長崎電気軌道とは、長崎市内で路面電車路路線の営業をしている軌道事業者の名称である。。
正式名称は『長崎電気軌道株式会社』。通称は電鉄、長崎電鉄。鉄はどこからきた。
九州で唯一の私企業軌道事業者である(鹿児島は鹿児島市、熊本は熊本市と自治体が運営している)。
軌道の長さは11.5kmで停留所は39ヶ所。保有車両数は75両。
大人120円・子供60円
一日乗車券 大人500円・子供250円
料金はどこまで乗っても同じ。そして運賃は値上げした現在でも日本で最も安い。
2008年に「長崎スマートカード(販売額3000円)」というFeliCa式プリペイドカードが導入された。それに伴い回数券の販売は終了している。乗り換え時に乗り換え券が不要となっている。定期券も長崎スマートカード化されている。
モバイル一日乗車券は2013年に導入された、スマートフォンやタブレットを使った乗車券。「長電アプリ」が必要であるが、キャリア決算やクレジット決算で支払いができる。乗務員に画面を見せて利用する。当日しか使用できないため購入時には注意が必要。
大正4年11月 病院下~築町 営業開始
大正6年6月 大浦海岸通~出雲町 営業開始
昭和9年12月 馬町~蛍茶屋 営業開始
昭和20年8月 原爆投下 全線不通。16両焼失
昭和57年7月 長崎大水害 2日運休
平成元年3月 諏訪神社前~蛍茶屋間軌道移設・センターポール化長崎電気軌道株式会社 企業情報より一部編集し引用。
原爆投下では全線に渡り甚大な被害があったが(車両もだが、従業員に死傷者が多数出たことは言うまでもない)、わずか3ヶ月半という短期間で運行を再開し、長崎の復興に貢献した。
当時被災した車両の一部は現在に至るまで市民の足として活躍している。
1~5号系統が走っている。なお2号系統は深夜往復のみの運行となっている。
乗り継ぎは1⇔5のみ可能(1から3や4に乗り換えはできない。ただしこの乗り換えで桜町と公会堂前3番のりば以外全ての停留所に移動が可能。この2つの停留所に行きたい場合は3号系統を使うしかない)。
各系統と停車する停留所(電停)は以下の通り。
赤迫-末吉-昭和町通り-千歳町-若葉町-長崎大学前-岩屋橋-浦上車庫前-大橋-松山町-浜口町-大学病院前-浦上駅前-茂里町-銭座町-宝町-八千代町-長崎駅前-五島町-大波止-出島-築町-西浜町(1・5系のりば)-観光通り-思案橋-正覚寺下
赤迫-末吉-昭和町通り-千歳町-若葉町-長崎大学前-岩屋橋-浦上車庫前-大橋-松山町-浜口町-大学病院前-浦上駅前-茂里町-銭座町-宝町-八千代町-長崎駅前-桜町-公会堂前(3系のりば)-諏訪神社前-新大工町-新中川町-蛍茶屋
正覚寺下-思案橋-観光通り-西浜町(4・5系のりば)-賑橋-公会堂前(4・5系のりば)-諏訪神社前-新大工町-新中川町-蛍茶屋
石橋-大浦天主堂下-大浦海岸通り-市民病院前-築町-西浜町(1・5系のりば)-西浜町(4・5系のりば)-賑橋-公会堂前(4・5系のりば)-諏訪神社前-新大工町-新中川町-蛍茶屋
観光の際など乗り換えに不安がある場合は前述の長電アプリを使うと良い。
一日乗車券だけではなく観光ナビや路線図の情報も確認できる。歴史ある街を歴史ある車両で回って長崎市を楽しんで欲しい。
全国より車両を譲り受けた結果「動く電車博物館」と呼ばれている。
150形は1956年に箱根登山鉄道から譲り受けたものだが、2015年現在も動態保存されている(ただしイベント時など特別に運行されるため常時走っているわけではない)。
その他の車両についてはこちらを参照。
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最終更新:2025/12/11(木) 19:00
最終更新:2025/12/11(木) 18:00
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