鬼丸国綱(刀剣乱舞)とは、PCブラウザゲームおよびスマホアプリゲーム『刀剣乱舞-ONLINE-』に登場するキャラクター(刀剣男士)である。
「……鬼丸国綱。天下五剣の一振りだ。
鬼を探して、あちこちを彷徨うはめになっている。
おれの主は、一体誰なんだろうな……」
種類:太刀
刀派:粟田口
天下五剣のひとつで、粟田口国綱作の太刀。
鬼を探し、主人を探し彷徨っていた霊剣。 夢の中でお告げをしたり、ひとりでに動いて物を切ったりと霊妙な物語を持つ。
目的以外に関わることを嫌うが、感情移入もしやすい。
声:森川智之 / 絵:Niθ
刀剣乱舞-ONLINE-五周年記念の特番でシルエットで告知され、 Pocket版四周年記念の期間限定鍛刀で実装された。2020年3月1日0:00~3月3日23:59までAll400で鍛刀可能だった。
天下五剣の実装は2016年8月16日の大典太光世以来となる。刀帳は大方の予想通り粟田口派の先頭の21番に収まり、参加ライターによるとキャラ設定の初稿は五年前からあって何度か改訂され現在に至ったという。[1]
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性格は無愛想で寡黙、抑揚のない重低音ボイスで威圧感がある。鬼を斬ることにアイデンティティを置き、それ以外には興味がないと宣い、戦場では修羅のような眼光を放つ鬼スレイヤー。
過去に不吉な刀として遠ざけられていたのを気にしてか、審神者に対しても突き放したり、遠ざけられると嫌われていると思って皮肉ったりする。しかし、就任1~5周年ボイスでは年を経るごとに声音が柔らかくなり、冗談?を言ったり5年目には鬼に言及せず普通に祝って審神者に驚かれたりとデレる兆候も。
審神者の元に鬼が来るのを夢で見て顕現したが、審神者を守るためではなく鬼が斬れるから来たようで、現時点では鬼の方に比重が向いている。極めたらそれがどう変わるのか、彼が夢で見た鬼とは一体…?
回想が8つもあり、解放前のタイトル画面では彼の姿はシルエットで隠されている。
また、内番・手合わせでは粟田口派と天下五剣に対して特殊台詞を発することが確認されている。
鎌倉時代初期、山城国(現在の京都)の刀工一派・粟田口六兄弟の末弟である国綱の作。
国綱は後鳥羽天皇の御番鍛冶であり、腕の良さから鎌倉にも招かれて鍛刀していたとされている。
藤四郎兄弟の刀工・粟田口吉光よりも数世代前の作となる。
「鬼丸」という号の由来は『太平記』に記載がある。
鎌倉幕府執権・北条時頼(時政との説もある)が毎夜毎夜、夢の中で小鬼に苦しめられていた。ある夜、夢の中に老翁が現れ、「自分は粟田口国綱の太刀の化身だ。ところが汚れた人の手に握られたために錆びてしまい鞘から抜け出せない。妖怪を退治したければ清浄な者によって早く自分の錆を拭い去ってくれ」と言って消え去った。
老翁の言う通り手入れして抜け身のまま寝床の側に立てかけておくと、この太刀が倒れかかって火鉢の台に施された細工の首を切り落とした。よく見るとその火鉢の足は銀で作られた鬼の形をしていた。以来、時頼の夢には小鬼が現れなくなり次第に体調が回復した。
その後、この太刀を「鬼丸」と命名し、北条高時(第14代執権)の代まで北条家の重宝とされた。
ちなみに、名字は同じ北条だが山姥切長義などの元主である後北条家とは別の家系であるため注意。
元弘の乱によって北条高時自刃の際に新田義貞の手に渡るも、新田義貞も後醍醐天皇に反旗を翻した足利尊氏と争うことになり、足利方の斯波高経によって討ち取られた際に鬼丸も高経に鹵獲された。
以後は足利将軍家の重宝として伝来。大典太光世・二ツ銘則宗と共に「室町の三太刀」と呼ばれる。
その後は足利義昭より織田信長を経て豊臣秀吉へ伝わったという説と、直接秀吉へ贈られた説がある。
いずれにせよ秀吉の手に渡ったが、秀吉は無類の日本刀好きであるのに、同じく天下五剣である童子切安綱と共に本阿弥光徳(日本刀の鑑定家)に預けてしまう。その理由は一説によると、歴代の所持家が戦いに破れて短命であるため、縁起の悪さを忌避したとも。
さらに、大坂の役の後に徳川家のものとなったが、徳川家康・徳川秀忠もそのまま本阿弥家に預けた。
その後、後水尾天皇に皇太子が誕生した節に御所に献上されたが、皇太子が崩御(急死)したため、「不吉な太刀」とされ再び本阿弥家に戻された。
江戸時代を通して京都の本阿弥家によって保管されていたが、徳川8代将軍徳川吉宗は本阿弥家に命じて江戸城に持参させたという記録がある。
吉宗の時代には本阿弥家に命じて編纂させた名刀の目録である『享保名物帳』にもその名がある。
明治まで至り、本阿弥家は徳川家からも皇室からも所有権について明示がされないことに困惑し、新政府に届け出る。すると、1881年(明治14年)に「後水尾天皇に献上されたものを徳川幕府を通じて本阿弥家に預けていたものである」として日本刀の保護に力を入れていた明治天皇が引き取る形となった。
現在は御物として皇室に所蔵される。
天下五剣のうち、鬼丸国綱だけは御物であるために国宝及び重要文化財としての文化財指定を受けていない。
鬼と主を探して彷徨っている設定は、歴代の主には大物が多いが家から遠ざけられ続けて主人らしい主人は少なかったからかもしれない。
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最終更新:2025/12/15(月) 03:00
最終更新:2025/12/15(月) 02:00
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