震災復興開発記とは、ニンテンドーDS版ゲームソフト「A列車で行こうDS」をベースにした「脳内企業ドラマ(作者曰く)」である。なお、人物名、事象等はすべて作者の創作である。
三崎沖地震により壊滅状態の三崎市。この町を復興すべく乗り出した三崎電鉄社長の奮闘を描いた物語。
基本となるのはゲーム内のシナリオ「震災からの復興」。実際のゲーム画面を使った「開発パート」と、社長を中心とした人々のやりとりを追った「ドラマパート」からなる。この二つのパートは必ずしも別々に進行するわけではなく、開発パートで社長と業務部長が相談しながら物件を選定していく等の演出もある。
実機画面とエミュレーター画面のキャプチャーを用いた構成で見やすく編集してあり、人物の台詞は吹出し形式で画面下部に表示される。まるで本物のプレゼンテーションのような丁寧に作り込まれた解説があり、ゲームをプレイしたことがなくても楽しめる。
エコノミー回避画質でありながら精細で破綻のない映像。絶妙なタイミングで挿入されるBGM。小気味よいカメラワーク。新聞記事や工事風景等の多彩で上質なカットイン。ときに笑いを誘い、また感動を呼び起こす秀逸なストーリー等々、すべてが高次元で融合した傑作。動画の投稿間隔はかなり空くが「これだけの品質を維持しつつ続けていくためには必要な時間」だと納得できるほどの完成度である。
作者の手元には、もっと詳細な設定資料が存在するのは間違いないが、動画内で判明した範囲で記す。
三崎沖地震
三崎市周辺を襲った地震。地域に甚大な震災被害をもたらした。
マグニチュード 6.9 最大震度 7 倒壊建物 6871棟 死者 334名 行方不明者 6名 負傷者 8212名
地域被害総額 1兆9千億円
三崎市
震災前の人口は5万。市内に由府地区、鳥西地区、三崎地区、名屋地区、浦口地区がある。
地震による地盤沈下により至る所が水没。三崎地区は壊滅状態。三崎環状線の線路は分断された。
物語開始時は震災から半年後、仮設住宅の設置や倒壊建物、瓦礫の撤去がほぼ済んだだけの状態。
三崎電気鉄道株式会社
元々、三崎市を拠点に運営していた鉄道会社。代表路線は三崎環状線。
本社は三崎市三崎町8-9-10三崎電鉄ビル。社章にMRとあるので英語表記はおそらく「Misaki Railway」
震災後、三崎市で本格的に営業活動を再開した最初の企業。
社長
三崎電気鉄道株式会社代表取締役社長。
本作の主人公。まだ着任したばかりの新社長。だた椅子に座って判を押すだけでは気が済まない現場主義。自らが先頭に立って、次々と大胆な経営方針を打ち出し実行する。強力なリーダーシップに加え、批判的な意見にも真摯に耳を傾ける謙虚さを持ち合わせ、社員への気遣いも忘れない。まさに理想の社長。
他の人物と違い青いシルエットのみの登場。
水沢凉子 秘書
社長付きの秘書。社長のスケジュール管理から諸々の事務処理、雑務までこなす。若くて美人。
実質的な紅一点で視聴者からの人気も上々。彼女のいれるコーヒーが社長の疲れを癒す。
高田宗次 業務部長
主に子会社の運営を担当。駅周辺の再開発・発展、他企業の誘致に尽力。
土地・不動産売買で辣腕を振るい、社の財政改善に大きく貢献する。
金子吉成 経理部長
三崎電鉄の金庫番。社長の経営方針に財政面からのアドバイスをする。苦言を呈することも多々。
彼の不機嫌モード(ゴゴゴゴ・・・)には社長もたじたじである。
大村雄二 工務建設部長
建設工事から保線まで、工務全般を担当。見るからに「親方」や「現場監督」といったタイプで、会社のオフィスにいるのは性に合わないらしく、常に現場に出て指揮をとる。
職人気質の熱血漢で部下の信頼も厚い。震災時にある悲劇を経験している。
川越大吾 車両運行部長
元国鉄職員。ダイヤ編成や車両管理を担当。国鉄時代のかなり強力なコネクションを持っていて、それが社の厳しい懐事情の中での車両調達で生かされる。
大村部長とは長いつきあい。
嶋田譲司 市長
三崎市市長。政治家のテンプレートのような人物。許認可権を振りかざし無理難題を押しつける。
彼もシルエットのみの登場。
早瀬真奈美 証券社員
大日村証券法人営業部所属。とある出来事がきっかけで社長と知り合う。
当然、株式購入を勧めてくる。
動画制作に関する裏話が綴られている。次回動画の投稿時期もある程度知ることが出来るのでチェックしておこう。
脳内会社の喫煙所
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最終更新:2025/12/13(土) 22:00
最終更新:2025/12/13(土) 22:00
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