な毎日が待っていた。自国を含めた大陸全土の復興。
だが、容易ではないその偉業成し遂げ、彼はやがて伝説となる。
『砂漠の虎ジスト』
当初からその高い戦闘技術を軍師ミノルに期待され、旅を終えるまで一度足りとて落ちることの無かった猛将。初対面でテティスの胸と肩の筋肉を勘違いされたりすることもありはしたが、終始軍師には好まれていたようである。ただし16章 荒れ果てた王都でのマリカとの支援会話ではやっかみを受け、ワープの杖によって追放処分を受けてしまう。
「つい熱くなってしまった・・・」
『緋閃 マリカ』
初対面で軍師ミノルを発狂させる程度の美貌を持つ彼女は、軍師ミノルの愛(ドーピングアイテム)を受けてすくすくと成長する。初めのうちは打たれ弱さが目立っていたものの。17章 決別の大河では迫り来るドルカス軍団を華麗に捌ききり、軍師ミノルから「マリカピンクで可愛いなぁ、エロイなぁ」という言葉を授かる。その後、ジストとの支援会話で軍師ミノルをやきもきさせたり、可愛いを連発させたりしたのは流石といったところだろうか。
ちなみに軍師ミノル初のペアエンドの片割れである。
その後もジスト傭兵団は、国や権力に囚われず自由に活動を続けた。マリカは、傭兵団の剣技指導役として活躍。自らの剣に磨きを掛けていった。やがて、自分を想うマリカの気持ちに気付くと、ジストは彼女の愛を受け入れたが、剣以外不器用な彼女は喜びつつも困ったようだ。
『光の聖王女ラーチェル』
4章 異形の者たちでの初登場で、即仲間になると見抜かれた彼女。しかし実際はなかなか仲間にならず、軍師ミノルから忘れ去られたかに思えたが、11章 這いうねる闇で仲間としてめでたく合流を果たす。ちなみにドズラは話されずに章を終えられたが、仲間になっていた。
仲間になってからの彼女は視聴者から百合疑惑などで騒がれるものの、軍師ミノルには好かれていたようだ。戦闘面でも貴重な回復役として立ち回り、その機動力と明るさで軍の志気をよく保っていた。後半での豹変っぷりから「ラーチェルキャラ変わった」という言葉を授かる。
終章ではレストモルダラトナのコンボの一役を担い、反撃の狼煙をあげた重要な人物である。
ロストン聖強国に戻り数年後、祖父の跡を継いで国の代表者となる。その後もあの性格は相変わらずで、私事でよく他国を訪れたという。
『気さくな盗賊コーマ』
3章 ボルゴ峠の山賊でエイリークの腕輪を盗み、そのまま傭兵団の一員として成り行きで旅を続けることになる。早くに幼馴染みを無くした彼は、鍵開けなどの地味な裏方仕事ばかりでなく、森コーマとして名を馳せた。その神憑り的な回避率と削り職人としての才覚を認められ、終始軍師をミノルを支えることになった。その特徴のある顔立ちや攻撃方法などによっていくつかの通り名が存在するが、アサシンへとCCしてからはあまり言われなくなったようである。「SUSHI! MUSASHI! うぉ、まぶしっ」
また、後述のモルダとの支援では場を和ませ大いに視聴者を楽しませた。
ルネス軍で密偵として働かないかと誘いを受けたが丁寧に断り、故郷に戻る。
その後、義賊として人々を影から支えるような生活を送った。
『秀麗の緑翼シレーネ』
もしかすると軍師ミノルの愛を影で受け続けていたのは、この方だったかもしれない。
初登場は17章 決別の大河。軍師ミノルは彼女の姿を見るなり「カワユス! ホイホイホイ、チャーハン? アン?」と叫び、その能力を度外視。トライアングルアタックの一角として重用した。しかしながら、軍師ミノルにとってはそのトライアングルアタックこそが重要であった様子。NGで彼女が落ちた時の悲痛な言葉は「トライアングルアタック出来ねぇじゃん…」であったのだから。
その後も、フレリア王国の天馬騎士団団長として活躍。空を駆けるその姿は美しく、彼女をモチーフとした絵や歌が一時期、国で流行したらしい。
『気丈な緑翼ヴァネッサ』
最初は「この天馬騎士の娘」と言われ、軍師ミノルに名前も覚えられていなかった彼女。しかし序章と外伝を除く全章を通じて戦に参加するなど、軍師ミノルの愛は変わらず注がれていたようである。後に彼女はヴァネッさんという愛称で呼ばれ、フィーリの加護を受け取ってからそれは彼女専用ともいえるアイテムとなった。序盤では視聴者から第一犠牲者としての有力候補、とまで言われた彼女だったが、その魔防と俊敏性を生かし終章まで前線で戦い続けたのである。ちなみにNGを含めると彼女は何度か死に瀕していることを記しておく。
その後も、フレリア王国天馬騎士団として、長きにわたり活躍する。毅然とした美しきその姿は、後続の騎士達の憧れとなった。
『心温かき神官モルダ』
俺らの嫁。軍師ミノル、聖魔の光石史上最も視聴者を騒がせた存在。といっても過言ではない。
彼は登場時こそ貴重な回復役として軍師ミノルに迎えられたが、5章 帝国の影でナターシャを迎えるにあたり軍師から解雇宣言を受けてしまう。「倉庫って顔してるじゃん」
さらには、ナターシャとヨシュアの支援会話では「他の者に真似できることじゃない」というヨシュアの台詞に対し、「モルダとかな」という痛烈な批評すらも浴びてしまったのだ。
さり気ない神成長を重ねながら臥薪嘗胆の日々を過ごしていたモルダだが、ナターシャが不慮の事故により戦場を去ると再び好機が巡ってくることになる。以降はその守備の高さと豊富な体力を買われ、頼れる回復役として仲間を支えた。10章 カルチノの内乱では本来ヴァネッサへ向けられたであろう矢を、身を挺して止める活躍を見せる。
視聴者からは「モルダは天馬のように美しい、ちょっと浮いてる、人気がありすぎた、脱がせたかった」などの喝采が飛んだ。
しかしその直後、11章 這いうねる闇でのラーチェル加入によって、再び軍師ミノルから「モルダバイバイ! バイバイモルダ」と告げられてしまう。ところがぎっちょん、彼は実力で戦場に立ち続ける。
その後のCCからは魔物特攻ということもあり、軍師ミノルからの厚い信頼を得て最終的には「モルダすげえ!」と賞賛されるまでに成長した。
戦いの後、フレリアに戻り以前と同様に王家に仕えた
やがてヘイデンの後を継いで王となったヒーニアスの、ご意見番的役目を果たしたようだ。
以上九名がマギ・ヴァル大陸における魔王と対した強者達である。彼らの他に様々な勇者達が軍師ミノルの采配によってよく働いたこと言うまでもない。その軍師はその後どうしたのかといえば。
それはまた、別のお話。
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最終更新:2025/12/11(木) 03:00
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